01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
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2月3日(金)の晩、ワールドカップ男子オーバーストドルフ大会(独)第1戦の予選が、改修されたヒルサイズ225のフライングヒルで行なわれ、ペーター・プレウツ(スロベニア)が1位になった。この予選に集まった5千8百人の観客は、プレウツの221.5m(203.7ポイント)の快ジャンプを目の当たりにすることができた。これでプレウツはとうとう世界のトップに戻ってきたと言えるだろう。
プレウツに続き2位と3位に入ったのは、ロシアのディミートリ・ヴァシリエフ(215m、196.6ポイント)と、ノルウェーのロバート・ヨハンソン(213.5m、190.9ポイント)だった。
オーバーストドルフの初日、トップ10に入ったのは、ダヴィド・クバツキー(ポーランド、4位)、ユーリ・テペシュ(スロベニア、5位)、葛西紀明(6位)、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア、7位)、イエフゲニー・クリモフ(露、8位)イェルネイ・ダムヤン(スロベニア、9位)、デニス・コルニロフ(露)だった。
この予選の結果を見ると、スキーフライングを得意とする名選手に加え、予想外にも3人のロシア人選手が入っている。ロシアチームが現在見せている強さには目を見張るものがある。イエフゲニー・クリモフは今季初頭から安定した好成績を出しており、ロシアチームにとって、もの凄い牽引力となっている。
今大会に唯一フィンランドチームから選抜されているベテランのヤンネ・アホネンは、今回の予選で13位に入り、好調なところを見せた。アメリカの二人、ケヴィン・ビックナーとウィル・ローズも健闘の16位と18位に入った。
2月2日(木)の夜に、新しくなったフライングヒルで初めての公式ジャンプを披露した地元のカール・ガイガーは14位で、問題なく本戦出場を決めた。
予選敗退となった選手の中には、オーストリアの若手二人、フィリップ・アッシェンヴァルトとクレメンス・アイグナー、そしてチェコのルーカス・フラヴァがいた。
予選上位3位の選手の他にも、ヴィリンゲン戦の勝者であるアンドレアス・ヴェリンガー(独)、オーストリアのシュテファン・クラフト、そしてスロベニアのドーメン・プレウツが、土曜に行なわれる本戦の優勝候補と目されるジャンプを見せた。
特にシュテファン・クラフトは、公式トレーニングの時点で既に今日の見せ場を作った。クラフトは今日の最長飛距離である229mのスーパージャンプを決め、その後の予選は飛ばなかった。
クラフトに並んで、プレウツ三兄弟の末弟であるドーメンも205mと221mを飛んで輝かしい印象を与えた後、クラフト同様予選が免除されていることもあり、今日の3本目のジャンプは飛ばなかった。
オーバーストドルフ・スキーフライング大会初日を終え、新しくなったハイニ=クロプファー・ジャンプ台がうまく機能するということ、それもかなり良い具合だということがはっきりした。最初の練習日と予選を終えて、選手たちからも、この千2百万ユーロを投じて近代化されたフライングヒルへ、同様のフィードバックを得ている。
オーバーストドルフ第1戦は、2月4日(土)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。