01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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ワールドカップ男子オスロ大会で2月6日(土)に団体戦が行われ、スロベニアチームが優勝した。
スロベニアは、ロベルト・クラニエツ、ユーリ・テペシュ、ドメン・プレウツ、ペーター・プレウツのチーム編成で、合計977.7ポイントを獲得し、開催国ノルウェーを2位に抑えた。3位は日本チームが手に入れた。
濃い霧のオスロで、プレウツ兄弟が足並みを揃えて、二人共126.0mと130.0mの同距離を出しスロベニアチームを圧勝へと導いた。
ロベルト・クラニエツもファイナルで飛距離を127.0mまで伸ばし納得のできだった。ユーリ・テペシュは、クルムでのスキーフライング世界選手権団体戦ではまだ不調でスロベニアがメダルを逃した一因になってしまっていたが、今回は最長で126.0mまで伸ばし好成績となった。
ファイナルで追い上げ
それに対し、スキーフライング世界選手権団体戦で王者となったノルウェーチームは期待に添いきれず、1本目で唯一120mラインを越えられたのは125.0mを飛んだダニエル=アンドレ・タンデだけで、既に勝利から遠のいてしまった。ファイナルラウンドでは目に見えて良くなり、タンデとケネス・ガグネスがそれぞれ130.0mまで伸ばしたが、ヨハン=アンドレ・タンデが119.5mと120.5mで調子が出なかったこともあり、最終的に945.3ポイントで2位に終わった。
強敵のスキを狙った日本
日本チームは、伊東大貴、作山憲斗、竹内択、葛西紀明の編成で3位入賞を喜んだ。
中でも際立っていたのは、125.0mを出した伊東と、124.5mの葛西だった。竹内と作山は特に安定性に秀でており、日本チームは合計927.2ポイントを獲得した。
その12.2点差で、全体的にあまり良くなかったドイツチームが4位についた。セヴェリン・フロインドは2本目でやっとドイツ勢最長の128.0mを見せた。カール・ガイガーはファイナルで122.5mを出し、アンドレアス・ヴェリンガーも2本とも121.5mを出してほぼ期待通りだったが、リヒャルト・フライタークは118.0mと116.0mで、最終的に表彰台には足りなかった。
僅差でドイツに越されたオーストリア
それでも、ドイツチームは最大のライバルであるオーストリアにはなんとか勝つことができた。
シュテファン・クラフトは127.0mと129.5mで、2本ともオーストリア最長のジャンプを飛び、ミヒャエル・ハイボックも126.0mと127.5mの好ジャンプを見せた。マヌエル・ポッピンガーはまずまずの成績を出したが、アンドレアス・コフラーは期待はずれで、合計910.8ポイントで5位だった。
ポーランドチームは、特にアンジェイ・ステカラがファイナルで129.5mを飛び、7日(日)にホルメンコーレン・ジャンプ台で行われる個人戦での活躍に期待がかかる。ダヴィド・クバツキーも2本目で125.0mを出して少し自信をつけた。それに対し、これまで一番安定していて前日に行われた個人戦予選でもトップだったステファン・フーラと、冬季五輪金メダル2冠のカミル・シュトッホは120.0m以下のジャンプに終わった。最後は895.6ポイントで6位だった。
不調のチェコ
チェコチームはもう少し好成績を狙っていたはずだ。しかし、ロマン・コウデルカが2本目で出した123.5mがチェコ勢4人の最長ジャンプだった。チェストミール・コジセク、ヤン・マトゥラ、ヤクブ・ヤンダの3人は119.5mより上は出せなかった。そのため最終的に828.0ポイントしか集められず、7位となった。
ロシアは、イエフゲニー・クリモフ、デニス・コルニロフ、イルミア・ハゼトディノフ、ヴラディミール・ボヤリンチェフのチーム編成で、757.9ポイントを獲得し8位で、少なくともファイナルラウンド出場を果たし、国別対抗成績の数ポイントを加算することができた。
失意のスイス
何も取れなかったのはシモン・アマン、グレゴア・デシュヴァンデン、キリアン・パイアー、ルカ・エグロフで臨んだスイスチームで、第1ラウンドだけで試合が終わってしまった。
W杯オスロ大会は、2月7日(日)14:15(日本時間22:15)からホルメンコーレン・ジャンプ台で行われる個人戦へと続く。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。