01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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オーストリアはスキージャンプ週間7年連続優勝を果たせるか?
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オーストリアは、過去6年間連続でジャンプ週間総合優勝を飾っている。優勝者はトーマス・ディートハルト(2014年)、グレゴア・シュリレンツァウアー(2012年、2013年)、トーマス・モルゲンシュテルン(2011年)、アンドレアス・コフラー(2010年)、ヴォルフガング・ロイツル(2009年)だ。
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これは、既に国別総合連続優勝記録となっている。
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過去6年のジャンプ週間で、オーストリア選手が24戦中17勝と圧倒的な強さだった。過去5年で、他の国が勝ったのは、ノルウェー(3回)、スイス(3回)、フィンランド(1回)だけだった。
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ジャンプ週間史上、オーストリアは15回総合優勝しており、フィンランドの16回に続いている。ドイツも同様に16勝しているが、11回が旧東ドイツ、2回が旧西ドイツ、3回が統合後のドイツという内訳になっている。
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ジャンプ週間で総合優勝したオーストリア選手は11人で、国別トップとなっている。フィンランドは10人の優勝者を出している。
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オーストリアチームの中では、ミヒャエル・ハイボックとシュテファン・クラフトがジャンプ週間初総合優勝を果たせるかもしれない。二人ともワールドカップ(W杯)総合成績でトップ7に入っている。
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最近でオーストリア選手以外が総合優勝を飾ったのは、2008年のヤンネ・アホネンだった。
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オーストリアのジャンパーがジャンプ週間中1戦も勝てなかったのは、2005/06年シーズンだった。
コウデルカ、ファンネメル、バルダル、フロインド、アマン、葛西、プレフツがオーストリア勢の独走を止められるか
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現在W杯総合成績トップのアンダース・ファンネメルか、アンダース・バルダル(これまでジャンプ週間で上位7位までの入賞4回)は、アンダース・ヤコブセン(2007年)以来、初めてジャンプ週間を制覇するノルウェー人となるかもしれない。
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ロマン・コウデルカ(チェコ)がジャンプ週間総合優勝を果たせば、チェコ人として3人目の快挙となる。これまでの優勝者はイジー・ラシュカ(1971年)とヤクブ・ヤンダ(2006年、ヤンネ・アホネンと同点優勝)の二人である。
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セヴェリン・フロインド(独)は、最後にジャンプ週間を制覇したスヴェン・ハンナヴァルト(2002年)に続きたいところだ。ハンナヴァルトは未だに、ワンシーズンのジャンプ週間で4試合全て優勝した唯一のジャンパーだ。
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シモン・アマンがジャンプ週間総合優勝を果たせば、スイス人で初の快挙となる。これまでアマンは4回表彰台に上がっている(2位2回、3位2回)。
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葛西紀明は日本人として船木和喜(1998年)以来、2人目のジャンプ週間総合優勝者となれるかもしれない。
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ペーター・プレウツ(スロベニア)が総合優勝できれば、プリモジュ・ペテルカ(1997年)以来2人目のスロベニア人ジャンパーとしての快挙となる。
ジャンプ週間ハットトリックを狙うシュリレンツァウアー
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グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)は、ジャンプ週間総合優勝を2回達成している(2011/12シーズン、2012/13シーズン)。次に勝てばジャンプ週間総合優勝3回以上を果たす5人目のジャンパーになることができる。これまでにそれを成し得たのは、ヤンネ・アホネン(フィンランド、5回)、イェンス・ヴァイスフロッグ(独、4回)、ヘルムート・レックナーゲル(独、3回)、ビョルン・ヴィルコラ(ノルウェー、3回)の4人である。
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シュリレンツァウアーは、これまでジャンプ週間で4回総合トップ3に入っている。次に総合3位以内に入れば、ジャンプ週間で最低5回表彰台をあげた6人目のジャンパーとなる。これまでにそれを達成しているのは、アホネン(10回)、ヴァイスフロッグ(9回)、ヴィルコラ(6回)、モルゲンシュテルン(5回)、マッチ・ニッカネン(フィンランド、5回)の5人で、アマンも今季達成の可能性がある。
シュリレンツァウアーはジャンプ週間記録に迫れるか?
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シュリレンツァウアーは、ジャンプ週間の枠で9試合優勝している(ガルミッシュ=パルテンキルヒェン3勝、オーバストドルフ、インスブルック、ビショフスホーフェン各2勝)。
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シュリレンツァウアーはあと1勝で、ヴィルコラとヴァイスフロッグが樹立した10勝という記録に迫ることができる。
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シュリレンツァウアーは、ジャンプ週間の試合で15回表彰台に上がっており、表彰台数ランキングで5位になっている。今シーズンのジャンプ週間で、アンドレアス・ゴルトベルガー(オーストリア、17回)とヴィルコラ(18回)の記録には追いつくかもしれない。しかし、ヴァイスフロッグ(29回)とアホネン(29回)の記録にはまだまだ届かない。
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シュリレンツァウアーはヴァイスフロッグが樹立した「表彰台4回を3シーズンに渡って達成」という記録に並ぶことができるかもしれない。ヴァイスフロッグは1984年、1994年、1996年にこれを果たした。
アマンはニッカネン以来初の5タイトル制覇となるか?
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シモン・アマンはジャンプ週間総合以外、スキージャンプ全てのビックタイトルを取っている。
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アマンは五輪金メダル(4回)、世界選手権金メダル(2007年)、スキーフライング世界選手権金メダル(2010年)、W杯総合優勝(2010年)を果たしている。
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もしアマンがジャンプ週間でも総合優勝することができれば、これまでに唯一マッチ・ニッカネンが成し得た全五大タイトル制覇を果たすことになる。
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アマンの他には、5タイトル中4タイトルをとったジャンパーはあと6人いる。そのうちの一人がグレゴア・シュリレンツァウアーだ。
五大タイトル優勝回数
タイトル数 | 名前 | 国 | 五輪 | 世界選手権 | フライング世界選手権 |
W杯総合 |
ジャンプ週間 |
5 | Matti Nykänen | FIN | 3 | 1 | 1 | 4 | 2 |
4 | Simon Ammann | SUI | 4 | 1 | 1 | 1 | |
4 | Espen Bredesen | NOR | 1 | 1 | 1 | 1 | |
4 | Hans-Georg Aschenbach | GER | 1 | 3 | 1 | 1 | |
4 | Jens Weissflog | GER | 2 | 2 | 1 | 4 | |
4 | Kazuyoshi Funaki | JPN | 1 | 1 | 1 | 1 | |
4 | Gregor Schlierenzauer | AUT | 1 | 1 | 2 | 2 | |
4 | Thomas Morgenstern | AUT | 1 | 1 | 1 | 1 |
葛西はジャンプ週間最年長記録を敗れるか
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42歳の葛西紀明は、既にスキージャンパーとして最年長のオリンピックメダリストだ。葛西はソチ五輪で41歳にしてラージヒル戦で銀、団体戦で銅メダルを取っている。
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葛西は、W杯表彰台最年長記録も出している。2014年12月29日のクーサモ/ルカ大会において、42歳で優勝し最年長優勝記録を更新した。
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葛西は、ジャンプ週間史上表彰台最年長記録をやぶれるかもしれない。現在の最年長記録は、セップ・ブラードル(オーストリア)が1956年のビショフスホーフェン大会で2位になった時の38歳だ。