01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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12月13日(日)、ワールドカップ(W杯)女子ニジニ・タギル大会(ロシア)第2戦が行われ、高梨沙羅が優勝し、W杯31勝目を祝った。高梨は、今日の最長飛距離98.0mと99.0mを出し、計257.1ポイントで、2位の伊藤有希と3位のキヤラ・ホルツル(オーストリア)に大差をつけての優勝となった。
高梨沙羅は、「2本目はずいぶん飛距離が出たけれど、テレマークを入れられなくて残念だった。昨日に比べると、いくつかの技術的な修正が必要で、今日の方がだいぶ上手く飛ぶことができた」と話した。
伊藤有希は92.0mと91.5m、計233.1ポイントで2位になり、今季初の表彰台を果たし、日本勢が1・2位を独占した。
伊藤は、「良い結果が出せてとても満足している。でも総合的にもっと好成績を出せると更に良い。これからの数週間は日本でトレーニングして、次の"ホームW杯"に備えるつもり」と語った。
待たされたホルツル
キヤラ・ホルツルは、90.0mと95.0mで232.4ポイントとなり、伊藤に続く3位に入り、自己2度目のW杯表彰台を挙げた。 これで、ニジニ・タギル大会で上位3位までに3回オーストリア選手が入ったことになる。
ホルツルは、「2本目を飛ぶ前に、ずいぶん待たなくてはならなくて、体がすっかり冷えてしまった。それでも、着地はともかく、ジャンプはすごく上手くいった。昨日の試合で自分の実力を見せることができなくて、がっかりしていた。でも今日はとても満足している」とインタビューに答えた。
好調のヴティッチ
前日の第1戦で10位だったマヤ・ヴティッチ(スロベニア)は、89.0mと93.5mで230.7ポイントをマークし、4位と順位を上げた。カナダのテイラー・ヘンリッチは、90.5mと91.0m、229.7ポイントで健闘の5位となり喜んだ。
ノルウェーのマーレン・ルンドビーは1本目では2位だったが、ファイナルラウンドが終わった時点で228.2ポイントで、6位に終わった。
ソチ五輪金メダリスト、カリーナ・フォクト(独)は226.6ポイントで、ドイツ勢トップの7位となり、引き続き今季初の表彰台はお預けとなった。そのわずか0.1点差で、同じくドイツのカタリーナ・アルトハウスが8位に入った。
失速のイラシュコ=シュトルツ
昨シーズンのW杯女子総合勝者のダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)にとっては、あまり良い日ではなかった。前日には優勝したイラシュコ=シュトルツだが、今日は特に1本目の着地でポイントを落としてしまった。それでも1回目では13位だったところをファイナルラウンドで223.1ポイントとなり、9位まで持ち直した。ジャックリーン・ザイフリーツベルガーも221.0ポイントで10位に入り、オーストリアはトップ10に3人入り、優秀なチーム成績を収めた。
そのわずか0.2点差でユリアーネ・サイファート(独)が11位、フィンランドのユリア・キッカネンは12位で調子を上げていることを示した。
エヴァ・ピンケルニッヒ(オーストリア)は、土曜の試合で初のW杯表彰台を挙げたが、今回はリーネ・ヤール(ノルウェー)に続く14位で満足しなくてはならなかった。
クレアが再び予選トップ
今季始まって以来3回目の予選トップを決めたジュリア・クレア(仏)は、本戦では15位だった。
開催地ロシアの観衆を前に、ソフィア・チコノヴァとイリーナ・アヴァクモヴァは期待されたトップ成績は見せられず、16位と17位にとどまった。エレナ・ルンガルディアはイタリア勢トップで20位、タラ・ジェラフティー=モーツは21位でアメリカ勢唯一のポイント計上となった。ダニエラ・ハラランビー(ルーマニア)は23位につき、連続3試合で上位30位までに入った。
高梨は総合首位でホームゲームへ
W杯女子総合成績では、高梨沙羅が280ポイントで、2位のダニエラ・イラシュコ=シュトルツに101点差をつけ、今季初めて少し余裕の首位となった。3位は151ポイントの伊藤有希がついている。
これによって、1月に札幌で行われる今冬初の「ホームゲーム」に、高梨が総合成績トップの黄色いゼッケンをつけて臨むことになる。