01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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1月3日(火)、第65回スキージャンプ週間第3戦の予選がインスブルック(オーストリア)で行われ、シュテファン・クラフトが1位になった。インスブルックのベルクイーゼル・ジャンプ台で、クラフトは134.5m(142.1ポイント)のジャンプで予選1位の賞金となる2千ユーロ(約24万円)を手にした。2位と3位は共にポーランドのマチェイ・コット(132m、139.5ポイント)とピオトル・ジーラ(130m、137.7ポイント)だった。
クラフトは、「今日のジャンプは本当にうまく決まった。明日の本戦でやるべきことははっきりしている」と、今日の好成績を出した後、4日(水)の本戦への自信を示した。
現在ジャンプ週間総合トップについているカミル・シュトッホは、コットやジーラと同じくポーランドチームだが、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦の時と同様に予選は飛ばなかった。予選を棄権したために、シュトッホはノックアウト方式の本戦1本目ではシュテファン・クラフトと対戦することになる。しかし、二人とも絶好調の今、どちらが負けてもラッキールーザーのルールで、上位30人が進めるファイナルに参戦することになるだろう。
上位三つ巴の戦い
明るい日差しのさす中で、インスブルックの観客は、クラフトやコットとジーラなどのポーランド勢の他に、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦の勝者ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)やマルクス・アイゼンビッヒラー(独)の好ジャンプを目の当たりにし、見事な予選を楽しむことができた。今季のジャンプ週間総合優勝は、現在上位に立つシュトッホ、クラフト、タンデの三人の戦いになりそうだ。
恐ろしい強さのオーストリア
強豪ポーランドだけでなく、オーストリア勢も再度強さを見せた。予選1位となったクラフト以外でも、ミヒャエル・ハイボックが4位、マヌエル・フェットナーが7位に入り、ヘッドコーチのハインツ・クッティンが率いるオーストリアチームから3人がトップ10入りした。それに加えて、更に7人が予選を通過し、合計10人のオーストリア人ジャンパーがベルクイーゼルに集まった観衆を沸かせることになる。
コンスタントに上位につくアイゼンビッヒラー
またもドイツ勢トップだったのはマルクス・アイゼンビッヒラーだ。バイエルン出身のアイゼンビッヒラーは、ジャンプ週間総合成績で、現在大健闘の4位についている。インスブルックの予選では6位で、明日の本戦でも表彰台争いに加わってくるだろう。アイゼンビッヒラーの他にも、ドイツチームの全選手が本戦出場を決めた。 アンドレアス・ヴェリンガーが9位、シュテファン・ライエが12位、リヒャルト・フライタークが25位、カール・ガイガーが41位で予選をクリアした。ヘッドコーチ、ヴェルナー・シュースターの心配の種は引き続きセヴェリン・フロインドで、予選ではがっかりの47位だった。それでも本戦進出を辛くも決めた。
フランスのヴァンサン・デスコンブ=セボアは最近ではトップ10の常連となりつつある。今日の予選では8位で、現在の好調をまたも裏付けた。しかし、フランス勢の喜びも、チームメイトのロナン・ラミー=シャプイの失格で色あせたものになってしまった。ラミー=シャプイはスーツが規格外と判断されて失格となった。
ツェネ・プレウツは10位で、今回もプレウツ3兄弟のトップで、同時にスロベニア勢のトップでもあった。前年のインスブルック戦勝者であるペーター・プレウツは14位、現在ワールドカップ個人総合成績トップのドーメン・プレウツは18位で、3兄弟ともトップ20に入った。
・ノックアウト方式のファーストラウンド:日本人選手の対戦相手
葛西紀明(予選24位)対 ロバート・ヨハンソン(ノルウェー、27位)
伊東大貴(33位)対 ドーメン・プレウツ(スロベニア、18位)
竹内択(45位) 対 マルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ、6位)
ジャンプ週間第3戦となるインスブルック本戦は1月4日(水)14:00(日本時間22:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。