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W杯ヴィリンゲン大会 ユーリ・テペシュが予選1位

作成: 08.01.2016 19:59 / sk

1月8日(金)、W杯ヴィリンゲン大会(独)で個人戦の予選が行われ、ユーリ・テペシュ(スロベニア)が1位になった。
7千5百人の観客を前に、テペシュは139.0mのジャンプを決め126.1ポイントを獲得した。

マヌエル・ポッピンガー(オーストリア)は135.0mの飛距離で121.6ポイントをマークし、大健闘の2位だった。
シュテファン・フーラ(ポーランド)も131.0m、117.8ポイントで3位に入り好成績を出した。
その後はかなり僅差で立て込んだ。フーラにわずか0.1点差でロベルト・クラニエツ(スロベニア、136.5m)が4位、5位は129.5m、117.5ポイントのヤクブ・ヴォルニー(ポーランド)だった。2014年ジュニア世界選手権王者のヴォルニーは、膝に大怪我を負って以来1年以上の欠場後、やっと12月にコンチネンタルカップで復活したところで、これがワールドカップ(W杯)2試合目だ。
更に0.3点差でマヌエル・フェットナー(オーストリア)が6位、ヤン・マトゥラ(チェコ)が116.9ポイントで7位だった。


復調のポーランド
8位のアンダース・スティエルネン(ノルウェー、116.5ポイント)の後に、アンジェイ・ステカラ(ポーランド)が9位に続き、ポーランドチームの視点からみると、かなり好調な予選成績となった。
ドイツ勢トップだったアンドレアス・ヴァンクが114.6ポイントで、10位だった。
ジャンプ週間で好成績を見せたフランスのヴァンサン・デスコンブ=セボアは11位に入り、引き続き好調だ。スイスのルカ・エグロフは12位だった。
チェコのロマン・コウデルカとヤクブ・ヤンダの二人に続き、ヴィレ・ラリント(フィンランド)がトップ15を締めくくった。
シュテファン・ライエ(独)は自分のホームヒルながら18位で満足しなくてはならなかったが、それでも世界記録保持者のアンダース・ファンネメル(ノルウェー、19位)の前にはつけた。


ロシア選手4人も予選通過
日本のチーム全体が自国のスポンサー主催の試合に出るため不在の中、ロシア勢からイルミア・ハゼトディノフ、イエフゲニー・クリモフ、デニス・コルニロフ、ヴラデイスラヴ・ボヤリンチェフが20位、21位、33位、40位に入り一挙に4人が予選を通過した。
カザフスタンのマラトとラディク・ザパロフ兄弟も35位と36位で本戦進出を決めた。
ケヴィン・ビックナーとマイケル・グレイスダーは1月10日(日)の個人戦でアメリカを代表して戦う。


堂々のフロインドとフライターク
ジャンプ週間の新王者、ペーター・プレウツ(スロベニア)が公式練習と予選を飛ばなかった中、その宿敵であるセヴェリン・フロインド(独)が今晩の最長飛距離である140.5mを出した。同胞のリヒャルト・フライタークは既に午後の公式練習で147.5mの大ジャンプを見せていた。
シュテファン・クラフト(オーストリア)とドメン・プレウツ(スロベニア)も139.0mと138.5mで強さを証明した。

ヴィリンゲン大会は、まずは団体戦が1月9日(土)18:00(日本時間 翌2:00)から行われ、そして10日(日)15:45(日本時間23:45)には個人戦が開催される予定となっている。

 

リザルト:予選

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

ギャラリー

統計

最長不倒
148.5m
Prevc, Peter (SLO)
最短ジャンプ
111.5m
Freitag, Richard (GER)
平均飛距離
127.6m
K点越えジャンプ
39.2%
ネーション数
13
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
6
Deutschland
Norwegen
Prevc, Peter
06.01.16
Bischofshofen
Slowenien
06.01.16
Prevc, Peter (SLO) Bischofshofen