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W杯札幌大会第1戦 スロベニアが表彰台独占

作成: 30.01.2016 11:09 / sk

ワールドカップ男子札幌大会第1戦が1月30日(土)に行われ、スロベニア勢が上位3位を独占した。ペーター・プレウツは131.5mと136.5mで計299.0ポイントを獲得し、弟のドメン・プレウツを2位、ロベルト・クラニエツを3位に抑えた。
スロベニアは既に2年前の札幌大会でも、イェルネイ・ダムヤン、ペーター・プレウツ、ロベルト・クラニエツの3人が表彰台を独占したことがあった。

ペーター・プレウツは試合後に、「3人のスロベニア選手が表彰台に上がれるというのはもちろん特別なこと。今日の1本目はあまり良くなかったが、2本目はもっとうまくいった。明日の試合のために大事なことは、今日のうちによく休むこと。そして自分の最善を尽くしたい」と抱負を語った。

ドメン・プレウツは129.5mと134.5m、282.8ポイントで自己2回目のワールドカップ(W杯)表彰台を果たした。16歳のドメン・プレウツは、「誰に勝ちたいか、という話はできればしたくない。自分にとっての好成績を出すことしかできない。兄ペーターに勝てるかどうかは二人の問題。僕のジャンプはかなりきわどく見えるみたいだけれど、自分にとってはそういう感じはしない。自分で全てをコントロールできる限りは危なすぎるということはない。明日の試合でもうまく飛距離を伸ばしたい」と話した。


クラニエツ、久々の表彰台
ロベルト・クラニエツは2本とも131.5mで揃え、281.9ポイントをマークし、2年ぶりのW杯表彰台を挙げた。
クラニエツは、「去年、ここでの試合は自分にとってはあまりうまくいかなかった。今季の最初の頃からするとかなり調子が上がってきている。手術後の痛みもまだあり、簡単ではなかった。今になってやっとうまくいくようになってきた。自分の時代がまたくることを信じていた」と語った。

Domen Prevc, Peter Prevc, Robert Kranjec

 

表彰台に迫った葛西と伊東
葛西紀明は、地元のファンに最上位への期待を持たせてくれたが、124.5mと133.5mで最終的に277.3ポイントで4位だった。
開催国日本は、伊東大貴が5位(276.9ポイント)、前日の予選でトップだった竹内択も8位(264.8ポイント)で、好成績を収めた。
際立ったスロベニアチームからは、アンゼ・ラニセクが276.6ポイントで6位で、トップテンに4人のジャンパーが入ったことになる。
ロマン・コウデルカは270.5ポイントの7位でチェコ勢のトップだった。


フロインド転倒、フライターク失格
ドイツチームのトップだったのは9位のシュテファン・ライエ、昨季W杯個人総合王者のセヴェリン・フロインドはファイナルラウンドで転倒し10位に甘んじた。しかしこの転倒でフロインドに怪我はなかったようだ。
アンドレアス・ヴェリンガーが11位に入り、ドイツはそれでも上々の結果を収めた。


チャンスを生かしたコフラー
ポーランド勢のトップだったマチェイ・コットが12位、シモン・アマン(スイス)が13位に入った。14位はヨアヒム・ハウアー(ノルウェー)だった。
ジャンプ週間で総合優勝したこともあるアンドレアス・コフラー(オーストリア)は、シュテファン・クラフトとミヒャエル・ハイボックが欠場した中で、チャンスを生かし15位に入賞した。
ノルウェーにとってはこれまでと比べるとあまり調子が出ない日だったようで、ヨハン=アンドレ・フォアガング、アンダース・ファンネメル、アンダース・スティエルネンがそれぞれ19位、21位、22位と伸びなかった。


ガグネスも失格
本来ノルウェーのトップのケネス・ガグネスは、ドイツのリヒャルト・フライタークと同様に失格となった。
ヴァンサン・デスコンブ=セボアは23位でフランスにW杯ポイントを加算することができた。

Noriaki Kasai

 

リザルト:W杯男子札幌第1戦

 

ギャラリー

統計

最長不倒
136.5m
Prevc, Peter (SLO)
最短ジャンプ
100.0m
Trofimov, Roman Sergeevich (RUS)
平均飛距離
118.4m
K点越えジャンプ
39.5%
ネーション数
13
トップ10のネーション数
4
トップ30のベストネーション
6
Slowenien
Prevc, Peter
10.01.16
Willingen
Slowenien
10.01.16
Prevc, Peter (SLO) Willingen