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ペーター・プレウツが4連勝

作成: 10.01.2016 18:48 / sk

ヴィリンゲン大会(独)の個人戦が1月10日(日)に行われ、ペーター・プレウツ(スロベニア)が優勝し、ワールドカップ4連勝目を飾った。今季ジャンプ週間の覇者となったプレウツは、148.5mと145.5mのジャンプで、2ラウンドとも最長飛距離を出して計264.9ポイントを獲得し、2位のケネス・ガグネス(ノルウェー)と3位のセヴェリン・フロインド(独)に差をつけた。

ペーター・プレウツは試合後のインタビューで、「今のところ、とても調子が良い。もう少しこれが続いてくれると嬉しい。うまくいかなくなる時は、あっという間にそうなることもある。(次にスキーフライング世界選手権が行われる)クルムジャンプ台でもこのレベルで飛べると良い。そこのジャンプ台はとても新しいから、私たちは木曜(1月14日)に沢山試してみる予定。大勢のファンがスロベニアからオーストリアまで世界選手権を見に来てくれるのに、もし上手く飛べなかったらどうしよう、という不安が少しある。でも、スロベニアの旗が沢山応援してくれるのを楽しみにしている」と語った。

ガグネスにとっても、バート・ミッテルンドルで行われるスキーフライング世界選手権のゲネプロとして、良い試合となった。ガグネスは、139.5mと141.0mのジャンプで、計249.4ポイントを獲得した。
ガグネスは、「難しい条件の中、良い試合を見せることができた。自分のジャンプにとても満足している。ヴィリンゲンでの3日間でどんどん良くなって来たから、この傾向をクルムにもつなげていきたい」と話した。


ガグネスに差をつけられたフロインド
世界選手権の王者、セヴェリン・フロインドは145.5mと133.0mの飛距離で、ガグネスに15.2ポイントの差をつけれらた。
フロインドは、「今日もまたここヴィリンゲンは素晴らしかった。ファイナルで飛距離がそれ程伸びなくて、会場をもっと沸かすことができなくて残念だった。良い週末だった。少し休んだ後、スキーフライングに楽しく臨みたい。2本目は133.0mしか出せずあまり良くなかった。その位の飛距離だとこの大きなジャンプ台では、傾斜の半分ぐらいに着地しているみたいな気分になる。でも、今日は変わりやすい風で全体的に難しかった」と語った。

唯一のオーストリア選手としてシュテファン・クラフトが納得の4位に入ったが、147.0mと127.0m、225.2ポイントで表彰台には明らかに足りなかった。
アンドレアス・ヴェリンガー(独)は143.5mと129.5m、222.7ポイントで5位に入り、今季自己最高成績をおさめた。


際立つノルウェー
6位から9位は、ダニエル=アンドレ・タンデ(221.1ポイント)、アンダース・ファンネメル(217.9ポイント)、アンダース・スティエルネン(206.6ポイント)、ヨハン=アンドレ・フォアファング(205.2ポイント)のノルウェー勢が占め、際立ったチーム成績となった。
チェコチームも好パフォーマンスを見せた。ロマン・コウデルカが204.2ポイントで10位、ヤン・マトゥラとヤクブ・ヤンダも11位と12位に入った。
ユーリ・テペシュ(スロベニア)は、クルムでの世界選手権を前に調子を上げていることを示し13位、ヴァンサン・デスコンブ=セボア(仏)は、アンドレアス・ヴァンク(独)に続く15位で、ジャンプ週間からの好成績を維持している。


W杯ポイント加算のラリント
ヴィレ・ラリントは17位に入り、フィンランド勢で唯一ポイントを加算することができた。シュテファン・フーラは18位でポーランドのトップ、続く19位はデニス・コルニロフでロシア勢のトップだった。
成功の午後となったのは、20位に入ったマッケンジー・ボイド=クロウズ(カナダ)で、良い感触を持ってオーストリアでのスキーフライング戦に臨むことができる。
スイス勢のトップだったのは22位のグレゴア・デシュヴァンデンだった。


不調のオーストリア
オーストリアチームは、複雑な気持ちで自国の観衆を前にした世界選手権に臨むことになる。シュテファン・クラフトの他は、26位のマヌエル・ポッピンガーだけがファイナルに進出することができた。
リヒャルト・フライターク(独)も、難しい風に当たり、29位に終わった。


プレウツ、大差で首位
W杯個人総合成績は、ペーター・プレウツが現在1024ポイントで、2位のセヴェリン・フロインドに余裕の245点差をつけている。
3位は675ポイントのケネス・ガグネスで、フロインドに104点差で続いている。487ポイントで4位についているミヒャエル・ハイボック(オーストリア)はヴィリンゲン戦でポイント計上を果たせず、5位のヨハン=アンドレ・フォアファングにわずか6点差で迫られている。
国別対抗では、2位のノルウェーが2595ポイントで、1位のドイツに3点差まで追い上げてきている。スロベニアが2132ポイントで3位についている。

 

全リザルト

 

ギャラリー

統計

最長不倒
148.5m
Prevc, Peter (SLO)
最短ジャンプ
111.5m
Freitag, Richard (GER)
平均飛距離
127.6m
K点越えジャンプ
39.2%
ネーション数
13
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
6
Deutschland
Norwegen
Prevc, Peter
06.01.16
Bischofshofen
Slowenien
06.01.16
Prevc, Peter (SLO) Bischofshofen