01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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11月26日にフィンランド、ルカで行われた今季ワールドカップ(W杯)第2戦で、セヴェリン・フロインド(独)が鮮やかに優勝を決めた。前日に行われた開幕戦で既に2位入賞を果たした28歳のフロインドは、当試合で146mと138m(計290.6ポイント)を出し、2位のダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)に11.6点もの差をつけW杯通算22勝目を挙げた。
3位はオーストリアのマヌエル・フェットナーで、自己最高成績となった(2010年にも独、オーバーストドルフで3位入賞)。
今大会の成功でセヴェリン・フロインドは、W杯個人総合成績で最高200ポイントのうちの180ポイントを獲得し堂々のトップとなっている。
フロインドはヒルサイズ142のクーサモ・ジャンプ台での膨大な経験を存分に生かし、勝つべくして勝った。「とても満足している。こうなるとは全く予想もしていなかったから、その分余計に嬉しい。今日は1本目で本当に良い条件にあたったから、正しいジャンプを正しいタイミングで飛ぶことができた。他の多くのジャンプ台では通用しないような攻撃的なジャンプを決めることができた。今シーズンは始まったばかりだけど、もう一度勝利を挙げるという自分の目標を達成できた。これからは試合ごとに更に良くなっていけるようにしたい」とフロインドは競技を終えた後に話した。
ノルウェーのタンデ8位から2位にジャンプアップ!
ダニエル=アンドレ・タンデは2本目で素晴らしいジャンプを139mまで伸ばし、1本目の8位から2位まで追い上げた。「1本目を飛んだ後で、表彰台はもう無理だと思った。1本目は2本目と比べ物にならないぐらい良くなかった。このジャンプ台は飛ぶのが難しいけど、それでもすごく飛距離を伸ばせるから気に入っている。ここに来たのは2回目だけど、今日の成績を出せて本当に嬉しい」とはタンデの談だ。
ノルウェーのタンデ8位から2位にジャンプアップ!
ダニエル=アンドレ・タンデは2本目で素晴らしいジャンプを139mまで伸ばし、1本目の8位から2位まで追い上げた。「1本目を飛んだ後で、表彰台はもう無理だと思った。1本目は2本目と比べ物にならないぐらい良くなかった。このジャンプ台は飛ぶのが難しいけど、それでもすごく飛距離を伸ばせるから気に入っている。ここに来たのは2回目だけど、今日の成績を出せて本当に嬉しい」とはタンデの談だ。
強い!オーストリア勢
今日一番強かったチームと言えば、オーストリアだった。マヌエル・フェットナーに続き、シュテファン・クラフト(4位)、アンドレアス・コフラー(6位)、ミヒャエル・ハイボック(10位)の4人がトップ10に入った。
「自分のジャンプと成績にとても満足している。僕はこれまで本当に何度もクーサモに来ているけれど、今週末はその中でも一番天候条件が良かった。昨日は無風だったし、今日もクーサモにしては全然風が吹いていないと感じる程度だった」、と好ジャンプを見せた後のフェットナーは冗談交じりに答えた。
ドイツチームでは、カール・ガイガーが9位に入賞し、再び好成績を出した。マルクス・アイゼンビッヒラーが15位、リヒャルト・フライタークが16位、シュテファン・ライエが19位、アンドレアス・ヴェリンガーが20位で、手堅いチーム成績を挙げた。翌週末に次の大会が行われるドイツ、クリンゲンタールのファンとしては、好調なドイツチームに期待が高まる。
トップ成績を逃したプレウツ兄弟とポーランド勢
昨日ほどの調子が出なかったのは、スロベニアのペーターとドーメンのプレウツ兄弟だ。昨日の試合で転倒し左太ももに大きな打撲を受けた兄ペーターは今日は7位だった。昨日優勝を果たした弟ドーメン(17歳)は13位だった。
新コーチ、シュテファン・ホルンガッハー率いるポーランドチームは、今日はトップ成績は出せないまま終わった。マチェイ・コットが8位、ピオトル・ジーラは11位、ダヴィド・クバツキーは14位で、昨日の転倒でハンディを負ったカミル・シュトッホはそれでも健闘し22位に入り、この冬のポーランドチームは侮れないものがある。
自己最高成績のデスコンブ=セボア
このルカ大会で大きな成功を遂げたのは、フランスのヴァンサン・デスコンブ=セボアだった。前日に行われた第1戦で10位に入り既に目を引いており、その成績で今日の試合は予選免除になっていた。今日のデスコンブ=セボアは更なる大快挙で5位に入賞した。W杯個人総合成績では9位についている。アラボンヌー(素晴らしい)!
主催者にも賞賛を
セヴェリン・フロインドやプレウツ兄弟の他に、ルカ大会の主催者も今週末の勝者と言えるだろう。新しいインラントラックと巨大な防風ネットへの投資は最初の大会で既に元が取れた。この様子でいくと、クーサモのルカトゥントゥリ・ジャンプ台は今後もFIS(国際スキー連盟)ワールドカップ・カレンダーのレギュラーにとどまるだろう。
総合成績トップはフロインドとドイツチーム
W杯個人成績では、2試合を終えた時点でセヴェリン・フロインド(独、180ポイント)が首位につき、ドーメン・プレウツ(スロベニア、120ポイント)、マヌエル・フェットナー(オーストリア、110ポイント)が続いている。
2試合を終えた今、ネーショウンズカップ(国別総合成績)ではドイツが376ポイントでリード、2位オーストリア(311ポイント)、3位スロベニア(225ポイント)となっている。