01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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12月19日(土)ワールドカップ男子エンゲルベルク大会(スイス)第1戦で、ペーター・プレウツ(スロベニア)が優勝し、同時に弟のドメン・プレウツも2位になり、スキージャンプ・ワールドカップ史上初の兄弟によるワンツートップという快挙を成し遂げた。
ペーター・プレウツは、139.5mと134.0mのジャンプで、合計297.1ポイントを記録した。
試合後のインタビューでペーター・プレウツは、「今日という日は、自分にとってそして僕の家族にとって素晴らしいものになった。特に1本目のジャンプはとてもうまく決められて満足している。2本目はほんの少しうまくいかなかった。ここにきて、ジャンプ週間の優勝候補の一人として見られるという自分の立場と向き合うのが楽になった気がする。でも、そのことについて考えるのはまだ早すぎる。明日もここでもう一試合行われるし、ジャンプ週間のファイナルまではまだ時間がある。」と話した。
初表彰台のドメン・プレウツ
16歳のドメン・プレウツは、133.5mと134.0mの飛距離で、計283.5ポイントを出し、ワールドカップ(W杯)初の表彰台を祝った。
ドメン・プレウツは、「こんな好成績が出せるとは考えていなかった。標高の高い所でのジャンプは難しいと思っていた。でも2本すごく良いジャンプを見せることができた。兄のペーターは、僕にとって大きなインスピレーションとなっている。僕のことを後押ししてくれるし、もっともっと良くなる手助けとなってくれている。」と語った。
葛西が新記録!
3位に入った43歳の葛西紀明は、W杯スキージャンプ史上最年長表彰台を達成した。葛西は131.5mと134.0mのジャンプで273.5ポイントをマークした。1本目が終わった時点で葛西はまだ12位についていた。
葛西は試合後に、「とても満足している。私にとって完璧な試合となった。明日の試合でもうまく飛んで、優勝できるようにしたい。ジャンプ週間は自分にとって、とても特別なものになると思う。全ての試合で表彰台に立てるようにできたらいい。」と話した。
リヒャルト・フライターク(独)は132.5mと128.5m、計272.3ポイントで、クリンゲンタールでのW杯開幕戦で出した今季自己最高成績4位を再び果たした。
表彰台はなくても強いノルウェー
ノルウェーチームは、今季に入って初めて表彰台を逃した。ケネス・ガグネスは127.0mと135.0m、271.6ポイントで5位だった。その0.1点差で、世界記録保持者のアンダース・ファンネメルが6位となり、自身の今季最高成績を出した。
オーストリア勢の中でトップだったのは269.8ポイントで7位のシュテファン・クラフトだった。昨シーズン総合優勝を果たしたセヴェリン・フロインド(独)が265.7ポイントで8位に続いた。
ミヒャエル・ハイボック(264.7ポイント)とマヌエル・フェットナー(264.3ポイント)も9位と10位に入り、オーストリアチームの今季最高成績に貢献した。アンドレアス・コフラーも13位で好成績となった。
ノルウェーチームは、この試合では最上位には入らなかったとは言え、またも強豪チームの印象を強めた。ヨアヒム・ハウアーが、ロマン・コウデルカ(チェコ)に続く12位に入り、ヨハン=アンドレ・フォアファングとアンダース・スティエルネンが14位と15位になり、上位15位までに5人のノルウェー選手が入ったことになる。
アンドレアス・ヴァンク(独)に続いたトム・ヒルデ(ノルウェー)は17位だった。
ステカラがW杯ポイント計上
ソチ冬季五輪2冠のカミル・シュトッホ(ポーランド)は、まだ本調子を取り戻せないようで20位だったが、チームメイトのアンジェイ・ステカラは27位で初のW杯ポイントを加算することができた。
開催国スイスチームは、シモン・アマンが21位、グレゴア・デシュヴァンデンが30位で、地元の観客を前に好成績を出すという期待に応えることができなかった。
ロナン・ラミー=シャプイ(仏)は29位で、W杯ポイントをどうにか2点加算することができた。
W杯エンゲルベルク大会第2戦は、12月20日(日)14:15(日本時間22:15)から開催される予定だ。
その前に予選が12:45(20:45)から行われることになる。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。