01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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ポーランドはヴィスワで開催されたグランプリ開幕戦、ピオトル・ツィラ、アンドレアス・ウェリンガーをおさえてスロベニアのペーター・プレウィッチが優勝した。
129.5mと132mの飛距離をだしたスロベニア選手はトータル415.2ポイントで他選手を圧倒した。
地元のピオトル・ツィラ(126mと131.5m、398.5ポイント)は2位、ドイツの人気選手アンドレアス・ウェリンガー(130mと131.5m、392ポイント)は惜しくも転倒し優勝を逃し、3位に留まった。「転倒したので表彰台はないと思った。」とウェリンガーは記者会見で話したが、実際転倒ライン上での転倒だったため「ジャッジも転倒ライン前か後か判断が難しかったらしくジャッジスコアに差があり13点から16点だった。」とそれでも3位入賞を果たした。
ノルウェーのアンドレアス・スティルネンはそのウェリンガーに0.2ポイント差で表彰台をのがし、4位となり、その日のノルウェーのベスト選手となった。
新しい競技方式に対しての様々な意見
予選で48選手を選出し、4グループに分かれて戦う新方式にたいして各国の意見は分かれている。
ノルウェーのルネ・ヴェルタ(125mと127m、387ポイント)とトム・ヒルデ(125mと129m、382.1ポイント)は新方式に関してポジティブだ。「新しい競技方式を僕は好きだし、素晴らしいと思う。より公平だと思う。」とヴェルタは試合後にかたり、またチームメイトのヒルデもそれに同意し、このシステムは全く違うものだが、興味深い。観客が気に入るならば、僕も良いと思う!ファイナルに出場する選手数が少なくなることはその分一人一人の選手に時間をかけてもらえるので良いと思う。」、さらにポーランドのファンに対して「雨が降っても、雷がきてもここではみんな観戦するために居続けてくれる。ジャンプ台で本当に素晴らしいムードを作り出してくれるので僕はポーランドを愛している。素晴らしいよ。」と感激を表した。
Video Interview mit Renndirektor Walter Hofer
オリンピックチャンピオンのシモン・アマンはそれに対して、疑心暗鬼の様子だ。このスイス選手(127.5mと124m、374.3ポイント)はグループ分けに関しての問題点を指摘した。「トップ選手が必ず最初のジャンパーの中にいることになるが、そのことに不慣れで、新システムに賛成するには納得する必要がある。僕にとってはテスト段階なのでまだはっきりとした意見はない。」と語ったが、「僕は自分の選手キャリア中には多くのテストを経験して来たので、いずれにしても新しいことを試して行くことは大賛成だ。」と付け加えた。
「2対0のビハインド」
新しい試合方式に絶対的反対意見なのは3位になったアンドレアス・ウェリンガーで、「予選でのリザルトが振るわなかった選手に取っては2本目のジャンプでサッカーで言うところの2:0ビハインドを追わされているようで、そこから巻き返すのは困難だ。」と試合後に話し、さらに「僕が思うにはグループのトップ6が進出した後に予選のリザルトを加算した方が良いと思う。」と意見をのべた。
ポーランドのファンにとって一番残念だったのは、カミル・シュトッホ(114.5mと126.5m、236.7ポイント)と予選で不振だったためファイナルに進出出来なかったことだろう。各国チーム・選手の意見はこのように様々に分かれた模様でグランプリシリーズ初戦の週末は幕を閉じた。
次のグランプリ大会は8月8・9日にスイスのアインシーデルンで開催される。