01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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2月14日(土)、ワールドカップ男子ヴィケルスン大会(ノルウェー)スキーフライング第1戦が行われ、ペーター・プレウツ(スロベニア)が世界新記録を出して優勝を飾った。プレウツはファイナルで250mをマークし、ヨハン・レメン・エベンセン(ノルウェー)が持っていた記録を4年後に3.5m更新した。
同時にプレウツは、15年前のアンドレアス・ゴールドベルガー(オーストリア)以来、初めての北欧以外の世界記録保持者となり、スロベニア人としては全く初めての世界記録保持者となった。 プレウツは1本目で237.5m、合計438.8ポイントだった。
プレウツは試合後に、「ファンネメルが上手く飛んだのを知っていたから、集中力を維持しなければと思った。できる限り力強く踏み切って、スピードも体勢も申し分なかった。そしてただ着地した。今、この気持ちを表現するのは難しい。消化するのに数日かかるかもしれない。遠くに飛べるのはいつだって素晴らしいこと。今日の優勝と、この世界記録は僕の今までで最大の成功となった。」と語った。
ファンネメルと葛西が表彰台に
2位になったのは、開催国ノルウェーのアンダース・ファンネメルで236.0mと238.5m、計424.3ポイントだった。
ファンネメルは、「明日は少なくとももうちょっとペーター・プレウツに近づけるようにしたい。今日、僕に何が足りなかったのか定かではない。サッツが完璧ではなかったのかもしれない。条件は完璧だった。」とインタビューに答えた。
3位は1992年のスキーフライング世界チャンピオン、葛西紀明で218.5mと225.0mで合計395.5ポイントをマークした。
現在フライング世界チャンピオンのタイトルを持つセヴェリン・フロインド(独)は210.0mと219.5mで葛西に13.6点足りず、4位となった。
アンダース・スティエルネン(ノルウェー)は、226.0mと212.0mのジャンプで計375.9ポイント、5位だった。
予想以上のヴァシリエフ
ディミートリ・ヴァシリエフ(露)は、自己最高飛距離225.5mを出し、計371.2ポイントで大健闘の6位入賞を果たした。
その4.2点後についたケネス・ガグネス(ノルウェー)は7位だった。
二人の日本選手、伊東大貴(360.6ポイント)、竹内択(357.0ポイント)はそれぞれ8位と9位だった。
上位10位中4人目のノルウェー人として、ヨハン=アンドレ・フォアファングが353.9ポイントで10位に入った。
好調のドイツチーム
ドイツチームも、4位のフロインドの他に、ミヒャエル・ノイマイアーが11位、マルクス・アイゼンビッヒラーが13位、マリヌス・クラウスが16位に入り好調なチーム成績を収めた。
カミル・シュトッホが欠場した中、ピオトル・ジーラが12位でポーランド勢のトップだった。ユーリ・テペシュ(スロベニア)は14位に入った。
強豪ノルウェーは、他にもトム・ヒルデが15位、フィリップ・ソエンが18位、ダニエル=アンドレ・タンデが19位、ルネ・ヴェルタが21位に入り、優秀なチーム成績となった。
世界選手権に出場する選手の内、マヌエル・ポッピンガー以外は欠場したオーストリアチームからは、ウルリッヒ・ヴォールゲナンテが22位に入った。
ハッリ・オッリ(フィンランド)は30位で、少なくともW杯ポイントを1点加算することができた。
プレウツ総合首位に
今日の勝利でペーター・プレウツはW杯個人総合成績でシュテファン・クラフト(オーストリア)を越え、1250ポイントで首位についた。2位のクラフトには42点の差がついている。セヴェリン・フロインドは1063ポイントで3位に入っている。
スキーフライング・ワールドカップでは、プレウツとフロインドが150ポイントの同点で首位に立っており、その45点差で3位の葛西紀明が続いている。
W杯ヴィケルスン大会第2戦目は、2015年2月15日16:00(日本時間 翌0:00)から行われる予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。