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W杯エンゲルベルク大会:注目データ

作成: 13.12.2017 23:07 / sk

 

例年通り、クリスマス前最後の週末はスイス・エンゲルベルクでワールドカップ(W杯)男子のスキージャンプ大会が開催される。そしてこの大会は、年末に始まるスキージャンプ週間のゲネプロともとらえられる。

昨年は16歳のドーメン・プレウツ(スロベニア)が大注目株だったが、今年はリヒャルト・フライタークやアンドレアス・ヴェリンガーを擁するドイツチームの活躍が話題となっている。


オーストリアが得意とするエンゲルベルク戦
当スイス大会は、統計的に見ても面白い。例えば、オーストリアがW杯エンゲルベルク戦で17勝目を挙げられるのだろうか。どの国も、オーストリアの16勝という勝数には及ばない。
去年の当大会で優勝したのはミヒャエル・ハイボック(オーストリア)とドーメン・プレウツ(スロベニア)だった。そのためドーメン・プレウツは、ジャンプ週間にかなりの期待を背負って参戦したが、最終的には厳しい結果に終わった。


地元で優勝を飾りたいスイス
これまでにスイスで開催されたW杯で優勝することができたスイス人選手は3人いる。
シモン・アマンはエンゲルベルク戦で2008年と2009年(2勝)に優勝、同じくエンゲルベルク戦でアンドレアス・キュッテルが2007年に勝利、そして1980年まで遡ってハンスヨーク・スミがグシュタード戦で優勝した。
そもそもスキージャンプW杯でスイス人が最後に優勝したのもちょっと前のことだ。

最近の優勝は2014年11月フィンランド・ルカ戦でシモン・アマンが2勝を挙げた時である。
エンゲルベルク戦の勝数では、シモン・アマンが3勝(2008年と2009年)で3番目に多く、それよりも好成績を収めているのは、5勝のヤンネ・アホネン(フィンランド)と4勝のグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)だけだ。


もっと伸ばしていきたいドイツ
ドイツはここ3試合の個人戦で優勝している。ニジニ・タギル(露)とティティゼー=ノイシュタット(独)でリヒャルト・フライタークが優勝し、ニジニ・タギルのもう1戦ではアンドレアス・ヴェリンガーが優勝した。


記録を狙うフライターク
今シーズンに入って飛ばしているリヒャルト・フライタークは、今回のエンゲルベルク戦でもう1勝を挙げれば、自己最高のシーズン3勝を祝うことになる。
フライタークは、2012/2013シーズン(オーバーストドルフ戦、ラハティ戦)と2014/2015シーズン(エンゲルベルク戦、インスブルック戦)にそれぞれ2勝を収めた。

現在、W杯個人総合得点でリヒャルト・フライタークが370ポイントで首位についており、続く2位もドイツのアンドレアス・ヴェリンガー(319ポイント)、そして3位にはノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデが入っている。


2017年表彰台数の王座はクラフトかヴェリンガーか
先週のティティゼー=ノイシュタット戦ではアンドレアス・ヴェリンガーが2位で、2017年の表彰台数を15回にまで上げた。これでヴェリンガーとシュテファン・クラフト(オーストリア)は同数となった。
2017年に入ってからクラフトは、優勝7回、2位3回、3位5回という成績を収めている。
ヴェリンガーは優勝2回、2位9回、3位4回だった。


初の個人戦優勝を決めたいノルウェー
ダニエル=アンドレ・タンデやヨハン=アンドレ・フォアファングを代表とするノルウェーチームは、この冬最高のチームとなっている。
今シーズンに入って開催された団体戦の全3試合でノルウェーチームが優勝したが、個人戦での優勝はまだない。
最後にノルウェーの選手が個人戦優勝を見せたのは、1月4日のインスブルックでタンデが勝った時だ。

 

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