01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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FISグランプリ白馬大会(日本)の初日は、ノルウェーのフィリップ・ソエンが優勝した。18歳のソエンは、125.0mと131.0mで277.5ポイントを獲得し、2位のイェルネイ・ダムヤン(スロベニア)に6ポイントの差で勝った。
ベテランのダムヤンは129.0mと128.0mを出し、ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)にわずか2.1ポイント差で、再度のノルウェー勢1・2位入賞を阻止した。
ダムヤンは試合後、「僕は白馬が好きだし、白馬も僕のことが好きなんだと思う。良い試合だった。2回目のジャンプは完璧とは言えなかったけれど、それでも満足している。飛行機での日本への長旅も時差ボケも僕にはどうってことない。いい年なんだし、もう慣れたよ。」とベルクッチのインタビューに答えた。
初表彰台を達成したタンデ
ソエンのチームメイトであるタンデ(20歳)は、128.5mと127.5mを出し3位に入賞した。ソエンにとっては先週末(8/15)に行われたクシュベル大会での2位に続き、グランプリ初優勝の快挙となった。タンデはサマーグランプリで初めての表彰台を果たした。
ソエンは、「勿論すごく嬉しい。ジャンプがどんどん良くなっている。このレベルを冬にも維持していきたい。僕の目標は世界選手権だ。」とベルクッチに語った。
タンデは、「ものすごく嬉しい!このジャンプ台はエキサイティング。日本への長旅は大変。あんまり眠れなかったっていうのが更に辛かった 。」と答えた。
開催地、日本の竹内択は、今日の最長飛距離132.5mと130.0mを出したものの、合計266.4ポイントで残念ながら4位に甘んじなくてだった。ドイツのベテラン、ミヒャエル・ノイマイアーは128.5mと126.5mで259.8ポイントを記録し健闘の5位に着いた。
好調のアシカイネンとニエミ
スロベニアのマチアス・プンゲルタルは256.5点で6位、その後にラウリ・アシカイネン(フィンランド)が1.5点差で7位に着きフィンランドチームは好成績となった。「本当に満足している。クシュベルで果たしたジャンプも、ここでのジャンプも大きな進歩だった。」とはアシカイネンの談。栃本翔平(251.5ポイント)が8位、葛西紀明(247.4ポイント)が10位に入賞し、日本は優秀なチーム成績をおさめた。スイスのシモン・アマン(249.0ポイント)は、数々のトップジャンパーが不参加だったこの機会を利用しきれず9位に収まった。サミ・ニエミも11位に入り、フィンランド・チームはもう一つ好成績を持って帰れることになった。ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーは12位、ポーランド勢トップだったヤクブ・ヴォルニが13位、小林潤志郎が14位、そしてロシアのヴラジスラヴ・ボヤリンツェフがトップ15位に入った。ボヤリンツェフにとっては、これまでのキャリアの中で最高のグランプリ成績となった。
ガイガーはまだ不満
17位になった清水礼留飛同様、スイスのグレゴア・デシュヴァンデンとドイツのカール・ガイガーも21位と22位で、まだ完璧なフォームでは無いようだ。
ガイガーは、「まだこのジャンプ台に慣れていなくて思うようにいかなかった。ここに来てない選手の事を思うと、それ程のせめぎ合いでも無さそうに見えるけど、強い日本の選手が随分いることに気づかされる。」とベルクッチに語った。
それに対し、オーストリアのクレメンス・アイグナーは、このチャンスを利用して、27歳にして初めてのグランプリ出場でファイナル進出を果たした。「2回目に残れて納得のいくものとなった。次の2試合目でも、もう一度攻め込んでいきたい。」
グランプリ白馬大会の第2試合は、8月24日(日)午前3:00(日本時間10:00)から行われる予定だ。
注)表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本との時差はマイナス7時間です。