01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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12/21に行われたワールドカップ(W杯)エンゲルベルク大会第2戦で、ロマン・コウデルカ(チェコ)が優勝し、これでコウデルカにとって今季3勝目となった。ジャンプ週間のゲネプロとも言えるこの試合で、激戦の優勝候補の一人として名乗り出たことになる。
コウデルカは135.5mと138.5mで合計289.6ポイントをマークし、地元スイスのシモン・アマンとミヒャエル・ハイボック(オーストリア)を抑えて優勝した。
アマンは、134.0mと136.5mのジャンプを見せたが、ホームゲーム優勝を飾るには5.2点足りなかった。ハイボックは135.5mと134.5m、計282.4ポイントを収め、既に今季4回目の3位入賞となった。
90%のコウデルカ
ロマン・コウデルカは試合後のインタビューで、「今日のジャンプは昨日よりずっと上手くいったし、満足している。もちろん優勝できて嬉しい。でも、タイミングがまだ少し遅い。おかげでクリスマスもジャンプ週間も気持ちよく迎えられる。総合的に言って僕のジャンプは90%、まだ100%までいっていない。全てのスポーツ好きの人達にメリークリスマス!」と話した。
シモン・アマンはベルクッチ(Berkutschi)のに、「今日の試合がうまくいって満足しているけど、テイクオフはまだ改善の余地がある。僕の目標はいつも自分の仕事をうまくやること。成功したジャンプでファンの人たちにお礼ができる事ほど素敵なことはない。 ジャンプがうまくいった時の気分は最高!2回目のジャンプの時には、着地も終わらないうちからお祝いしたい気分だった。僕はミヒャエル・ハイボックがジャンプ週間の優勝候補になってくるんじゃないかと密かに思っているし、ドイツ勢も強い。スロベニアのイェルネイ・ダムヤンとペーター・プレウツも手強いと思う。」と語った。
ミヒャエル・ハイボックは、「とてもとても満足している。すごく良い試合ができた。自分からのクリスマスプレゼントだね。ロマンとシモンにおめでとうと言いたい。二人はすごく強かった。僕のジャンプも今日はうまくいったけど、あの二人にはとにかくかなわなかった。このままのレベルで飛んで行ければ、近々一番上に立てるかもしれない。」と試合を振り返った。
ダムヤン僅差でフライタークを越す
スロベニアのイェルネイ・ダムヤンは、前日の第1戦では3位だったが、今日は129.5mと133.0mで計266.9ポイントとなり4位だった。第1戦の勝者、リヒャルト・フライターク(独)は131.0mと130.5mで、ダムヤンにわずか0.1点差で5位となった。マルクス・アイゼンビッヒラー(独)は264.5ポイントで、W杯自己最高位の6位に入った。その0.3点差でマチアス・プンゲルタル(スロベニア)は健闘の7位だった。
アンダース・ファンネメル(ノルウェー)は、264.1ポイントで8位に入り、ギリギリながらW杯個人総合首位を守った。
9位のシュテファン・クラフト(オーストリア、261.6ポイント)と10位のセヴェリン・フロインド(独)もわずか0.1ポイントの差で順位がついた。最終的に4位と10位までで5.4ポイントの差しかなかった。
グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)は、ジャンプ週間のリハーサル戦とも言える当試合で11位となり、満足とは言い難い結果だった。ペーター・プレウツ(スロベニア)も12位で、まだ盛り返しの可能性を残した。
アンダース・バルダル(ノルウェー)とロベルト・クラニエツ(スロベニア)に続き、15位にポーランド勢のトップとしてピオトル・ジーラが入った。
最長飛距離を出したコフラー
今日の最長飛距離140.0mを出したアンドレアス・コフラー(オーストリア)だが、最終的にはミヒャエル・ノイマイアー(独)とラウリ・アシカイネン(フィンランド)に続く18位だった。
ミハイル・マクシーモチキンとヴラディスラヴ・ボヤリンチェフがそれぞれ19位と28位で、ロシア勢は上向きの傾向を見せた。 ヴァンサン=デスコンブ・セボアとロナン・ラミー=シャプイは25位と30位で、前日同様W杯ポイントをフランスチームに計上した。
W杯個人総合成績では、アンダース・ファンネメルが、わずか2点差ながらロマン・コウデルカを2位に抑え、首位のままジャンプ週間へと進む。激しいトップ争いの中、3位はミヒャエル・ハイボック、4位はセヴェリン・フロインドとなっている。シモン・アマンとペーター・プレウツが同点で5位についている。
スキージャンプ週間は、次の土曜(12/27)、ドイツ・オーバーストドルフの予選をもって幕を開ける。