01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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ワールドカップ男子プラニツァ大会(スロベニア)の注目データを以下にまとめた:
団体戦
初の国別優勝も目前のポーランド
• シーズンファイナルを前にして、ネーションズカップ(国別総合得点)でポーランドが5,316ポイントで首位についている。2位がオーストリア(5,053ポイント)、3位がドイツ(4,847)となっている。
• ポーランドが勝てば、初めてのネーションズカップ優勝となる。
• これまでのポーランドの最高記録は2011年の3位だった。それ以降の5シーズンは4位、5位、6位のどれかに入っていた。
• ポーランドが勝てば、ネーションズカップで優勝する6国目となる。これまで優勝したことがある国は、オーストリア(18回)、フィンランド(7回)、ノルウェー(7回)、日本(3回)、ドイツ(2回)の5カ国だ。
• ポーランドは1月初頭のインスブルック戦から国別得点で首位についている。
頂点に返り咲きたいオーストリア
• オーストリアはネーションズカップで18勝を挙げている。その後に続いているのは7勝のフィンランドとノルウェーだ。
• オーストリアは最近の2シーズンでネーションズカップ優勝を逃している。2015年はドイツ、2016年はノルウェーが優勝した。
• オーストリアはネーションズカップで33回表彰台入りを遂げており最高記録を保持している。続くノルウェーは25回、フィンランドは24回となっている。
3回目の国別総合Vを狙うドイツ
• ドイツが今回勝てば、3度目のネーションズカップ優勝となる。これまでにドイツは、2002年と2015年に国別総合1位になった。
•もしドイツが3勝目を果たせば、日本の記録に並ぶことになる。それより多く優勝している国は、オーストリア(18勝)、ノルウェー(7勝)、フィンランド(7勝)だけだ。
• これまでにドイツ(東西ドイツを含む)は、12回表彰台入りしている。1位が2回、2位が4回、3位6回だった。
記録的団体戦
• 最近の団体戦4試合で、それぞれ4つの違ったチームが優勝している:ドイツ(1月のザコパネ戦)、ポーランド(1月のヴィリンゲン戦)、オーストリア(3月のオスロ戦)、ノルウェー(3月のヴィケルスン戦)。
• これまでに、団体戦連続5試合で、それぞれ違った5カ国が優勝したということは皆無だ。
• ノルウェーは2016年2〜3月以来、初めて団体戦で2連勝を遂げるチームとなれるかもしれない。当時もノルウェーがクオピオ戦とプラニッツァ戦で連勝した。
• ノルウェー(1位17回、2位19回、3位13回、計49回)は、オーストリア(1位28回、2位21回、3位19回、計68回)に続いて、50回目の表彰台入りを果たす2番目の国になれるかもしれない。
個人戦
総合優勝を巡るクラフトとシュトッホの闘い
• 今シーズンの個人戦も残すところあと2試合となった今、ワールドカップ(W杯)個人総合成績で首位のシュテファン・クラフト(オーストリア、1,465ポイント)は、2位のカミル・シュトッホ(ポーランド、1,434ポイント)に31点差となっている。
• 総合3位についているダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー、1,181ポイント)は、クラフトに284点差で、この差はもう取り戻せない。
• シュトッホ(プラニッツァのスキーフライング戦に18回参戦)は、これまでに当地で1回優勝している(2011年)。
プラニッツァでのクラフト(7回参戦)の最高記録は、2015年の3位である。
• 最近のW杯個人戦6試合のうち、クラフト(3勝)とシュトッホ(2勝)が合わせて5勝している。この二人は今季最初の10試合では合わせても2勝しかしていない(各1勝)。
クラフト、初の総合優勝となるか
• シュテファン・クラフト(オーストリア)は、初めてのW杯総合優勝を狙っている。
• クラフトのこれまでの最高成績は2015年の3位だった。当時の1位はセヴェリン・フロインド(独)、2位はペーター・プレウツ(スロベニア)だった。昨シーズン、クラフトは6位だった。
• 最近で、オーストリアの選手がW杯総合優勝を祝ったのは2013年のグレゴア・シュリレンツァウアーである。
• クラフトが勝てば、総合優勝を果たす7人目のオーストリア人となる。これまでに総合優勝を飾ったオーストリア人は、アンドレアス・ゴルドベルガー(総合3勝)、シュリレンツァウアー(2勝)、アルミン・コーグラー(2勝)、トーマス・モルゲンシュテルン(2勝)、アンドレアス・フェルダー(1勝)、フバート・ノイパー(1勝)の6人だ。
• これまでにオーストリア人で総合優勝したことがあるのは6人で、合計11勝となっており、両方とも最高記録である。続くフィンランドは4人のジャンパーで合計8勝を挙げた。
• クラフトは今シーズン、W杯6勝を挙げた。それより多く勝っているのはカミル・シュトッホ(7勝)だけだ。この冬、クラフトは表彰台に15回(1位6回、2位3回、3位6回)上がっており、一番成功しているジャンパーと言える。シュトッホは12回(1位7回、2位3回、3位2回)表彰台入りを果たした。
• クラフトは3試合前(オスロ戦)からW杯総合首位についている。クラフトは、その前に10試合連続でその座を守っていたシュトッホから首位の座を奪った。
シュトッホは最年長W杯総合優勝となるか
• 今回もしカミル・シュトッホがW杯総合優勝を果たせば、2回目の総合Vとなる。シュトッホは2014年に総合優勝を遂げた。
• シュトッホは、2013年には1位のグレゴア・シュリレンツァウアー、2位のアンダース・バルダル(ノルウェー)に続く3位で表彰台に上がった。最近の2シーズンでは2015年が9位、2016年が22位だった。
• シュトッホがW杯総合優勝することになれば、最年長記録を樹立する。シュトッホは最終試合が予定されている3月26日(日)の時点で29歳305日となる。これまでの最年長W杯総合優勝記録は2012年のアンダース・バルダルで、彼は当時29歳207日だった。
• ポーランドのスキージャンパーの中で、総合優勝を果たしたのはシュトッホとアダム・マリシュ(総合4勝)の二人だけである。
• シュトッホは2014年にW杯総合優勝を果たし、2013年には総合3位となった。このランキングでシュトッホが2位になったことは無い。
ペーター・プレウツ、4度目のスキーフライング総合優勝にあわい期待
• ペーター・プレウツ(スロベニア)は最近の3シーズン連続でスキーフライングW杯の総合優勝を飾っており、もう1勝できれば、4勝を遂げる初めてのジャンパーとなれる。
• プレウツは現在3勝で、グレゴア・シュリレンツァウアーと同数となっている。シュリレンツァウアーは2009年、2011年、2013年にスキーフライングで総合優勝を果たした。
• あと2試合を残すところとなった現在、プレウツ(130ポイント)は4位につけている。1位がクラフト(245ポイント)、2位はカミル・シュトッホ(189ポイント)、3位がアンドレアス・ヴェリンガー(173ポイント)となっている。
• クラフト、シュトッホ、ヴェリンガーにとっては、初めてのスキーフライングW杯総合優勝を飾ることになるかもしれない。
• これまでのクラフトの最高成績は2015年と2016年の7位、シュトッホは2012年の6位、ヴェリンガーの自己ベストは2014年の13位となっている。
• クラフトが総合優勝を決めることができれば、オーストリア人として4番目の快挙となる。これまでにこのタイトルを獲得することができたオーストリア人は、シュリレンツァウアー、アンドレアス・ゴルドベルガー、ヴェルナー・ラートマイアーの3人である。
ヴェリンガーなら、マーティン・シュミットとスヴェン・ハンナヴァルトに続く、ドイツ3人目の快挙、シュトッホならポーランド人として初めての快挙となる。
• ペーター・プレウツは最近のW杯スキーフライング8試合のうち、4勝しているが、最近の3試合では優勝していない。
• 今シーズン中のW杯スキーフライング戦では、シュテファン・クラフトが2勝、カミル・シュトッホが1勝している。