01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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2014年12月5日(金)、ノルウェーのリレハンメルで行われたワールドカップ(W杯)女子スキージャンプ開幕戦で、スペラ・ロゲリ(スロベニア)がW杯初優勝を果たした。
20歳のロゲリは、93mと今日の最長飛距離99mのジャンプで267.3ポイントを獲得し、オーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツと前季総合優勝の高梨沙羅を抑え、優勝した。
今日の勝者、ロゲリは感無量で、「勝てるなんて思ってもみなかった。雪の上でジャンプするのはここが初めてだったから、自分の調子がどうなのかさえよく分かっていなかった。ノルウェーが大好きだし、ここに住みたいほど。ノルウェーはスロベニアの次に大好きな国。今日の結果はこれまでの自分のキャリアで最高のもの。12月はワールドカップの試合がこの1試合で終わってしまうのが残念。今もっと続けて試合に出られたら良かった。でもその分、次の試合の準備をする時間があるし、総合首位の黄色いゼッケンをもっと長く持っていられる。」とインタビューに答えた。
僅差で優勝を逃したイラシュコ=シュトルツ、失意の高梨
ソチ五輪の銀メダリスト、イラシュコ・シュトルツは、1回目では95.5mを出し首位についていた。しかしファイナルの97.0mでロゲリに1.1点差をつけられ2位となった。「今日の2位は妥当なものだと思う。今日は色々チャレンジしてみたのだけど、2回目の時、下でミスしてしまった。それが1.1ポイントの差がついてしまった理由。」と試合を振り返った。
高梨沙羅は、93.5mと97.0mのとても良いジャンプだったが、着地がわずかに乱れ、265.1ポイント”しか”とれず、レベルの高いファイナルで3位となった。高梨は、「今日どこが問題だったのかまだよく分かっていないので、夜に分析してみるつもり。とにかく、自分が出せるはずの実力がうまく発揮できなくて、かなりがっかりしている。」と語った。
ロシアのソフィア・チコノヴァは、ほんのわずかの差で初めてのW杯表彰台を逃してしまった。16歳のチコノヴァは95.5mと98.0m(261.3ポイント)で4位だった。
ヤールがノルウェー勢トップ
4位に6.1点差で、地元ノルウェーのリーネ・ヤール(92.5mと96.0m)が5位についた。伊藤有希が253.6ポイントで6位、ジャックリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)が252.4ポイントで7位だった。 8位のイリーナ・アヴァクモヴァに1.1点差で9位に入ったのは、膝の怪我でブランクがあったサラ・ヘンドリクソン(米、248.9ポイント)で、まずまずのW杯カムバックとなった。
前日の予選でトップだったカタリナ・アルトハウス(独)は245.8ポイントで10位だった。
スロベニア勢は、1位以外にもマヤ・ヴティッチが12位、エヴァ・ロガーが13位、ウルサ・ボガタイが21位に入り、チームの強さを示した。その半面、ドイツの選手たちはもう少し改善が必要なようだ。予選では期待以上の成績を出したウルリケ・グレッスラーだったが今日は14位、ソチ五輪金メダリストのカリーナ・フォクトは19位だった。
ピンケルニッヒ、上々のデビュー
オーストリアの新人エヴァ・ピンケルニッヒは、全体的に好成績のW杯デビューとなった。トレーニングで見せたほどの成績は出せなかったものの、初めての試合で15位となり、初っ端からW杯ポイントを計上したのはまずまずスタートと言えるだろう。
次のワールドカップ女子の試合は、2015年1月10~11日に札幌で行われる予定だ。
2014年リレハンメル大会・女子リザルト