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W杯女子オーバストドルフ大会 イラシュコ=シュトルツが連勝

作成: 25.01.2015 19:35 / sk

ワールドカップ女子オーバストドルフ大会(独)の第2戦が1月25日(日)に行われ、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)が第1戦に続き、優勝を収めた。イラシュコは97.5mと89.5m、計234.3ポイントで、前日同様、地元のカリーナ・フォクトを2位に抑えた。テイラー・ヘンリッチ(カナダ)は3位で、自身のキャリアで初めての表彰台達成を祝った。

イラシュコ=シュトルツは喜びを表し、「ここオーバストドルフで2勝できてとても嬉しい。2ラウンドともかなりの接戦で、カリーナとの戦いは凄かった。(新しく導入された)トップの飛距離を示す緑のレーザーラインは本当に素晴らしいもの。私にとっては、とても便利で、2回ともほぼその線上に着地した。今日はあまり高スピードが出ず、最後は追い風が強くなった。それで遠くに飛ぶのは難しくなった。」と語った。


ソチ五輪の金メダリスト、フォクト(独)は、96.5mと91.0mで、ライバルのイラシュコ=シュトルツとの差を第1戦よりは縮めた。とは言え、最終的には地元での優勝に0.6ポイント足りなかった。
フォクトは、「今日は2本ともとても良いジャンプができたと思う。追い風で、助走距離が短かったのは難しかった。ダニエラはすごく良いジャンプを決めていたから、おめでとうと言いたい。地元のお客さんを前に2試合とも表彰台に上がることができて良かった。この結果を喜んでいる。」と話した。

テイラー・ヘンリッチは、93.0mと95.5mの飛距離で、合計228.6ポイントだった。「とても興奮している。ここでこれほど良いジャンプができて嬉しい。この試合はカナダでも放映されているから、もっと興奮してしまう。表彰台も達成できるということが分かって素晴らしい気分。かなり厳しいトレーニングをしてきたし、公式練習でも良いジャンプを見せることができた。それを試合でも発揮したかった。」とインタビューに答えた。


再び4位のザイフリーツベルガー
4位になったのは、前日の第1戦同様、ジャックリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)で、89.0mと90.5m、計215.1ポイントだった。90.0mと90.5mのジャンプで、その2点差となった高梨沙羅は、蔵王大会と同様に上位3位に入ることができなかった。
オーストリアは非常に優秀な団体成績で、エヴァ・ピンケルニッヒ(205.9ポイント)が6位、キヤラ・ホルツル(194.7)がニタ・イングルンド(米)と同点で8位に入った。
スペラ・ロゲリ(スロベニア)は202.5ポイントで7位だった。
10位は伊藤有希が192.2ポイントで押さえた。


大所帯のドイツチーム
スロベニアのエヴァ・ロガーとマヤ・ヴティッチに続く13位だったのはフランスのジュリア・クレア、イリーナ・アヴァクモヴァはロシア勢トップの15位だった。
上位30位のうちの最後から3分の1では、ユリアーネ・サイファート、ジャニナ・エルンスト、アンナ・ヘーフェレ、カタリーナ・アルトハウス、スヴェニャ・ヴュルト、ヘンリエッテ・クラウス、そしてウルリケ・グレッスラーの7人が、20位、23位、25位から27位、29位と30位を占めた。15歳のクラウスはこれで初めてのワールドカップポイントの計上となった。


ワールドカップ個人総合ランキングでは、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツが442ポイントで、高梨沙羅(401ポイント)から黄色いリーダーゼッケンを引き継ぐことになった。その僅差でカリーナ・フォクトが388ポイントで3位についている。


次のワールドカップ女子大会は、来週末(1/30、2/1)にオーストリアのヒンツェンバッハで行われる予定となっている。

 

リザルト:女子オーバストドルフ1/25

 

統計

最長不倒
97.5m
Iraschko-Stolz, Daniela (AUT)
最短ジャンプ
75.0m
Kykkaenen, Julia (FIN)
Jahr, Line (NOR)
平均飛距離
82.8m
K点越えジャンプ
4.3%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
8
Deutschland
Iraschko-Stolz, Daniela
24.01.15
Oberstdorf
Österreich
24.01.15
Iraschko-Stolz, Daniela (AUT) Oberstdorf