01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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2015年11月22日(日)にドイツ、クリンゲンタールで行われたワールドカップ(W杯)開幕・個人戦で、ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデがW杯初優勝を飾った。21歳のタンデは142.0mと140.5mのジャンプで計268.7ポイントをマークし、ペーター・プレウツ(スロベニア)とセヴェリン・フロインド(独)を抑え優勝を決めた。
タンデは試合後のインタビューで、「今日はとても良い気分。コンチネンタルカップとノルウェー選手権での成績をつなげていきたいと思っていた」と話した。
ペーター・プレウツは、既に前日(11/21)の団体戦でスロベニアチームとして2位についてが、今日も好調さを見せて139.0mと138.0mまで伸ばした。最終的に優勝にはわずか3.1ポイント足りないだけだった。
昨季W杯個人総合2位のプレウツは、「今日の結果にとても満足している。今週末の大会では全体的にとても良いジャンプを見せることができた」と語った。
難しい条件で飛んだフロインド
昨シーズンのW杯総合勝者のフロインドは、条件が難しく少し苦戦し、134.0mと132.0mだった。「風がくるくる変わり簡単ではなかった。僕の番では2本とも全然違う天候条件だった。でもそれは晩秋では比較的よくあること。全体的に見て、僕達にとってとても良い週末となった。」
フロインドは、計249.5ポイントで、トップに大きな差をつけられてしまった。むしろ4位との差がギリギリだった。同じくドイツのリヒャルト・フライタークがたった0.1点の差で迫っていた。フライタークは132.0mと141.0mの会心のジャンプを見せた後、最後の最後まで地元開催のW杯で表彰台に届くことを祈っていた。
5位には葛西紀明が136.5mと139.0m、計247.2ポイントで入った。
クラフトとヴェリンガーが同点
ソチ五輪団体金のアンドレアス・ヴェリンガー(独)と昨季ジャンプ週間の覇者シュテファン・クラフト(オーストリア)は246.4ポイントの同点で6位だった。
続く8位に、わずか16歳のドーメン・プレウツ(スロベニア)が243.2ポイントで入り、好調なW杯デビューとなった。兄のペーター・プレウツも、「僕の弟には驚いた。彼が精神的にこんなに強いなんて思いもしなかった。本当によくやった」と賞賛の言葉を送った。
9位は238.1ポイントのヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)だった。ユーリ・テペシュが232.5ポイントで10位に入り、スロベニア勢で3人目のトップテン入りとなった。
強豪ノルウェー
ノルウェー勢からはケネス・ガグネスとアンダース・スティエルネンも11位と15位に入り健闘し、前日の失敗した団体戦を過去のものとしてくれた。
伊東大貴が12位。ポーランド勢で唯一ファイナルに進めたカミル・シュトッホは13位にとどまり、チームの無念を晴らせなかった。
シモン・アマン(スイス)は、大会が始まる前には色々危ぶまれていたが、14位に入り、きちんと結果を出した。
チェコは3人がポイント計上
W杯優勝記録保持者のグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)は、前日の団体戦同様、自己最高のジャンプは見せることはできず17位に終わった。同じくオーストリアのミヒャエル・ハイボックが18位に続いた。
チェコチームは、ヤクブ・ヤンダが19位、ロマン・コウデルカが23位、そしてヤーン・マトゥラが26位に入り、3人がW杯ポイントを加算したものの、期待されていた上位入賞は果たせなかった。
ラウリ・アシカイネン(フィンランド)が27位、ロナン・ラミー=シャプイ(仏)が28位、マッケンジー・ボイド=クローズ(カナダ)が29位におさまり、各チームに数点ポイントを加算することができた。
スキージャンプW杯は、11月26日(木)にフィンランドのルカで行われる予選へと続く。