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W杯女子札幌大会で高梨が優勝

作成: 16.01.2016 06:49 / sb

日本で行われる4試合の初戦となるワールドカップ女子札幌大会第1戦が1月16日(土)に行われ、高梨沙羅が優勝した。
高梨は97.0mと98.0mのジャンプで265.6ポイントを獲得し、2位のエマ・クリネッチ(スロベニア)と3位のダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)に差をつけた

 

高梨は試合後のインタビューに、「地元で優勝することができてとても嬉しい。自分の成績にもすごく満足している。この勝利は私にとってとても重要な意味がある」と、答えた。

クリネッチ初表彰台
エマ・クリネッチは93.0mと95.0mの飛翔で、241.3ポイントとなり、ワールドカップ(W杯)初表彰台を果たした。
クリネッチは、「ここ札幌の好条件にとてもびっくりした。風も今日は大きな問題では無かった。今日の結果を出せてとても嬉しい。自分でも、もっと良く飛べるという確信を持っている」と語った。
今季女子の4戦目となったこの試合で、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツは、93.0mと91.5mの飛距離を出し、234.5ポイントで、2度目の表彰台を挙げた。
昨シーズンのW杯女子総合優勝を果たしたイラシュコ=シュトルツは、「この結果となってすごく嬉しい。 でもまだ絶好調とは言えない。まだ足にガムがついている様な感じがする。もっと相性の良いジャンプ台はこれからだし、そこでもっと沙羅に迫れるよう願っている」と話した。


納得のオーストリア勢
オーストリアチームからは他に、キヤラ・ホルツルが92.0mと89.5m、232.1ポイントで4位、ジャックリーヌ・ザイフリーツベルガーも91.0mと93.0m、229.3ポイントで5位に入り、良好なチーム成績となった。

ドイツ勢トップだったカタリーナ・アルトハウスは216.5ポイントで6位だった。
同じくドイツの世界チャンピオン、カリーナ・フォクトは1ラウンド目で恐怖の数秒を体験をした。着地の直後に転倒しジャンプ台の傾斜に頭を打ち付けたが、幸い大きな怪我とはならなかった。


今季最高成績のアヴァクモヴァ
イリーナ・アヴァクモヴァ(露)は215.2ポイントで7位に入り、今季これまでで最高成績となった。マーレン・ルンドビー(ノルウェー)は、1本目で21位だったものの、ファイナルラウンドで最終的に215.0ポイントとなり8位まで追い上げた。

スペラ・ロゲリ(スロベニア、214.7ポイント)が9位、伊藤有希(214.2ポイント)がトップ10を締めくくった。

スロベニアも、更にウルサ・ボガタイ、マヤ・ヴティッチが11位と12位に入り、優秀なチーム成績をおさめた。
テイラー・ヘンリッチがカナダに13位入賞をもたらした。ユリアーネ・サイファート(独)に続き、フィンランドのユリア・キッカネンが15位に入った。
エレナ・ルンガルディアは18位でイタリア勢のトップ、タラ・ジェラフティー=モーツが21位でアメリカのトップだった。コリーヌ・マテルとレア・ルマーレは23位と30位でフランスにW杯ポイントを計上した。
ダニエラ・ハラランビー(ルーマニア)は24位で、今シーズンに入って4試合目でもポイントを加算することができた。

W杯女子札幌大会第2戦は、1月17日(日)3:00(日本時間11:00)から行われる予定だ。


全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
98.0m
Takanashi, Sara (JPN)
最短ジャンプ
73.0m
Englund, Nita (USA)
Lemare, Lea (FRA)
平均飛距離
84.5m
K点越えジャンプ
21.4%
ネーション数
14
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
5
Slowenien
Takanashi, Sara
13.12.15
Nizhny Tagil
Japan
13.12.15
Takanashi, Sara (JPN) Nizhny Tagil