01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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ワールドカップ女子オーバーストドルフ大会(ドイツ)第1戦が1月30日(土)に行われ、高梨沙羅が優勝し、ワールドカップ6連勝を祝った。
高梨は、104.0mと107.0mで、2本連続でヒルレコードを更新して、合計278.5ポイントを獲得し、前年の勝者であるダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)とエマ・クリネッチ(スロベニア)を抑え、圧倒的な勝利を収めた。
高梨は、「秘密なんて一つもない。でも今日は自分のジャンプを満喫することができた。バッケンレコードとなったのには驚いた。あれは、ここでの自己最高のジャンプだった。明日も同じようにできるように頑張りたい」とインタビューに答えた。
イラシュコ=シュトルツは97.5mと100.0mの飛距離を出したが、高梨には26.8点も及ばなかった。
イラシュコ=シュトルツは、「もう少しだけ感覚で足りないところがある。まだ理解しきれていないこともあるし、それにスピードも遅すぎる。まだ完璧に納得しているわけではないけど、その点についてこれからも取り組んでいくつもり」と話した。
接戦の表彰台争い
もっと僅差だったのは2位争いだ。スロベニアのエマ・クリネッチは96.5mと100.5mのジャンプで計250.2ポイントをマークし、イラシュコ=シュトルツにわずか1.5点差だった。
クリネッチは、「トライアルラウンドの後に自分のジャンプをもう一度分析して、改善すべき点を調べた。それは自分でも、もっとうまくできると信じていたから」と語った。
先週末の蔵王大会ではチームメイトのクリネッチと一緒に表彰台に立ったマヤ・ヴティッチは、92.5mと 99.5m、246.5ポイントで惜しくも3位入賞を逃した。
好調のオーストリア女子
ジャックリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)は97.0mと96.0m、242.0ポイントで5位、同胞のキヤラ・ホルツルも234.3ポイントで7位に入った。
その間の6位に241.6ポイントのイリーナ・アヴァクモヴァ(露)が入った。
アメリカのニタ・イングルンドは231.3ポイントで大健闘の8位入賞を喜んだ。ウルサ・ボガタイは230.2ポイントで9位に入り、スロベニアの好成績に仕上げをかけた。
伊藤有希(217.6ポイント)が10位、勢藤優花が11位に入り、日本女子チームにとって有意義なアルゴイ地方の午後になった。
逆に「ホームゲーム」で残念な結果となったのはドイツジャンパー達だ。
ライシュがドイツトップ
ドイツ勢トップだったのは、この大会でワールドカップ(W杯)デビューを飾った16歳のアグネス・ライシュで、スペラ・ロゲリ(スロベニア)に続く13位だった。
ユリアーネ・サイファートは、エヴァ・ロガー(スロベニア)とソフィア・チコノヴァ(露)に続く16位に甘んじた。その上、世界選手権の女王であるカリーナ・フォクトは28位に終わった。
ジュリア・クレア(仏)とエレーナ・ルンガルディア(伊)はもう少し良い結果を出し、17位と18位についた。カナダのテイラー・ヘンリッチは23位だった。
ポーランドのキンガ・ライダは30位に入り自己初のW杯ポイントを獲得した。
W杯女子オーバーストドルフ大会の第2戦は、1月31日(日)15:30(日本時間23:30)から開催される予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパで、日本からの時差はマイナス8時間です。