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スキージャンプW杯ラハティ大会:注目データ

作成: 28.02.2018 19:02 / sk

 

ジンクスを破りたい金メダリスト

先日の韓国・平昌冬季オリンピックの個人戦で、ドイツのアンドレアス・ヴェリンガー(ノーマルヒル戦)とポーランドのカミル・シュトッホ(ラージヒル戦)がそれぞれ金メダルを獲得した。これまでに、五輪の直後に行なわれたワールドカップ(W杯)でオリンピック金メダリストが優勝したことはほとんどない。1998年以来、オリンピックの金メダリストがその直後のW杯で優勝したのは2010年のシモン・アマン(スイス)だけだ。

 

カミル・シュトッホは、今冬既にW杯5勝を挙げている。

アンドレアス・ヴェリンガーは今季、1度だけ表彰台の最上段に上がった。ドイツの選手は合計4勝を挙げている(フライタークが3勝、ヴェリンガーが1勝)。ドイツチームがこれより多く勝ったシーズンは、11勝を挙げた2014/15シーズンだけである。

 

カミル・シュトッホが今度のラハティ大会で、もう1勝を挙げることができれば、W杯ラージヒル戦で25勝以上を達成する5人目のジャンパーとなる。これまでにそれを果たしているのは、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア、36勝)、ヤンネ・アホネン(フィンランド、31勝)、アダム・マリシュ(ポーランド、31勝)、マッチ・ニッカネン(フィンランド、25勝)の4人だ。

 

アンドレアス・ヴェリンガーがラハティでトップ3に入れば、W杯で25回目の表彰台入りを果たす6人目のドイツ人ジャンパーとなる。

 

優勝候補のノルウェー勢

最近のW杯4戦のうち、3戦でノルウェーが勝利を飾った。アンドレアス・スティエルネン(バート・ミッテルンドルフ戦)、ダニエル=アンドレ・タンデ(ヴィリンゲン戦)、そしてヨハン=アンドレ・フォアファング(ヴィリンゲン戦)の3人だ。
しかし、ラハティ戦ではノルウェー人選手の功績はそれほどではない。これまでにラハティで優勝したのは、ビョルン・アイナー・ルメレン(2004年)とオレ・ブレムセット(1982年に2勝)だけだ。

もしかしたら、平昌五輪の全3種目でメダル(銅メダル2冠と団体戦の金)を取ったノルウェーのロバート・ヨハンソンが、ラハティでW杯初優勝を祝うことになるかも知れない。

 

もちろん今回の団体戦でも、オリンピック団体戦で金メダルに輝いたノルウェーチームは優勝候補と見て良いだろう。ヘッドコーチのアレクサンダー・シュトックル率いるノルウェーチームは、今季始まってからの団体戦4試合で連勝を飾り、五輪の直前のザコパネ戦ではポーランドとドイツに続く3位となった。

 

ポーランドチームがザコパネ戦に引き続き団体戦優勝を祝うことができれば、初めての2連勝となる。
これまでにポーランドはW杯団体戦で3勝を挙げており、もう1勝を決めれば勝数ランキングで日本に並ぶことになる。

 

最近でドイツチームがW杯で優勝したのは2017年1月のザコパネ戦で、それ以降行なわれた団体戦8試合で勝利を挙げていない。これ以上のスランプは2010年から2012年の間の12試合で1勝もできなかった時だけだ。

 
沢山の勝者

この冬、W杯で勝利を挙げたのは合計10人もの選手達だ。昨シーズンは9人の勝者を出した。
今シーズン中、カミル・シュトッホ(4勝)、リヒャルト・フライターク(3勝)の2人以外は1勝しかしていない。

 

最近行なわれたラハティでのW杯2試合ではオーストリアのミヒャエル・ハイボックが勝利を挙げた。今週末の大会でこの連勝を伸ばせれば、ラハティで3勝以上を果たす4人目のジャンパーとなる。これまでには、マッチ・ニッカネン(8勝)、アンドレアス・フェルダー(オーストリア、4勝)、アダム・マリシュ(3勝)がそれを遂げている。

ハイボックがラハティで優勝することができれば、それは同時にオーストリアにとって今シーズン初のW杯優勝を意味する。これまでにオーストリアチームがW杯個人戦で1勝も挙げられなかったのは1988/89と2000/01の2シーズンだけである。

団体戦でもオーストリアは最近あまり良い成績を残していない。2014/15以来、1度だけしか優勝していない(2017年3月11日のオスロ戦)。

 

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