01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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第66回スキージャンプ週間で、リヒャルト・フライターク(独)は夢のような素晴らしいスタートを切った。ドイツ、オーバーストドルフで12月29日(金)、スキージャンプ週間開幕戦のための予選が行なわれ、フライタークが日本の小林潤志郎を2位に、オーストリアのシュテファン・クラフトを3位に、しっかり抑えて1位についた。これで、ドイツが16年ぶりにジャンプ週間総合優勝を狙えるかもしれないという期待がいやが上にも高まった。
第66回ジャンプ週間幕開けにあたり、リヒャルト・フライタークは人生最高の好調子を見せており、予選で彼が飛ぶ時に天候が悪くて長く待たされたのも障害にはならなかったようだ。
フライタークは、130.5mのジャンプを飛び、今日の最高ポイントである148.1点を獲得した。
フライタークは、「僕は状況にうまく合わせることができる。それができるということが、自分でも利点だと思っている。今日の結果で前向きな感触をつかむことができた。トレーニングで良いジャンプを決められたというのが自分にとって大事だった。今回の予選は判断材料にするには風が強すぎたと思う。ジャンプを終えた時に喜べるっていうのは本当に楽しい。応援してくれている人達も頑張ってくれてるのが嬉しい。とにかく常に一歩ずつ先に進んでいかなくてはいけない。明日は良い気分でジャンプ台に来て、そして良いジャンプを見せられるようにしたい」と、多くのマスコミを前にして話した。
2位は、引き続きかなり好調なジャンプを見せている日本の小林潤志郎だった。
ドイツの2番手となったカール・ガイガーも目を見張るジャンプを収め、4位に入った。その上、シュテファン・ライエが8位、マルクス・アイゼンビッヒラーが10位、アンドレアス・ヴェリンガーが14位、ダヴィド・シーゲルが16位、ピウス・パシュケが30位に入り、ドイツチームは優秀な成績を収めた。
フライタークのミスを望むクラフト
オーストリアのシュテファン・クラフトも予選で納得のジャンプを見せた。
クラフトは、「3位という結果にとにかく満足している。ジャンプごとに良くなっているから、今日という日にとても満足している。リヒャルト・フライタークはものすごく調子が良い。今日はすごく難しかったのに、それでもあれだけ伸ばした。勝つチャンスを得るには、フライタークにミスしてもらうのを望まなくてはかも」と、話した。
今日の最長ジャンプはノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングが出した。22歳のフォアファングは、有利な風を受け140mまで伸ばし、5位についた。同じくノルウェーのロバート・ヨハンソンとダニエル=アンドレ・タンデも15位と20位で、土曜の開幕戦に堂々の参戦を決めた。
この予選でポーランド勢のトップだったのはダヴィド・クバツキーで、6位だった。チームメイトのカミル・シュトッホは、最近の好成績から総合優勝の候補と見られているが、その期待に応えるためには試合ではもっと頑張らなくてはだ。タイトル保持者のシュトッホだが、今日は同胞のマチェイ・コットに続く28位に終わった。
今季初めてジャンプ週間に参加することになった若手選手にとっては、上々の一日となった。スロベニアのティミ・ザイツ(19位)とジガ・イエラー(26位)、フランスのジョナタン・リーロイド(33位)、そしてフィンランドのエートゥ・ノウシアイネン(36位)は予選を通過し、30日(土)の本戦でジャンプ週間デビューを飾ることになる。
それに対し、ヤクブ・ヴォルニ(ポーランド)、デニス・コルニロフ(露)、ディミトリ・ヴァシリエフ(露)、そしてユーリ・テペシュ(スロベニア)などは、トップ50入りを果たせなかった。ジャンプ週間に参加する初のトルコ人選手、ファティ=アルダ・イプシオグルも予選敗退となった。
1本目でベテラン対若手の対決
今日の結果を受けて決められるノックアウト方式の対戦相手だが、いくつか興味深い組み合わせができた。
マヌエル・フェットナー(オーストリア)はカミル・シュトッホ(ポーランド)と対戦し、ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)はチームメイトのアンドレアス・スティエルネンと対決しなくてはならない。
17歳のティミ・ザイツ(スロベニア)は45歳の葛西紀明と一騎打ちとなる。そして、シモン・アマンとグレゴア・デシュヴァンデンはスイス人同士の闘いとなる。
12月30日(土)15:00(日本時間23:00)にはトライアルラウンドが行なわれ、そして16:30(日本時間 翌0:30)から第66回スキージャンプ週間の開幕戦が開催される予定である。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。