01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
全リザルト » |
3月8日(日)に行われたワールドカップ・ラハティ大会(フィンランド)個人戦で、シュテファン・クラフト(オーストリア)が優勝した。今季ジャンプ週間の覇者、クラフトは127.0mと133.5mのジャンプで計284.5ポイントを獲得し、今季W杯3勝目を決めた。2位はセヴェリン・フロインド(独)、3位はアンダース・ファンネメル(ノルウェー)だった。現在W杯総合首位に立っているペーター・プレウツ(スロベニア)は4位だった。
クラフトは試合後のインタビューで喜びを伝え、「今年になって良いジャンプを何本か決めることができたけれど、今日もまた全てが上手くかち合ってくれた。ワールドカップ(W杯)総合でも僕はとても良い位置についている。でもプラニツァの最終戦まではまだ長い道のり。」と、話した。
今季の世界選手権で王者になったセヴェリン・フロインドは、今回は126.0mと126.5mで最終的にクラフトに11.3点及ばななかった。
フロインドは、「今日の出来に満足している。大イベントの後の最初の試合は、モチベーションを新たにしなくてはいけないから、いつも難しいもの。好調を保つのは難しくなると思っていたけれど、今日は上手くいって、この上なく嬉しい。夏季に向けてのイメージに直結するから、シーズンの最後に良い成績を収めることも僕にとって大切なこと。」と語った。
ファンネメルの膝は大丈夫か
世界記録保持者となったファンネメルは、1本目を首位で折り返したが、127.5mと122.0m、計268.0ポイントで、ペーター・プレウツに1.8点上まわり、3位を確保した。
ファンネメルは、「最初のジャンプの着地で小さな失敗をしてしまって、全体重が右足にかかってしまった。膝から変な音が聞こえた。もう飛ばないでおこうかとも考えた。2本目の着地では結構痛みを感じた。何かがおかしいと思うから、詳しく検査しなくてはいけない。」と話した。
プレウツは総合首位を辛くも防衛
ペーター・プレウツは123.5mと124.5mのジャンプを記録し4位に入った。それによりW杯総合首位の黄色いリーダービブをなんとか守ることができた。しかし、総合2位に続くクラフトとの差はわずか7点にまで縮められてしまった。総合3位についているセヴェリン・フロインドとの差も72点と、逆転が可能な範囲に狭まった。
ラハティ個人戦5位は、葛西紀明で124.5mと127.5m、合計263.2ポイントだった。
そのわずか0.7点差でアンダース・バルダル(ノルウェー)が6位だった。
グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)は計259.2ポイントで7位となり、調子を戻しつつあることを改めて示した。開催国フィンランドからは、ヤルコ・メエッテーが予想外の健闘をして255.6ポイントで8位に入り、W杯自己最高成績を収めた。
ミヒャエル・ハイボック(オーストリア)が253.0ポイントで9位に続き、そのわずか0.1点差で予選で1位だったアンダース・ヤコブセン(ノルウェー)が10位に入った。
世界選手権ノーマルヒルの王者となったルネ・ヴェルタ(ノルウェー)は、僅差でトップ10入りを逃し、11位となった。
竹内択が12位、ユーリ・テペシュ(スロベニア)が13位と続いた。
ロマン・コウデルカ(チェコ)が14位、アンドレアス・ヴェリンガー(独)が15位、同じくドイツのリヒャルト・フライタークが16位に入った。
プレウツ家2人目のポイント計上
ツェネ・プレウツ(スロベニア)は、W杯で2番目に良い自己成績の17位についた。
ピオトル・ジーラがポーランド勢トップの18位についた反面、ソチ五輪金メダル2冠のカミル・シュトッホは45位で、1本目で既に敗退した。
ミハイル・マクシーモチキン(露)が22位で自身の今季2番目に良い成績を収め、ヴラディミール・ゾグラフスキー(ブルガリア)は24位で、今シーズン2回目のW杯ポイント加算を果たした。すぐその後にはシモン・アマンがスイス勢トップとして25位に入った。
引き続きドイツが国別対抗首位
国別対抗ランキングで、ドイツチームが差を縮められはしたものの、4692点で引き続き首位に立っている。2位のノルウェーに276点差、3位のオーストリアにはまだ527点の差をつけている。
早くも明日、3月9日(月)の17:00(日本時間 翌1:00)からは、フィンランド・クオピオ大会個人戦の予選が行われることになっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。