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フライング世界選手権:ガグネス(Nor)が前半戦首位

作成: 15.01.2016 15:58 / sk

スキーフライング世界選手権バート・ミッテルンドルフ大会(オーストリア)の前半戦が1月15日(金)に行われた。全4ラウンドからなる個人戦の第1・2ラウンドを終え、ケネス・ガグネス(ノルウェー)が首位に立った。ガグネスは236.0mと216.0mの飛翔で現在419.4ポイントをマークしている。

僅差で2位についたのは、今季のジャンプ週間覇者となったペーター・プレウツ(スロベニア)だ。プレウツは第1ラウンドで243.0mを出し、新ヒルレコードを樹立した。2本目は213.5mだった。前半戦が終わった時点でプレウツとガグネスの差はわずか1.3点となっている。


せめぎ合うクラフト、フォアファング、葛西
オーストリアのファンにとって喜ばしいことに、シュテファン・クラフトもこの世界選手権のタイトルを取ることをまだ夢見ることができる。226.5mと220.0mで今の時点でクラフトは215.6ポイントで3位についている。
4位は230.0mと216.5mを記録したヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)で、初日が終わった現時点で、クラフトにわずか0.6点差で続いている。
葛西紀明は、1992年以来再び王座につくという期待がまだ持てる。葛西は240.5mと215.0mの飛翔で409.0ポイントを獲得し土曜の後半戦に向けて良い滑り出しとなった。
それに対し、世界記録保持者であるアンダース・ファンネメル(ノルウェー)は予選での好成績を完璧にはつなげることができず、397.5ポイントで既に上位に離されてしまった。


フロインド、タイトル防衛ならず
セヴェリン・フロインド(独)は既にタイトル防衛をあきらめなくてはいけない。370.5ポイントでは、おそらく2位・3位にも手が届かないだろう。
スロベニアチームの、ロベルト・クラニエツ(356.8ポイント)、アンツェ・ラニセク(350.3ポイント)、ユーリ・テペシュ(350.3ポイント)も8位、9位、10位と、既にトップには届かないものの、スロベニアのファンとしては団体戦への期待が高まるところだ。
リヒャルト・フライターク(独、11位)とヴァンサン・デスコンブ=セボア(仏、12位)がトップ10に僅差で迫り、アンドレアス・ヴェリンガーが13位、ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)が14位、そしてポーランド勢トップだったダヴィド・クバツキーが前半戦のトップ15を締めくくった。


初日で終わったフィンランド
トーマス・ヴァンキュラ(チェコ)が23位、マッケンジー・ボイド=クロウズ(カナダ)が24位、デニス・コルニロフ(露)が29位で16日(土)の後半戦に参戦できることになったが、フィンランドチームにとっての世界選手権大会はヴィレ・ラリント、ハッリ・オッリ、ラウリ・アシカイネンが後半に進めず初日で終わってしまったことになる。

世界選手権の個人戦第3ラウンドは1月16日(土)の14:00(日本時間22:00)から開催される予定だ。

 

全リザルト

Noriaki Kasai

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
243.0m
Prevc, Peter (SLO)
最短ジャンプ
130.5m
Choi, Heung-Chul (KOR)
平均飛距離
186.7m
K点越えジャンプ
48.6%
ネーション数
16
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
5
Deutschland
Gangnes, Kenneth
06.12.15
Lillehammer
Norwegen
06.12.15
Gangnes, Kenneth (NOR) Lillehammer