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W杯ザコパネ大会 団体戦、ドイツが快勝

作成: 17.01.2015 20:30 / sk
1
Deutschland
1050.6
2
Österreich
1035.7
3
Slowenien
1018.4

1月17日(土)にポーランド、ザコパネで行われた今季2回目の団体戦でもドイツチームが優勝した。ドイツはミヒャエル・ノイマイアー、マリヌス・クラウス、リヒャルト・フライターク、セヴェリン・フロインドという編成で、オーストリアとスロベニアを2位、3位に抑えた。

最後にドイツの選手達は、3万スイスフランの賞金を怪我をしたアメリカのジャンパー、ニコラス・フェアオールに寄付する意向を発表した。フェアオールは、今年1月6日に行われたビショフスホーフェン戦で大転倒し、現在、高額なリハビリのための募金を集めているところだ。


フロインドとフライターク強し
くるくると変わる追い風と向かい風の中、ドイツチームの4人は最終的に合計1050.6ポイントを獲得し、2位のオーストリアチーム(トーマス・ディートハルト、グレゴア・シュリレンツァウアー、ミヒャエル・ハイボック、シュテファン・クラフト)に14.9ポイントの差をつけた。
ドイツ勢の中では、特にリヒャルト・フライタークとセヴェリン・フロインドが好調だった。フライタークは2ラウンドとも3番手として飛び、130.5mと132.5mで首位につけた。フロインドは、一本目では128.0mだったが、ファイナルのラストジャンパーとして133.5mの快ジャンプを見せ、文句なしの優勝を決めた。
セヴェリン・フロインドは試合後に、「ここザコパネで素晴らしい試合ができた。シーズン前に僕達は、試合ごとに丁寧に良いジャンプをしていこうと話していたが、今日はそれが果たせた。ザコパネは好きなのだけど、僕はまだここで優勝したことは無い。今日は2本とも良いジャンプを見せられた。特に2本目は上手くいった。」とインタビューに答えた。


一本は決めたシュリレンツァウアー
オーストリア勢を見ると、シュテファン・クラフトは126.0mと126.5mで、ここ最近の強さを示せなかった。グレゴア・シュリレンツァウアーは、ファイナルでは131.5mと実力を見せたが、ファーストラウンドでは118.5mとあまり伸びなかった。
トーマス・ディートハルトは、117.0mと124.5mしか出せず、世界選手権に出場できる4人目が誰になるのか、また分からなくなった。
ディートハルトは、「朝の時点で(悪天候のため)今日の試合ができるか分からなかった。2位になれて満足している。とても気持ちよく過ごせた。ここザコパネの雰囲気はいつも素晴らしくて、ここでジャンプするのは毎回すごく楽しい。」と話した。


ダムヤン、今日の最長飛距離
スロベニアは、ネイツ・デツマン、ユーリ・テペシュ、ペーター・プレウツ、イェルネイ・ダムヤンというチーム編成で臨み、合計1018.4ポイントで、ノルウェーにわずか2点上回り3位となった。ペーター・プレウツは2回とも129.0mを出し、またしても強靭な安定性を見せた。イェルネイ・ダムヤンは、ファイナルで今日の最長飛距離である136.5mを出した。
ダムヤンは、「今日飛べるのかどうか、僕達も分からなかった。ファーストラウンドでは4位だったから、3位という結果に満足している。ザコパネはいつも素晴らしい。アダム・マリシュが飛んでいた頃のザコパネをまだ覚えている。ここはいつも多くの観客が来てくれていた。ドイツチームが賞金をニコラス・フェアオールに寄付するというのは知らなかったけど、それはとても寛大なことだと思う。」と語った。


風に見放されたファンネメル
ノルウェーチームは、アンダース・ファンネメルがファイナルで強い追い風に見舞われて117.0mしか出せなかったその時点で3位を逃した事はほぼ確定した。1回目では、ファンネメルは130.0mと好調なジャンプを見せていた。他のアンダース・ヤコブセン、ルネ・ヴェルタ、ヨハン=アンドレ・フォアファングの3人も3位を守ることができなかった。

ポーランドチームは、3万人の熱狂的なファンが期待した表彰台には明らかに届かず、合計987.8ポイントで5位だった。ピオトル・ジーラ、ダヴィド・クバツキー、アレクサンダー・ツニショル、そしてカミル・シュトッホという編成で、少なくとも日本チームには27.4ポイントの差をつけることができた。地元ポーランドのファン達は、金メダル2冠のカミル・シュトッホが130.5mと130.0mという快ジャンプを披露したため、明日(1月18日)の個人戦への希望をふくらませた。


葛西、調子が出ず
日本チームは、作山憲斗、竹内択、伊東大貴、葛西紀明で臨んだが、期待通りにはいかなかった。特に葛西紀明は123.0mと117.5mで振るわなかった。今日は伊東が日本勢トップの成績で120.5mと128.0mだった。

チェコとロシアの両チームは遠く及ばなかった。チェコは、ロマン・コウデルカ、ヤーン・マトゥラ、アントニン・ハイエク、ルーカス・フラバという編成で合計865.8ポイント、7位だった。
ロシアは、ヴラディスラヴ・ボヤリンチェフ、イルミア・ハゼトディノフ、デニス・コルニロフ、ミハイル・マクシーモチキンの4人で合計860.6ポイントだった。

イタリアチームは、ファイナル進出を逃した。

Richard Freitag, Marinus Kraus, Michael Neumayer, Severin Freund

 

全リザルト:ザコパネ団体戦

Team Slowenien

 

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