01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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3月22日(木)、ワールドカップ2017/18シーズンでは最後となる予選がスロベニア・プラニツァのフライングヒルで行なわれ、ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングが1位になった。
難しい風の条件となったヒルサイズ240mのレタウニツァ・フライングヒルで、トロムゾ出身のフォアファング(22歳)は、241mのジャンプを決めて243.4ポイントを獲得した。
ノルウェー勢と共に、スロベニアの選手も大きなジャンプ台を得意としていることで有名だが、今日それを証明したのはアンツェ・セメニツ(スロベニア)で、234mで235.3ポイントをマークして2位についた。
3位には、ポーランドのダヴィド・クバツキーが224.5m(227.7ポイント)で入った。
大健闘で上位に食い込んできたのは日本の小林陵侑で、229.5mの好ジャンプで4位となった。
ドイツチームの中でプラニツァの初日に納得の出来を見せたのは、特にリヒャルト・フライタークとシュテファン・ライエで、5位と6位に続いた。マルクス・アイゼンビッヒラーは、先週末のノルウェー・ヴィケルスン戦で既に好調さを見せていたが、今日の予選では12位につけた。
ポーランドのシュテファン・フーラが7位、今季のワールドカップ(W杯)総合優勝を既に決めているカミル・シュトッホは、強豪ポーランドチームの中で今日は3番手の8位だった。
ヴィケルスン戦でW杯初優勝を飾ったロバート・ヨハンソン(ノルウェー)は、今日は最上位とはいかず、9位だった。
今日のハイライトを見せたのはオーストリアのグレゴア・シュリレンツァウアーだった。シュリレンツァウアーは、かなり良い風の条件に恵まれて、同胞のシュテファン・クラフトが持つ世界記録253.5mまで大ジャンプを伸ばしたが、着地の際に雪に手をついてしまった。そのため最長不倒とはならず、プラニツァのヒルレコードは引き続き、昨年カミル・シュトッホが立てた251.5mのままとなった。シュリレンツァウアーは予選10位となった。
開催国スロベニアの2人、ユーリ・テペシュとロベルト・クラニエツにとっては、かなり苦戦を強いられた今シーズンだったが、最後にきてこのプラニツァのフライングヒルを大得意としていることを示すことができた。テペシュが16位、クラニエツが21位で、問題なく個人戦への予選を通過した。
風の条件が簡単とは言えなかった今日の予選で、スキーフライングを得意とする多くの選手にとっても上位につくのは至難の技だった。シュテファン・クラフト(オーストリア)が22位、シモン・アマン(スイス)が23位、スキーフライングW杯首位につけているアンドレアス・スティエルネン(ノルウェー)はスロベニアのペーター・プレウツに続く26位だった。
もっと悲惨だったのは今季スキーフライング世界選手権金メダリストとなったダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)で、今日は41位で上位40人が進める本戦への出場を果たせなかった。タンデは現在スキーフライングW杯3位につけており、総合優勝も狙えたが、これでその希望もついえてしまった。
同じく、ピオトル・ジーラ(ポーランド)、マッケンジー・ボイド=クローズ(カナダ)、ドーメン・プレウツ(スロベニア)、アンドレアス・ヴェリンガー(独)も予選敗退となった。
日本チームからは、4位の小林陵侑の他、小林潤志郎が11位、佐藤幸椰が24位、葛西紀明が30位、竹内択が39位で、全員が23日(金)に行なわれる本戦進出を決めた。
プラニツァでの今週末最初の試合は3月23日(金)、トライアルが14:00(日本時間22:00)から、個人本戦が15:00(日本時間23:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。