01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
全リザルト » |
ワールドカップ男子プラニツァ大会(スロベニア)で、3月25日(土)に2016/17シーズン最後の団体戦が行なわれ、ノルウェーがロバート・ヨハンソン、ヨハン=アンドレ・フォアファング、アンダース・ファンネメル、アンダース・スティエルネンのチーム編成で臨み、1,551.6ポイントを獲得して優勝した。2位はドイツ(1,502.6ポイント)、3位はポーランド(1,493.8ポイント)だった。2万5千人の観客が集まった今日、ポーランドのカミル・シュトッホが驚異的な251.5mまで伸ばし、新ヒルレコードを立てた。
スキージャンプ2016/17シーズンの最後から2番目の試合は信じられない程の大スペクタクルになった。晴れ渡り夏のような陽気の中、スロベニア・プラニツァでの一日はトライアルラウンドから壮観な幕開けとなった。ヒルサイズ225のレタウニツァ・フライングヒルで、ロバート・ヨハンソン(ノルウェー)が250mの新ヒルレコードを立てた。そのわずか数分後にはマルクス・アイゼンビッヒラーが248mまで伸ばし、ドイツの最長飛距離記録を樹立した。しかし、これで最長ジャンプ争いが終わったわけではなかった。
その後、シュテファン・クラフト(オーストリア)が本戦のファイナルラウンドで251mまで伸ばし新記録を更新、その直後に飛んだカミル・シュトッホ(ポーランド)が251.5mで、更に記録を塗り替えた。
しかし、素晴らしい団結力を見せたノルウェーチームにかなうものはいなかった。
ヨハンソンは、「僕達にとって今日は素晴らしい日となった。今日という日は、試技の250mで絶好のスタートとなって、本戦でのジャンプも本当にうまく決まった。今日は僕達チーム全員が一致団結することができたから、最終的に優勝することができた」と話した。
ドイツチームは、マルクス・アイゼンビッヒラー、リヒャルト・フライターク、カール・ガイガー、アンドレアス・ヴェリンガーの4人で臨み、スキーフライング団体戦で2012年以来の最高成績となる2位入賞を遂げた。
ヘッドコーチのヴェルナー・シュスターも満足そうで、「ここ数年、上位から遠のいていたから、表彰台入りができて素晴らしい」と話した。ドイツチームの中では、記録を立てたアイゼンビッヒラーとアンドレアス・ヴェリンガーに並んで、特にカール・ガイガーが納得のできを見せた。先週末のノルウェー・ヴィケルスン団体戦では残念な結果を出したガイガーだったが、今日は243.5mと231mの大飛翔で素晴らしい挽回を見せた。
ガイガーは、「今日これ程まで飛距離を伸ばせるとは正直思っていなかった。自分でもびっくりしている。僕にとってもチーム全体にとっても素晴らしい日になった」と、試合後のインタビューに答えた。
3位に入ったポーランドチームは、ピオトル・ジーラ、ダヴィド・クバツキー、マチェイ・コット、カミル・シュトッホの4人で参戦した。シュトッホがまたも見事なパフォーマンスを見せてチームをリードした。最後のジャンプではシュトッホが251.5mまで伸し、新ヒルレコードを樹立して締めくくった。
ピオトル・ジーラは、「僕達はシーズンを通してかなり良い成績を出して頑張ってきた。今シーズンの良い流れを僕達は本当に嬉しく思っているし、満足している」と、3位入賞を喜んだ。
団体戦を終えた時点で、ポーランドがネーションズカップ(国別総合得点)で5,727点をマークして首位についている。2位のオーストリアが最終戦で逆転することも論理的にはまだ可能だが、現実的ではなくなった。
今日の団体戦4位はオーストリア、開催国スロベニアが5位、6位には日本チームが入った。
アメリカチームは、ケヴィン・ビックナーがリードして、2回目に進めるトップ8に入り、7位となって100ポイント加算することができた。アメリカ男子チームにとって大きな成功となった。
8位はチェコチームだった。
イタリア、スイス、フィンランド、そしてロシアは、ファイナルラウンド進出を逃した。
今シーズン最後の試合となる、3月26日(日)のスキーフライング個人戦は、トライアルラウンドが9:00(日本時間16:00)から、本戦は10:00(日本時間17:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。