01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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ワールドカップ(W杯)ヴィスワ(ポーランド)大会で、今季ジャンプ週間の覇者、シュテファン・クラフト(オーストリア)が優勝した。クラフトは129.5m、136.7ポイントの一本のみで、ペーター・プレウツ(スロベニア)とセヴェリン・フロインド(独)を抑え1位となった。ファイナルラウンドは、強風のために中止となった。
クラフトはそれを予想していなかったようで、「1回目が公平で安全に進んでいたから、ファイナルラウンドがキャンセルとなって少しびっくりした。でも、もちろん僕にとってはとても良い結果となった。ヴィスワと、このジャンプ台がとても好き。この3・4週間は何だか夢のよう。この瞬間を満喫している。」と話した。
ジャンプ週間総合4位のプレウツは、今日は131.5m、134.5ポイントで2位となり、試合後の取材で、「ファイナルラウンドがこんなに早く中止になるなんて思ってもいなかった。でも風はどんどん強くなってきていたから、良い判断だったと思う。特に2位だった僕にとってはね。次のザコパネがまた特別。毎年そこで好成績を出せているし、多くのファンにも会えるから。」と語った。
フロインド、ザコパネが楽しみ
1月10日に行われたバートミッテルンドルフ(オーストリア)でのスキーフライング戦で優勝したセヴェリン・フロインドは、129.5m、131.1ポイントで3位だった。スキーフライング世界選手権の王者の彼は、「僕の観点から言うと、2ラウンドやった試合の方が、1ラウンドだけの時よりフェアだと思う。でも今日は変わりやすいし強い風だった。ザコパネも素晴らしい場所で、僕が最も気持ちよく過ごせる所の一つ。そこでの試合をとても楽しみにしている。」と話した。
4位は、ジャンプ週間総合2位のミヒャエル・ハイボック(オーストリア)で、128.0mで129.4ポイントだった。ルネ・ヴェルタ(ノルウェー)は128.0m、127.3ポイントで、元旦のジャンプ週間ガルミッシュ(独)戦で出した自己最高成績と同じ5位だった。
マルクス・アイゼンビッヒラー(独)は、131.5m、125.3ポイントで自己最高成績の6位だった。イェルネイ・ダムヤン(スロベニア)は128.5mのジャンプで124.5ポイント獲得となり7位に入った。ガルミッシュ戦の勝者、アンダース・ヤコブセン(ノルウェー)は、134.0m、123.6ポイントで8位、その0.6点差でリヒャルト・フライターク(独)が9位だった。
上位を逃した日本勢
ベテランの葛西紀明は121.9ポイントで10位、同じく日本の竹内択が11位だった。ロマン・コウデルカ(チェコ)とミヒャエル・ノイマイアー(独)が同点で12位、14位のヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)に続き、カミル・シュトッホが15位でポーランド勢のトップだった。ダヴィド・クバツキー(ポーランド)が16位、アンダース・ファンネメル(ノルウェー)が17位、グレゴア・デシュヴァンデン(スイス)は18位だった。
失意のコットとシュリレンツァウアー
厳しい結果となったのは、予選はトップだったマチェイ・コット(ポーランド)で、本戦では45位でW杯ポイントも取れなかった。グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)も同じようなもので、38位で終わった。
シュテファン・クラフトは、2度目のW杯優勝を飾り、総計797ポイントでW杯個人総合成績で首位となった。現在、総合2位のミヒャエル・ハイボックに43点差となっている。接戦の上位で、ペーター・プレウツが714ポイント、セヴェリン・フロインドが693ポイントと続いている。
W杯ザコパネ大会(ポーランド)個人戦の予選が、早くも明日、1月15日(金)に18:00(日本時間 翌2:00)から行われる予定となっている。
リザルト:ヴィスワ大会
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。