01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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2014年12月13日、ワールドカップ(W杯)初のニジニ・タギル大会(ロシア)が開催され、アンダース・ファンネメル(ノルウェー)が132.0mと133.0mで263.1ポイントを獲得し、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)とセヴェリン・フロインド(独)を抑え、W杯初優勝を果たした。
この優勝でW杯総合成績の首位となった23歳のファンネメルは、「初めてW杯優勝を果たせて、感激した。やっと本戦で二本とも良いジャンプを決めることができた。昨日のトレーニングではまだいくつか問題があって、ここのジャンプ台でのリズムをつかむのに少し苦労した。でも試合ではうまくいった。もちろんライバル達もすごく強いし、最後に飛ぶ選手として上に立つのは自分にとって全く新しい感覚だった。この前、同じ状況におかれた時には自分の力をうまく出すことができなかった。やっとそれが達成できてすごく良かった。明日は初めての経験として、総合首位のイェロービブをつける事になる。」と試合後のインタビューに答えた。
満足のシュリレンツァウアーとフロインド
W杯優勝記録保持者のシュリレンツァウアーは、129.0mと133.0m飛んだが、5.8点差で惜しくも54回目の優勝を逃し2位となった。シュリレンツァウアーは、「ここ、ニジニ・タギルが気に入った。大勢の観客とのこの雰囲気はすごく良かった。これはスポーツで、開催地によってはあまりお客さんも集まらない所もあった。でも、ここはスキージャンプにとって、いい場所だと思う。W杯の記録保持者であることは、僕にとってとても特別な事だし、見た目ほど簡単なことじゃない。すごく高いレベルでジャンプしたいと思っていて、今日はそれがうまくいった。でもファンネメルは、とにかくもっと上手かったということで、本当に尊敬している。時々はお祝いが必要だし、ノルウェーの選手達もその辺のことは良く分かっていると思う。僕達も帰国したらもしかしたら少しお祝いするかも。ジャンプ週間がもうすぐ始まるし、そうなったら時間も無いから。」と語った。
セヴェリン・フロインドは、130.5mと127.0m、254.9ポイントで3位だった。フロインドは、「1回目で良いポジションに着けたら、もちろん優勝するために攻めに入る。でも僕の今日の2回目は最初の程良くなかったし、今日はファンネメルがとにかく最強だった。今日の試合にはかなり満足している。小さなミスも1つあったとは言え、かなりのレベルで飛べたし、満足と言っていいと思う。お祝いするのはシーズンが終わってからか、少なくともメインイベントが終わってから。 もちろん、もし時間があれば、チーム全員で出かけられたらいいけどね。うちの伝統で、チームでトップ成績の選手が、チームの皆と出かける、っていう決まりなんだ。」と話した。
クラフトは惜しくも表彰台に届かず
4位はわずか0.5点足りず表彰台を逃したシュテファン・クラフト(オーストリア)で、130.5mと130.0mだった。その後、上位4位に明らかな差をつけられての5位に入ったのはペーター・プレウツ(スロベニア)で、127.0mと124.5m、240.0ポイントだった。スロベニア勢は、マチアス・プンゲルタル(238.2ポイント)が7位、ロベルト・クラニエツが11位、イェルネイ・ダムヤンが12位で、トップクラスのチーム成績となった。
6位はアンダース・バルダル(ノルウェー、238.9ポイント)、8位はマリヌス・クラウス(独、237.4ポイント)、9位がミヒャエル・ハイボック(オーストリア、234.4ポイント)、そしてポーランド勢トップだったピオトル・ジッラが10位だった。
W杯ニジニ・タギル大会 第2戦は、2014年12月14日(日)14:30(日本時間22:30)から開催される予定だ。
リザルト:ニジニ・タギル大会12/13
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本との時差はマイナス8時間です。