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W杯男子プラニツァ団体戦 ノルウェーが圧勝

作成: 24.03.2018 13:05 / sk
1
Norwegen
1620.2
2
Deutschland
1482.9
3
Slowenien
1474.5

ワールドカップ男子プラニツァ大会(スロベニア)で3月24日(土)、今シーズン最後の団体戦が行なわれ、ノルウェーチーム(ダニエル=アンドレ・タンデ、アンドレアス・スティエルネン、ロバート・ヨハンソン、ヨハン=アンドレ・フォアファング)が合計1,620.2ポイントで圧勝を収めた。2位はドイツ(マルクス・アイゼンビッヒラー、シュテファン・ライエ、アンドレアス・ヴェリンガー、リヒャルト・フライターク、計1,482.9ポイント)、3位はスロベニア(ドーメン・プレウツ、ロベルト・クラニエツ、アンツェ・セメニツ、ペーター・プレウツ、計1474.5ポイント)だった。

またもノルウェー勢が圧倒的すぎて他を寄せ付けず、試合の見どころは、もっぱら2位から4位争いとなった。
これでノルウェーは、ワールドカップ(W杯)団体戦で通算25勝目を挙げたことになり、スキーフライング団体戦で5連勝となっている。最近のW杯団体戦10試合で、ノルウェーは常に表彰台入りを果たしており、そのうち優勝が8回、2位に2回入っている。

ノルウェーチームのアンドレアス・スティエルネンは、「今日は本当に良いジャンプを収められたから、僕らにとって素晴らしい日になった。ノルウェーチームはプラニツァが大好き。長いシーズンだったから、明日で閉幕になるのは良いことだと今は思う。多くの試合で苦戦を強いられた。明日はとにかく楽しみたい」と話した。

スティエルネンは現在、スキーフライングW杯の個人総合成績で首位についており、3月25日(日)の最終戦の結果によってはフライングW杯総合優勝の小さいクリスタルトロフィーを手にすることができるかもしれない。

強いドイツ

ドイツチームは、今日の試合で終始、スロベニアとポーランドと共にスリリングな闘いを繰り広げ、最終的に2位入賞を果たした。ドイツは昨年の同大会団体戦でもノルウェーに続く2位に入っていた。

強豪ドイツチームの中でも、マルクス・アイゼンビッヒラーが2本とも良い飛翔を収めて目を引いた。
「試合での僕のジャンプは良かったと思うし、2位に入れて満足している。ノルウェー勢は今、本当に本当にうまく飛んでいるけれど、次のシーズンには僕らが彼らを負かすことができるかもしれない。プラニツァはいつ来ても素晴らしい。明日は良い天候条件に恵まれることを祈っている。どんな結果になるかはその時にならないと分からない」と、バイエルン出身のアイゼンビッヒラーは説明した。

ポーランドを抑えたスロベニア

劇的なフィニッシュで、スロベニアチームがポーランドを辛くも抑えて、3位の座を掴んだ。ポーランドは、カミル・シュトッホがまたも圧倒的なパフォーマンスを見せたものの、最終的にスロベニアに4点足らず表彰台を逃した。

スロベニアの中では、特にドーメン・プレウツとベテランのロベルト・クラニエツが、栄光への必要なポイントを稼いだ。
2012年ヴィケルスンでスキーフライング世界選手権の金メダリストとなったクラニエツは、「今日の結果に、ものすごく満足している。故郷の観客を前に飛ぶことができて、しかも表彰台に上がることができてとても嬉しい。今季の成績は悪かったけれど、ここプラニツァでの時間を満喫しているし、この地で良い飛翔を収めて今シーズンを終わらせることができて良かった」と喜びを伝えた。

 

カミル・シュトッホ、ピオトル・ジーラ、ダヴィド・クバツキー、シュテファン・フーラの4人で臨んだポーランドは、結局4位となった。

葛西紀明を擁する日本チームは、素晴らしいパフォーマンスを見せて5位についた。今日参戦した葛西紀明、小林潤志郎・陵侑兄弟、佐藤幸椰を含む日本チームは、次のシーズンに期待が持てそうだ。コーチの交代も日本チームに新しい風を運んできてくれるだろう。

オーストリアが6位、ロシアが7位、スイスが8位だった。
9位のアメリカ、10位のイタリアは、上位8カ国からなるファイナルラウンドに進めなかった。

全7本中5本が終わってフォアファングがリード

プラニツァ大会で得点対象となる全7本のジャンプの合計点で競われる「プラニツァ7(セブン)」では、引き続きヨハン=アンドレ・フォアファング(1,104.7ポイント)が首位、カミル・シュトッホ(1,082.6ポイント)が2位、ロバート・ヨハンソン(1,074.3ポイント)が3位となっている。
今季初めて開催された「プラニツァ7」の特典となる2万スイスフラン(約221万円)の賞金を誰が手にすることになるかは、日曜の最終戦まで分からない。

総合Vは決定、スキーフライングはまだ未定

W杯個人総合優勝は既にカミル・シュトッホに確定しているが、スキーフライングW杯は最終戦で決着がつく。
スキーフライングW杯総合の小さなクリスタルトロフィーをかけた総合成績では、現在ノルウェーのアンドレアス・スティエルネンが212ポイントで首位、同じくノルウェーのロバート・ヨハンソン(200ポイント)が2位、3位にポーランドのカミル・シュトッホ(150ポイント)が続いている。

今シーズンの最終戦は、3月25日(日)10:00(日本時間18:00)から開催される予定だ。
 

全リザルト(PDF)

プラニツァ7(PDF)

Stephan Leyhe, Markus Eisenbichler, Andreas Wellinger, Richard Freitag

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

Domen Prevc, Robert Kranjec, Peter Prevc, Anze Semenic