01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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2014年12月7日に行われたワールドカップ(W杯)リレハンメル大会第2戦で、ロマン・コウデルカ(チェコ)が優勝した。コウデルカは、140.0m、153.9ポイントのジャンプ一本で、今季2度目のW杯優勝を決めた。
「この大会は風のおかげですごく大変だった。それに、昨日は僕のジャンプも良くなかった。今日はスーパージャンプを決められたし、運もついていた。僕にとって、開幕戦(クリンゲンタール大会)とここで優勝できたことは、とても意味のあること。少し休養を取るため、次のニジニ・タギル大会には参加しない。その後のエンゲルベルク大会では再び絶好調で臨みたい。」と今日の勝者、コウデルカは語った。
風に見放され・・・
試合は、コロコロと変わる追い風と向かい風の中、数々の風待ちのブレイクをはさみつつ進められていたが、試合開始後2時間が経った頃、審判の決断でファイナルラウンドはキャンセルされた。
2014年ソチ五輪の銀メダリスト、ペーター・プレウツ(スロベニア)は、139.0m、149.9ポイントを獲得し2位につき、今シーズンの最高成績をおさめた。プレウツは、「今日の試合はかなり厳しかった。風はよく変わるし、スタートゲートの変更もあった。でも風の運という面では僕はついていたし、それに加えて会心のジャンプができた。最終的に表彰台に上がれて僕にとってはもちろんすごく良い結果にになった。」とインタビューに答えた。
3位は、第1戦(12/6)同様、オーストリアのミヒャエル・ハイボックで、141.5m、149.4ポイントをマークした。「結果だけで見ると、今の時点でチームのナンバーワンは僕みたいに見えるかもしれないけど、グレゴア(シュリレンツァウアー)もどんどん強くなっている。自分のジャンプは安定しているし、今のところオーストリアのトップ、というのは嬉しい。」とハイボックは試合後に語った。
スキーフライング・チャンピオンのセヴェリン・フロインド(独)は、136.0mでわずか1.2点の差で4位となり、表彰台に届かなかった。前日の第1戦でファイナル進出さえ逃してしまったシモン・アマン(スイス)だが、今日は142.0mと飛距離は伸ばしたものの、着地が乱れ147,0ポイントとなり5位だった。
再びノルウェー勢トップのファンネメル
アンダース・ファンネメルは第1戦同様、今日もノルウェー勢のトップで6位(146.5ポイント)だった。その1.2ポイント差で同じくノルウェーのアンダース・バルダルが7位に入った。今日の最長飛距離143.0mを出したマルクス・アイゼンビッヒラー(独)は143.7ポイントで8位、同じくドイツのマリヌス・クラウスが140.8ポイントで9位と続いた。
ラウリ・アシカイネン(フィンランド)は139.6ポイントで健闘の10位だった。シュテファン・クラフトが11位、前日の勝者グレゴア・シュリレンツァウアーが13位で、オーストリア・チームにとっては、まずまずの結果となった。ロベルト・クラニエツ(スロベニア)が12位、伊東大貴が14位だった。シュトッホが不在の今、ポーランドチームの希望であるピオトル・ジーラが15位に入った。
葛西は上位に入れず
葛西紀明は、チームメイトの竹内択に続く17位に甘んじなくてはだった。
ニジニ・タギル大会での「ホームゲーム」をあと一週間後に控えたロシア勢は、ヴラディスラヴ・ボヤリンチェフが22位、ミハイル・マクシーモチキンが27位でW杯ポイントを計上した。
オーストリアのヴォルグガング・ロイツルとトーマス・ディートハルトはそれぞれ47位と50位で失意の結果となった。
W杯総合成績では、個人戦5試合が終わった今、ロマン・コウデルカが首位のイェロービブを取り返し、2位がシモン・アマン、3位がアンダース・ファンネメルと続いている。