01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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スキージャンプ・ワールドカップ2014/15年シーズンの初戦がクリンゲンタール(独)で行われ、ドイツチームが自国での団体優勝を飾り、新シーズン開幕を祝うことになった。
ドイツチームは、マルクス・アイセンビッヒラー、リヒャルト・フライターク、アンドレアス・ヴェリンガー、セヴェリン・フロインドの4人で団体戦に臨み合計1098.0ポイントで、2位の日本(1068.9ポイント)、3位のノルウェー(1061.2ポイント)に差をつけた。
好調のアイゼンビッヒラー
4人とも均衡の取れたドイツチームだが、特にマルクス・アイゼンビッヒラーの良さが目をひいた。アイゼンビッヒラーは1回目の131.0mからファイナルで142.0mまで伸ばした。 地元のスター、リヒャルト・フライタークは132.0mと136.5m、アンドレアス・ヴェリンガーも133.5mと139.5mと好調だった。スキーフライング世界チャンピオンのセヴェリン・フロインドが130.5mと135.0mを出し最終的に優勝を確実なものとした。
アイゼンビッヒラーは試合後のインタビューに答えて、「僕達はとても満足している。正直言って、今日自分がこんなにうまく飛べるとは思ってもいなかった。ここ数週間好調だったけれど、今日の自分の出来には驚いている。今日の結果から特に大きな期待をするわけでもない。明日の個人戦でも自分のベストを尽くして、良い結果がだせれば良いと思う。今日の条件はすごく良かった。ごく軽い向かい風と追い風があったけど、ずっとフェアな条件だった。」と喜びを語った。
2位の日本、ノルウェーは僅差で3位
清水礼留飛、伊東大貴、葛西紀明、竹内択の4人からなる日本チームは、1回目が終わった時点でドイツに0.4ポイント差をつけた1位で、130.0mを下回るジャンプは1回も出さなかった。清水は137.0mと130.0m、伊東が133.5mと135.0m、ベテラン葛西は136.5mと136.0m、そして竹内は135.0mと134.5mのジャンプを見せた。
清水礼留飛は、「団体戦2位というのは僕達にとって、すごく良い成績。でも今日の自分のジャンプにはあまり満足していない。明日もっとうまくやれれば、個人戦でも表彰台上がれるかもしれない。」と語った。
ノルウェー勢は、特にアンダース・ファンネメル(136.0mと144.0m)の健闘で上位についた。ルネ・ヴェルタが130.5mと129.5m、アンダース・ヤコブセンが129.0mと127.0m、そしてアンダース・バルダルが133.5mと137.0mだったが、最終的に2位には惜しくも足りなかった。ルネ・ヴェルタは試合を振り返り、「僕達はこの結果に満足している。どこを改善できるかまだ細かいことは出てきていないけれど、良い方向に向かっている。もちろん今日みたいに全部の選手に同じ条件じゃない日もある。世界の強豪チームの一つでありたいと思うし、そのためにかなり努力している。」と話した。
予想外のフィンランド
予想以上の健闘をみせ4位に入ったのはフィンランドチーム(ヤルコ・マエッテー、サミ・ニエミ、アンシ・コイブランタ、ラウリ・アシカイネン)で合計1018.3ポイントだった。中でも際立っていたのは、141.0mと141.5mを出したアシカイネンだった。
5位は1015.6ポイントのスロベニア(ユーリ・テペシュ、ロベルト・クラニエツ、イェルネイ・ダムヤン、ペーター・プレウツ)で、更に上位を狙うならもう少し安定した結果が出せるようにしなくてはだろう。
失意のオーストリアとポーランド
チェコとスイスチームに続く8位に甘んじなくてはだったのは、W杯初登場の新コーチ、ハインツ・クッティン率いるオーストリアチーム。唯一シュテファン・クラフトが取っ掛かりとして納得の結果を出した。オーストリアはファーストラウンド敗退を辛うじて0.1ポイント差で免れた。それも、ソチ五輪で金メダルW受賞を果たしたカミル・シュトッホが急遽棄権しなくてはだったポーランドのおかげと言える。シュトッホは金曜(11/21)のウォーミング・アップで軽傷を負い、ヤン・ジョブロが代わりに出場した。
11/23(日)11:30(日本時間19:30)から、今シーズン初の個人戦が引き続きクリンゲンタール(独)で行われる。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本との時差はー8時間です。