01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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12月4日ノルウェーのリレハンメルで、今冬初のスキージャンプ・ワールドカップ(W杯)女子の試合が行われ、高梨沙羅が優勝を飾った。
高梨は95.5mと97.5mのジャンプで計251.7ポイントをマークし、マヤ・ヴティッチ(スロベニア)とマーレン・ルンドビー(ノルウェー)を抑え、早くもW杯通算31勝目を決めた。
高梨は試合後、「優勝できるとは思っていなかったけれど、それが自分の目標でもあった。だからとても嬉しい。今シーズンの目標は、どんな条件下でも安定したジャンプをすること。それが今日はうまくできた。もちろん総合優勝できたら良いが、もっと大事なのは自分のジャンプに集中すること」と語った。
マヤ・ヴティッチのおかげで、スロベニアチームにとって思い通りの開幕戦となった。1回目で今日の最長飛距離である101.5mまで伸ばし、ファイナルの93.0mで合計240.2ポイントを記録して、自己最高成績の2位に入った。
ヴティッチは、「もちろんとても嬉しい。開幕戦で表彰台に上がれるなんて思っていなかったから、少し驚いてもいる。ニジニ・タギル(ロシア)にはこれまで夏に1度だけしか行ったことがない。でも好調ならどんなジャンプ台でも楽しめる」とインタビューに答えた。
マーレン・ルンドビーは96.0mと92.0mのジャンプで233.6ポイントとなり、地元ノルウェーのファンを前に3位入賞を祝った。ルンドビーは、「ちょうど地元の観客を前にこの成績を出せて、素晴らしいシーズン幕開けとなった。自分が正しい方向に向かっているのは気づいていた。でも今日の表彰台に上がれるとは正直なところ思っていなかった。風がくるくる変わり天候条件は簡単ではなかった。とは言え、許容範囲だったし、予選よりは良かった」と語った。
惜しくも表彰台を逃したイラシュコ=シュトルツ
昨シーズンの女子総合勝者ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)は、少なくともダメージを最小限に食い止めることができた。1回目でイラシュコは88.5mで6位にとどまったものの、ファイナルでは95.0mの快ジャンプを見せ4位まで追い上げた。しかし表彰台にはわずか 2.7点足りなかった。
同じくオーストリアのキヤラ・ホルツルは合計230.2ポイントで、イラシュコに僅差で迫った。ホルツルは94.5mと90.0mで5位に入り、自己2番目のW杯成績を祝った。
オーストリアチームは、ジャックリーン・ザイフリーツベルガーが224.0ポイントで6位、エヴァ・ピンケルニッヒも223.1ポイントで7位に入り、好調なチーム成績を挙げた。
好調のルンガルディア
イタリアのエレナ・ルンガルディアも219.8ポイントで8位に入賞し、快調なシーズンスタートとなった。
ユリアーネ・サイファート(独)は217.7ポイント、9位で、他はあまりふるわなかったドイツチームのトップ成績を収めた。
優勝候補の一人と見られていた日本の伊藤有希も、216.1ポイントで10位にとどまり、満足とは言い難い結果となった。
11位のテイラー・ヘンリッチ(カナダ)の後に、ソフィア・チコノヴァとイリーナ・アヴァクモヴァ、二人のロシア選手が12位と13位に入り、少なくともトップ10に手が届きそうな感触だった。チコノヴァはファイナルの着地でミスし、トップ10入りを逃した。
改善の余地があるフォクト
ソチ冬季五輪の金メダリストであり世界選手権の女王であるカリーナ・フォクト(独)だが、エリザベス・ラウダシュル(オーストリア)に続く15位とあまり伸びなかった。
タラ・ジェラフティー=モーツは17位でアメリカ勢トップだった。
ルーマニアのダニエラ・ハラランビーは21位で自己最高のW杯成績を喜んだ。世界選手権の男女混合団体戦で優勝したカタリーナ・アルトハウス(独)は25位で、同胞のスヴェニャ・ヴュルトとアンナ・ループレヒトにも越され、満足のいく成績は出せなかった。
前日の予選で1位だったジュリア・クレア(仏)は31位で、おしくもファイナル出場を逃した。
W杯女子の試合は、来週末(12/12~13)ロシアのニジニ・タギル大会へと続く。