01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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ワールドカップ男子ヴィスワ(ポーランド)大会の注目データを以下にまとめた。
ジャンプ週間での成功を次につなげたいシュトッホ
> カミル・シュトッホ(ポーランド)は2016/17年のスキージャンプ週間総合王者となった。彼はオーバーストドルフ戦とガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で2位、インスブルック戦で4位、ビショフスホーフェンでの最終戦で優勝した。
> アダム・マリシュ(2000/01)が果たして以来、二人目のポーランド人としてジャンプ週間総合優勝を達成した。
> 昨シーズンは、ジャンプ週間総合王者となったペーター・プレウツ(スロベニア)が、ジャンプ週間後最初の試合、ワールドカップ(W杯)ヴィリンゲン・ラージヒル戦で優勝した。
> シュトッホは今シーズンのこれまででW杯2勝を挙げている(2016年12月11日のリレハンメル戦とジャンプ週間枠内のビショフスホーフェン戦)。
> シュトッホは今季5試合で表彰台に上がっており、その数はダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)、ドーメン・プレウツ(スロベニア)、シュテファン・クラフト(オーストリア)の3人と一緒だ。
> W杯個人総合成績で、首位ドーメン・プレウツ(646ポイント)、2位のタンデ(637ポイント)に続き、3位にシュトッホ(633ポイント)が続いている。
> シュトッホはこれまでのW杯ヴィスワ戦全4試合に参戦している。当地でのシュトッホの最高成績は、2013/14の2位だ(当時優勝したのはドイツのアンドレアス・ヴェリンガー)。
> シュトッホはポーランドで行われたW杯の試合で3勝しているが、それは全てザコパネ戦(2011、2012、2015年)だった。ポーランドの試合でシュトッホより勝数を多く挙げているのは、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア、5勝)とアダム・マリシュ(ポーランド、4勝)の二人だけだ。
ジャンプ週間前の調子を取り戻したいドーメン
> W杯個人総合成績で、現在ドーメン・プレウツ(646ポイント)が首位についており、2位のダニエル=アンドレ・タンデ(637ポイント)が9点差で迫っている。
> ドーメン・プレウツは今季既に4勝を挙げているが、ジャンプ週間中は一回も表彰台入りを果たせなかった。ジャンプ週間中の最高成績はビショフスホーフェン戦での4位だった。ドーメンはジャンプ週間で最終的に総合9位となった。
> ドーメンは、18歳の誕生日の前にW杯個人戦で5勝以上を挙げる4人目のジャンパーとなれるかもしれない。これまでにそれを果たしているのはプリモジュ・ペテルカ(スロベニア、8勝)、トニ・ニエミネン(フィンランド、8勝)、グレゴア・シュリレンツァウアー(6勝)の3人だ。
> スロベニアのスキージャンパーの中で、ドーメン・プレウツ(4勝)よりもっと多くW杯優勝を遂げているのはペーター・プレウツ(21勝)、プリモジュ・ペテルカ(15勝)、ロベルト・クラニエツ(7勝)の3人だけだ。
> ドーメンの兄、ペーター・プレウツは、現在W杯通算21勝となっているが、初優勝は21歳の時だった。
シュリレンツァウアー、W杯復帰
> グレゴア・シュリレンツァウアーはヴィスワ戦でW杯にカムバックを果たす。
> シュリレンツァウアーが最後に参戦したのは2016年1月3日のインスブルック戦で、その時は33位だった。
> シュリレンツァウアーはW杯53勝とういう最多優勝記録を保持している。
> シュリレンツァウアーが最後に表彰台入りしたのは、2014年12月13日のニジニ・タギル戦(2位)だった。最後に優勝を飾ったのはその一週間前の12月6日に行われたリレハンメル戦だった。
> シュリレンツァウアーはポーランドでのW杯で5勝(全てザコパネ戦)を挙げており、これも最多優勝記録となっている。彼のヴィスワ大会での最高成績は2014年の8位だ。
ヴィスワで複数回優勝した選手は皆無
> ヴィスワでW杯の試合が開催されるのは今季で5季連続となっているが、土日で行われるのは今回が初めてだ。前季は2試合が予定されていたが、2試合目は強風のため中止を余儀なくされた。
> これまでの4シーズンは、1年に1試合のみが行われており、それぞれ違う4人の選手が優勝している。2013年にアンダース・ヴァルダル(ノルウェー)、2014年にアンドレアス・ヴェリンガー(独)、2015年にはシュテファン・クラフト(オーストリア)、2016年はロマン・コウデルカ(チェコ)が優勝した。
> これまでにヴィスワ戦で複数回表彰台入りを果たした選手は皆無だ。
> 昨シーズン、2016年3月4日のヴィスワ戦ではコウデルカが優勝し、2位がケネス・ガグネス(ノルウェー)、3位が葛西紀明だった。
> その時以来コウデルカはW杯表彰台入りしていない。今季のコウデルカの最高成績は、ルカ戦とガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦での17位という成績だ。
> 葛西紀明(44歳)にとっても、同じく昨季のヴィスワでの3位が今のところ最後の表彰台入りとなっている。ヴィスワ戦3位を果たした時に葛西は43歳272日で、自身が立てたW杯表彰台の最年長記録をさらに更新した。
他の注目ジャンパー
> ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)は、今季ジャンプ週間の3試合が終わった時点で総合首位についていた。しかしビショフスホーフェン(オーストリア)で行われた最終戦では26位で、総合3位にまで落ちてしまった。
> タンデはガルミッシュ戦とインスブルック戦で優勝した。ノルウェーの選手で最後に1シーズン中に2勝以上を挙げたのは2012/13のアンダース・ヤコブセン(3勝)だ。当時ヤコブセンもジャンプ週間で2勝(オーバーストドルフとガルミッシュ戦で優勝)したが総合優勝は逃した。2012/13の3勝目はポーランド(2013年1月12日ザコパネ戦)で果たした。
> ピオトル・ジーラ(ポーランド)は今季ジャンプ週間で総合2位となり、ポーランド史上初のジャンプ週間総合1・2位独占だった。
> ジーラはW杯通算1勝(2013年3月17日のオスロ戦)を挙げた。当時、ジーラはグレゴア・シュリレンツァウアーと同点優勝だった。
> ポーランドで行われたW杯でのジーラの最高成績は、2013年1月のヴィスワ戦でとった6位だ。
> シュテファン・クラフト(オーストリア)はW杯通算5勝のうち2勝をポーランドで挙げている(2015年1月のヴィスワ戦と2016年1月のザコパネ戦)。
> ドイツチームの中で、唯一今シーズン優勝を飾った選手はセヴェリン・フロインド(独、2016年11月26日のルカ戦)だ。ドイツが1勝しか上げられなかった最近のシーズンは2011/12だった。
> フロインドがもう1勝すれば、W杯通算勝数ランキングで23勝のシモン・アマンとトーマス・モルゲンシュテルン(オーストリア)に並ぶ8位になれる。
> ヴァンサン・デスコンブ=セボア(仏)は、1月15日の時点で33歳6日になる。もし彼がヴィスワで表彰台を挙げるとすれば、2番目に年長でW杯初表彰台を達成することになる。チェコのヤーン・マトゥラが2013年1月19日に32歳356日の時に札幌大会で優勝し、初表彰台を達成した時が最年長記録となっている。
> 最後にフランスのスキージャンパーがW杯表彰台入りを果たしたのは、2009年12月のリレハンメル戦でエマヌエル・チェダルが3位に入賞した時だ。
> ビショフスホーフェン戦で2位だったミヒャエル・ハイボック(オーストリア)は、2016年2月以来初めて2試合連続で表彰台に上がれるかもしれない。その当時は4試合連続で表彰台入りした。