01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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11月24日にフィンランド、ルカで行われたスキージャンプ・ワールドカップ2016/17シーズン最初の予選で、ポーランドのマチェイ・コットが1位になった。コットは141.5mのジャンプ(149.3ポイント)で、この夏グランプリで見せた勢いをスムーズに冬季につなげることができた。コットに続きダヴィド・クバツキー(138m、147.3ポイント)が2位に入り、ヘッドコーチのステファン・ホルンガッハー率いるポーランドチームがワンツートップを決めた。オーストリアのマヌエル・フェットナーは139.5m、144.3ポイントで3位に入った。
好調のポーランド、ドイツ勢は全員予選通過
氷点下4度の気温の中、良好な風の条件のもとでポーランドチームは強さを見せつけた。コットとクバツキーに続き、カミル・シュトッホが5位、クレメンス・ムランカも13位と上位につけた。
ドイツチームも好調な滑り出しだ。ドイツのトップだったのは7位のマルクス・アイゼンビッヒラーで、その他もカール・ガイガーが9位、アンドレアス・ヴェリンガーが20位、シュテファン・ライエが25位、ダヴィット・ジーゲルが34位で本戦出場を確実にした。セヴェリン・フロインドとリヒャルト・フライタークは既に本戦出場が決まっていた。
スロベニアの若手、ドーメン・プレウツも強さを印象づけた。スーパースター、ペーター・プレウツの弟ドーメンは予選で4位につけた。ドーメン・プレウツは今日のパフォーマンスを終え、ルカ本戦で表彰台を挙げる候補者として大きな期待がかかってきた。
既に本戦出場を決めていたペーター・プレウツは手堅いジャンプを見せたものの、昨シーズンのような絶好調ではまだ無いようだ。
フィンランド、6人が予選敗退
厳しい滑り出しになったのはフィンランドチームだ。予選に参加した8選手のうちたった2人だけが本戦進出を決めた。23位だったベテランのヤンネ・アホネンと30位のラウリ・アシカイネンだけが金曜の第1戦に参戦することになった。 他の6人のフィンランド選手は敗退した。
本戦出場を既に決めている選手の中では、ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデとチェコのロマン・コウデルカが最高のジャンプを見せた。二人とも金土で行われる2試合の優勝候補とみられている。
「やっと」強さを見せたポーランド
夏に新任したヘッドコーチ、オーストリア出身のシュテファン・ホルンガッハーが率いるポーランドチームは、ルカ・クーサモ(フィンランド)で行われるワールドカップ開幕戦で、夏からの好成績をつなげていけるかもしれない。
以上が、今まさに始まったばかりの今季のワールドカップシーズン、初めての予選の様子だ。ポーランドはここ数年来、夏は好調さを見せつつも、冬の始まりには明らかに他に遅れをとっていたものだが、今回はマチェイ・コットやカミル・シュトッホなどが上位につけてきている。この冬最初の予選が終わったばかりだが、今回のワールドカップシーズンで、ポーランドチームが面白い活躍を見せてくれそうなのは、はっきりしただろう。
ルカで行われる全2試合のうちの第1戦は、11月15日17:00(日本時間 翌1:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。