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W杯プラニツァ大会、今季最後の団体戦でオーストリアが優勝

作成: 22.03.2014 14:34 / cy

W杯今シーズン最後の団体戦が3/22(土)にプラニツァ(スロベニア)のラージヒルで行われ、オーストリア・チームが堂々の優勝を飾った。

シュテファン・クラフト、アンドレアス・コフラー、トーマス・ディートハルト、そしてグレゴア・シュリレンツァウアーというチーム編成で1045.6ポイントで首位につき、ポーランドを2位、ノルウェーを3位に抑えた。

ソチ冬季五輪で団体戦金メダルを取ったドイツ・チームだが、今回は4位に終わった。
今回、オーストリア・チームの勝利に特に貢献したのは、135.5mと131.0m飛んだアンドレアス・コフラーと、135.0mと133.5mのジャンプを見せたシュテファン・クラフトだった。最後はグレゴア・シュリレンツァウアーが136.0mの強いジャンプを出し優勝を決めた。

ノルウェーチーム

 


ジーラがバッケンレコード樹立
ポーランド・チームを表彰台に導く土台を作ったのは、1回目でのピオトル・ジーラの健闘で、彼はこれまでのバッケンレコードを3.5mも越えた141mという新記録を立てた。ポーランド勢は、他にマチェイ・コット、クレメンス・ムランカ、そして今季W杯総合優勝が確定しているカミル・シュトッホというメンバーで合計1007.6ポイントを獲得し、3位のノルウェーにわずか0.3ポイント差で2位となった。

ノルウェー・チームは、アンダース・スティエルネン、アンダース・ファンネメル、トム・ヒルデ、アンダース・バルダルの4人で、コンスタントな強さを見せた。1回目ではトム・ヒルデが138.5mと際立っていた。アンダース・バルダルも131.0mと132.5mの好ジャンプを出し、3位入賞を決めた。

 

オーストリアチーム

 

クラウスは新記録を辛くも逃す
ドイツ・チームは、アンドレアス・ヴァンク、マリヌス・クラウス、リヒャルト・フライターク、セヴェリン・フロインドという編成で参戦した。クラウス(23歳)が141.5mの飛距離を出して更なる記録更新かとも思われたが、着地の時に手をついてしまった。最終的に強豪ドイツ・チームは1001.5ポイントで、表彰台に5.8点足りなかった。

スロベニア・チームは、ペーター・プレフツ、ツェネ・プレフツ、ネイツ・デツマン、ロベルト・クラニエツというメンバーで参戦したが、特にクラニエツが126mと124mしか出せず、その埋め合わせはしきれなかった。

 

 

痛い勉強料を払った日本チーム若手
日本チームは、ソチ冬季五輪で銅メダルを取った時のメンバーのうち、伊東大貴と竹内択のトップジャンパー二人が治療のため欠場しなくてはならなかった。特にFISカップからW杯に上がってきた作山憲斗は、まだ勉強料を払わなくてはいけないようだ。

チェコはもう少し良い順位につけそうだったものの、ファイナルでロマン・コウデルカが失敗し、最後は7位となった。8位になったスイスにとっては、ファイナルに進めただけでも健闘と言えるだろう。

その半面、1回目で終わってしまったのは、フィンランド、ロシア、イタリアの三国だった。



3/23(日)9:00(日本時間17:00)からは、W杯今シーズン最後の個人戦予選が行われ、最終戦は10:30(日本時間18:30)頃から開催される予定となっている。

 

W杯プラニツァ大会・団体戦:結果

 

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本との時差は-8時間です。

 

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