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シモン・アマンが日本勢を抑え優勝

作成: 28.11.2014 20:11 / sk

11/28に行われたクーサモ大会第1戦で、シモン・アマン(スイス)が2013年12月以来初のワールドカップ優勝を決めた。

五輪メダル4冠のアマンは、今日の試合で139.5mと142.0m、284.1ポイントを獲得し、日本の伊東大貴と葛西紀明を抑え優勝した。

アマンは22回目のワールドカップ優勝を飾り、「1回目で良いジャンプを決めたことが今日は凄く重要だった。トレーニングではまだ上手くいっていなかったけれど、なんとかそこから抜け出せることができた。最初のジャンプではとても高い飛翔カーブだった。その良い感触が次の回への力になった。ここで順調にいってとても嬉しい。着地など、まだ何点か改善しなくてはいけないところがある。この先の条件がどうなるか分からないから、シーズン初頭で上位についているのが大切。今日表彰台に上がった3人分を合わせたら、かなりの年齢だったね。」と語った。

 

伊東は自分でもビックリ

2位の伊東大貴は、138.0mと137.5m、276.1ポイントで、約1年ぶりのワールドカップ表彰台となった。
伊東は試合後のインタビューで、「満足しているけれど、なんで表彰台に立てたのか分からないぐらい。やっと10月からトレーニングに参加できたばかりなので、今日の結果は自分でも信じられない。このルカのジャンプ台はいつも風が難しくて、飛ぶ時に毎回少しドキドキする。でも今日の条件は大丈夫だったから運が良かったんだと思う。」と話した。
同じく日本チームの葛西紀明(42歳)は、131.0mと136.5mで270.5ポイントを獲得し、この冬も好調だということを証明した。
葛西は試合を振り返って、「ここルカのジャンプ台が好きなんだ。この結果に満足しているし、ジャンプの出来に驚いてもいる。この夏はテレビ出演で忙しくて、あまりトレーニングができなかった。 僕らのフィンランド人のコーチがここでのトレーニング合宿を組んでくれた。彼がすごく良くて、かなり助けてもらった。彼と一緒に、僕のジャンプをもっと改善することができた。」と語った。
4位は、1回目で今日の最長飛距離144.5mを出し健闘したアンドレアス・コフラー(オーストリア)で、2回目は137.0mで最終的に表彰台に2.9ポイント足りなかった。5位は同じくオーストリアのミヒャエル・ハイボック(132.0mと131.5m、263.8ポイント) で、オーストリアチームが調子を戻しつつあることを示した。



好調のファンネメルとアシカイネン
予選トップのアンダース・バルダル(ノルウェー)が、昨日の様な調子が出ず19位に終わった中、同じくノルウェーのアンダース・ファンネメルが262.0ポイントで6位に入った。セヴェリン・フロインド(独)は1回目が終わった時点では3位だったものの、最終的には261.1ポイントで7位だった。ラウリ・アシカイネン(フィンランド)は、254.9ポイントで8位となりトップ10入りを喜んだ。優勝候補の一人、ペーター・プレウツ(スロベニア)はその0.4ポイント差で9位、開幕戦クリンゲンタールの勝者ロマン・コウデルカ(チェコ)は253.2ポイントで10位だった。11位のルネ・ヴェルタ(ノルウェー)の後に、ドイツのカルテット、マルクス・アイゼンビッヒラー、アンドレアス・ヴェリンガー、マリヌス・クラウス、リヒャルト・フライタークがそれぞれ、12位、14位、15位、16位についた。その間の13位にオーストリアのシュテファン・クラフトが入った。

ポーランドチームは、前大会同様、昨シーズン総合優勝を果たしたカミル・シュトッホが怪我のため出場できず、調子が出ないようだ。クーサモでは、17位に入ったピオトル・ジーラだけが唯一、ボーランドチームにW杯ポイント加算することができた。スロベニアのベテラン、イェルネイ・ダムヤンとロベルト・クラニエツは、1週間前のW杯開幕戦に比べると、18位と20位で少し調子が出てきた様だ。


「シュレリー」まだ調子が出ず

オーストリアのスーパースター、グレゴア・シュリレンツァウアーは、いまだにトップフォームがつかめずに苦戦しているようで24位だった。ヴァレリー・ボヤリンチェフは、27位でロシアチームにワールドカップポイントを計上し、ヤンネ・アホネン(フィンランド)は今季初の出場で29位になり、少なくともファイナル出場を果たした。

Daiki Ito

 

 

ワールドカップ・クーサモ大会の第2試合は、11/29(土)16:00(日本時間24:00)から行われる予定だ。

2014年11月28日クーサモ大会:リザルト

 

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本との時差は-8時間です。

 

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統計

最長不倒
144.5m
Kofler, Andreas (AUT)
最短ジャンプ
89.5m
Pungertar, Matjaz (SLO)
平均飛距離
122.3m
K点越えジャンプ
74.7%
ネーション数
13
トップ10のネーション数
8
トップ30のベストネーション
6
Deutschland
Ammann, Simon
29.12.13
Oberstdorf
Schweiz
29.12.13
Ammann, Simon (SUI) Oberstdorf