01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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12月3日(土)にドイツ、クリンゲンタールで行われたワールドカップ(W杯)団体戦で、ポーランドのスキージャンプチームが、カミル・シュトッホ、ダヴィド・クバツキー、ピオトル・ジーラ、マチェイ・コットの編成でW杯史上初の団体戦優勝をポーランドにもたらした。ポーランドチームの中でも特に好調だったのは、ソチ五輪金メダル2冠のカミル・シュトッホと、この夏のグランプリ覇者であるマチェイ・コットだった。
2位はドイツチーム、3位はオーストリアチームだった。
最終的にポーランドチームは1128.7ポイントを集め、2位のドイツチーム(987.1ポイント)に40点以上の明確な差をつけた。
ドイツのリヒャルト・フライタークは、「今日のポーランド勢は恐ろしいほど強かった。だから2位でも嬉しい」と、ポーランドチームの素晴らしい成績を心から認めた。
カミル・シュトッホは、「素晴らしい気分。僕らのチームにとって最高の瞬間。夏の間に僕達は大きな進歩をとげることができた。今のところ、ただただ良い気分で、調子も良いし、僕のジャンプも高いレベルで安定している。この夏中、僕らはとても頑張ってきて、その中で助走ポジションに変更を加えた。今これでまたスキージャンプをちゃんと楽しむことができる。新しいコーチは色んなことを変えたけれど、細かいことについてはここで話したくはない。それは僕達の秘密だからね」と、試合後に上機嫌で答えてくれた。
優勝はできなかったものの、ドイツチームは強さを見せた。チーム内で一番強かったのは、少し予想外ながらマルクス・アイゼンビッヒラーで、137.5mと136mのジャンプで彼のグループでは、はっきりとリードしていた。アンドレアス・ヴェリンガー、セヴェリン・フロインド、リヒャルト・フライタークの3人も手堅いジャンプを見せて、合計1087.2ポイントで2位に入賞した。
「個人的にはこの試合はとても良かった。ここでの最高のジャンプを今日の試合で決めることができた。特に最後のジャンプは本当にうまくいった。(新しい)ポーランドのコーチであるシュテファン・ホルンガッハーのことは良く知っている。僕も彼の元で飛んでいたことがあるからね。彼はとても良いコーチだし、ポーランドチームのことをかなりうまく変えてきた。これまでだってポーランドチームは強かったのに。でも、ポーランド勢が強ければ、今日見られたような凄い試合になるから、僕らにとっても良いこと。かなり難しいことだとは思うけれど、明日(12月4日)の個人戦では上位6位までには入りたい」と、フライタークは話した。
ハインツ・クッティン率いるオーストリアチームは、合計1086.3ポイントでわずか0.9点差で2位を逃した。再び往時の強さを取り戻しつつあるアンドレアス・コフラーが好成績で、チームの屋台骨を支えた。
「もう僕は長いこと表彰台に立っていなかったから、今日ここで表彰台に上がれてとても嬉しい。今日の試合ではドイツと僕らとの差は本当に僅差だった。次は僕らの側に運がついてくれるかもしれない。それを抜きにしても、今日はジャンプするのがものすごく楽しかった。もう一度団体戦に選抜されるという目標は達成した。僕個人としては、これからもうまくやっていけるようにと思っている。特にスキージャンプ週間とフィンランドでの世界選手権を楽しみにしている」と、コフラーは語った。
3位に大きく水をあけられ4位についたのは、未だこのフォクトランド・アリーナに手こずっている様子のノルウェーチームだった。1024.2ポイントで3位のオーストリアにさえ60点以上の差をつけられてしまった。ロバート・ヨハンソン、アンダース・スティエルネン、ヨハン=アンドレ・フォアファング、ダニエル=アンドレ・タンデの4人は、表彰台争いに食い込んでくることはできなかった。
高い期待が持たれていたスロベニアチームにとって、注目の若手ドーメン・プレウツが見せた抜きん出た145m(今日の最長飛距離)のジャンプだけでは足りなかった。最終的にゴラン・ヤヌス率いるスロベニアチームは5位だった。
6位がチェコ、7位が日本、8位はスイスだった。