01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
全リザルト » |
平昌五輪団体戦で金メダルを獲ったノルウェーが、先週末のラハティ戦での3位から、再び頂点に戻ってきた。3月10日(土)、ワールドカップ男子オスロ大会(ノルウェー)で団体戦が行なわれ、ノルウェーがダニエル=アンドレ・タンデ、アンドレアス・スティエルネン、ヨハン=アンドレ・フォアファング、ロバート・ヨハンソンのチーム編成で計1,098.7を獲得して鮮やかな勝利を挙げた。2位のポーランドに約60点もの差をつけての優勝だった。3位を巡る熾烈な闘いでは、オーストリアが0.4点の僅差でドイツを抑えた。
土曜の団体戦では、手に汗握る展開は3位争奪戦においてだけだった。開催国ノルウェーの強さは今回のオスロ戦では圧倒的すぎた。平昌五輪団体戦にも同じ顔ぶれだったノルウェーの4人は、全員が自己最高の成績を示すことができ、このような時のノルウェー勢は向かう所敵なしだ。最終的にノルウェーは計1,098.7ポイントで、2位のポーランド(1,039.8ポイント)に約60点もの水をあけた。
ポーランドは、マチェイ・コット、シュテファン・フーラ、ダヴィド・クバツキー、そして今日も強かったカミル・シュトッホのチーム編成で好成績を収めて、3位のオーストリアに約30点もの差をつけた。とは言えシュトッホ達でもノルウェーには太刀打ちできなかった。
ロバート・ヨハンソンは、「今日は僕達チーム全員の素晴らしい見せ場となった。全員が本当に良いジャンプができて、そうなると当然楽しさも格別。ここホルメンコーレンで自国の観客を前に優勝できるのは特別なこと」と喜びを伝えた。
カミル・シュトッホは、「今日は朝からかなりの頭痛に襲われていたけど、今はまた良くなった。自分のジャンプも良かったし、仲間も上手く飛んでいた。この様なチームに属することができて素晴らしいこと。今日はワールドカップ(W杯)団体戦で20回目の表彰台を達成して、歴史の1ページに刻まれた。願わくば、この先もまだまだ新しい章が付け加えられることになって欲しい」と語った。
オーストリアは大きな闘争心を持って3位争奪を果たした。最後はドイツにわずか0.4点差だった。ヘッドコーチのハインツ・クッティンが率いるオーストリアチームは、グレゴア・シュリレンツァウアー、クレメンス・アイグナー、ミヒャエル・ハイボック、シュテファン・クラフトの4人で臨み、計1,010.2ポイントを獲得した。
グレゴア・シュリレンツァウアーは、「今シーズンはずっと楽だったとはとても言えない状況だった。だけど、とにかく精一杯頑張ったことの方がずっと大切。その点では、今日僕達はチームとして良い方向に進むことができた。この道は前に続いている」と、試合後のインタビューで話した。
ヘッドコーチのハインツ・クッティンは、「この幸運のために厳しい鍛錬を積んできた。チームがどんどんまとまってきて、新しい勢いがついてくるのが分かる。今日達成できたことは僕らチーム全体にとって素晴らしいこと。でもノルウェーが今立っているところを見ると、まだまだ改善の余地があることがはっきりしている」と説明した。
ドイツは、カール・ガイガー、マルクス・アイゼンビッヒラー、リヒャルト・フライターク、アンドレアス・ヴェリンガーの4人で臨み、1,009.8ポイントを獲得して4位だった。ドイツチームが4位となったのには、最終的にヘッドコーチのヴェルナー・シュスターがリヒャルト・フライタークの2本目でゲートを1つ下げる決断をしたことが決定的だったと言える。フライタークは2本目で125mと伸び切らず、ボーナスポイントを稼ぐには足りなかった。
日本チームは、2.1点差でスロベニアを抑え、5位に入った。
スイスは健闘の7位、ロシアチームは2試合連続でトップ8が進めるファイナルラウンド出場を果たした。
「RAW AIRノルウェートーナメント」総合では、得点対象になるジャンプ3本目が終わった現時点で、カミル・シュトッホとノルウェー勢の闘いとなりそうな様相を呈している。
シュトッホが428.8ポイントで首位、2位はロバート・ヨハンソン(421.3ポイント)、3位がヨハン=アンドレ・フォアファング(408ポイント)、4位もアンドレアス・スティエルネン(404.7ポイント)と2位から4位までノルウェー勢が続いている。ドイツチームは、アンドレアス・ヴェリンガーが6位でトップ、リヒャルト・フライタークが8位に続いている。
3月11日(日)にはRAW AIRの枠内で行なわれる全16本のジャンプのうち4本目と5本目となる、オスロ・ホルメンコーレンでの第2試合目、個人戦が行なわれる。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。