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W杯トロンハイム大会 地元のバルダルが優勝

作成: 07.03.2014 19:24 / cy

3/7(金)に行われたW杯トロンハイム大会(ノルウェー)個人戦で、地元のアンダース・バルダルがホームゲーム優勝を飾った。 2位のアンドレアス・コフラー(オーストリア)は、2012年12月以来の表彰台達成を喜んだ。3位には日本のベテラン、葛西紀明が入った。

予想外の健闘だったのは、ロマン・コウデルカ(チェコ)で、1回目が終わった時点でなんと首位に立っていた。コウデルカにとって、4位は2年以上ぶりのW杯自己ベスト成績となった。


バルダルは、136.5mと131.0mで269.3ポイント獲得となり、2位のコフラーに4.4ポイント差で、今季W杯2勝目を果たした。コフラーは、ソチ五輪でオーストリア・チームの補欠として参加したものの一度も出番が回ってこなかったが、今日は136.5mと131.5mの好ジャンプを見せた。41歳の葛西は、135.5mと132.0mのジャンプで261.4ポイントとなり、4位のロマン・コウデルカに1.8点差だった。

 

 

予想外の健闘を見せたコウデルカ、ファイナル進出を逃したプレフツ
コウデルカは、1回目の137mで1位についていたが、ファイナルの125.5mでは表彰台には届かなかった。

3/6(木)の予選で優勝した清水礼留飛は、132.5mと128.0mで256.6ポイントを計上し5位となり、今シーズン自己最高成績となった。スロベニア勢では、W杯総合ランキングで2位についているペーター・プレフツがファイナル進出を逃したかたわら、イェルネイ・ダムヤン(249.3ポイント)が6位に入賞しスロベニア・チームのトップだった。

 

 

追い上げたフロインド

プレフツ同様、1回目で風の運に恵まれなかったセヴェリン・フロインド(独)だが、最終的には248.5ポイントとなり、22位から7位まで追い上げた。W杯総合首位に立っているカミル・シュトッホ(ポーランド)は、今日のトロンハイム戦では245.6ポイントで、8位のミヒャエル・ハイボック(オーストリア)の2.5点差で、9位に甘んじなくてはだった。アンシ・コイブランタ(フィンランド)が245.2点でトップ10に収まった。オーストリアは、2位と8位の他に、シュテファン・クラフトが11位、グレゴア・シュリレンツァウアーが13位に入り、優秀なチーム成績となったが、W杯優勝記録保持者のシュリレンツァウアーにとっては、期待はずれの結果だっただろう。チェコ・チームも、コウデルカの他に、アントニン・ハイエクとヤーン・マトゥラも14位と15位に入り、満足いく結果となった。

 

 

ヒルデ、好調のカムバック
ソチ五輪出場権は逃したトム・ヒルデ(ノルウェー)だったが、今日の試合では16位と好調のカムバックとなった。ラウリ・アシカイネン(フィンランド)は17位だった。グレゴア・デシュヴァンデン(スイス)は、名高い先輩、シモン・アマンを今日も越え20位に入った。アマンは30位という残念な結果だった。ディミートリ・ヴァシリエフ(露)は、1回目で7位についていたのものの、ファイナルで22位となり、上位に入るチャンスを逃してしまった。とは言え、22位でも老練ヴァシリエフにとっては今季の成績では良い方だった。

 

 

W杯総合トップ3は変わらず

W杯総合成績では、カミル・シュトッホが、2位のペーター・プレフツに132ポイントの差をつけて、首位の座を更に強固なものとした。セヴェリン・フロインドは、プレフツとの差を105点にまで縮めた。今季の個人戦が残すところあと3試合となった今、総合優勝を手にできる可能性があるのは、シュトッホ、プレフツ、フロインドの3人だけとなった。


3/9(日)には、今季最後から3番目のW杯オスロ大会(ホルメンコーレン・ジャンプ競技場)へと続く。この試合は同時に、来週(3/14~16)ハラチョフ(チェコ)で行われるスキーフライング世界選手権のリハーサル的な意味合いも持っている。

 

W杯トロンハイム大会3/7:結果(PDF)

 

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