01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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3/4(火)に行われたワールドカップ・クオピオ大会で、カミル・シュトッホ(ポーランド)がW杯13勝目をあげて、総合優勝へまた大きく近づいた。2位にセヴェリン・フロインド(独)、3位にアンダース・バルダル(ノルウェー)がつき、シュトッホの一番の追手であるペーター・プレフツ(スロベニア)は4位にとどまった。
シュトッホは、2回とも126.5mのジャンプで、262.7ポイントとなり、2位のフロインドに3.8点差だった。フロインドは127mと125m飛んで、W杯総合成績3位の座をさらに堅固なものとした。
アンダース・バルダルは123.0mと127.5m、257.6ポイントで、4位のプレフツに7.6点差をつけた。ソチ五輪で二つのメダルを達成したプレフツは123.5mと126.0mだった。
再び好調のアマン
シモン・アマン(スイス)は、125mと126m、249.2ポイントで5位となり1月以来のW杯自己ベスト成績を果たし、再び強さを発揮した。オーストリア・チームでトップだったのはミヒャエル・ハイボックで、121.5mと128.5mで247.6ポイントを取り6位だった。その0.7ポイント差で、122mと125m飛んだヤコブ・ヤンダ(チェコ)が7位となり、今季2番目に良い成績を喜んだ。 243.6ポイントで8位についた葛西紀明は、W杯総合上位をかけたほぼ最後のチャンスを逃し、納得いかない結果となった。オーストリアのシュテファン・クラフト(241.3ポイント)とグレゴア・シュリレンツァウアー(240.4ポイント)が9位、10位でトップ10に収まった。これでW杯総合優勝記録保持者のシュリレンツァウアーも、今季の総合優勝争いに勝ち目がなくなってしまった。
少し良くなってきたドイツ・チーム
ドイツ・チームは少し改善のきざしが見えてきた。ソチ五輪団体戦で金メダルを達成して以来、セヴェリン・フロインドが憑き物が落ちたように伸びて来たかたわら、他のドイツ選手はなかなか思うようについて来られなかった。今回はアンドレアス・ヴェリンガーが11位、マリヌス・クラウスが16位で、少なくともそこそこの結果となり、リヒャルト・フライタークは26位で五輪以降初めてのファイナル進出を果たした。
ラリント、チャンスを逃す
開催地フィンランドのファン達は、ファーストラウンドが終わった時点では大きな期待感に包まれていた。ヴィレ・ラリント(フィンランド)が129mの好ジャンプで3位についていたのだ。しかし、ファイナルで緊張したのか108mしか出せず21位にまで下がってしまった。そして結局、今日もアンシ・コイブランタが13位でフィンランド勢のトップとなり、ラウリ・アシカイネンも17位に入り、開催国として尊敬に値する結果となった。
チェコ・チームは、ヤコブ・ヤンダ以外にも3人がファイナルに出場し、まずまずの成功と言えるだろう。ヤーン・マトゥラが19位、ロマン・コウデルカが20位で、更に25位だったアントニン・ハイエクもW杯ポイントを計上し自信をつけた。
脳震盪を起こした渡瀬
それに対し、日本チームにとっては調子が出ない日となった。渡瀬雄太は1回目で転倒し、軽い脳震盪を起こした。清水礼留飛は22位に甘んじなくてはならなかったし、竹内択は29位でギリギリのファイナル進出となった。
28位のアレクセイ・ロマショフは、ロシア勢で唯一W杯ポイント加算を果たした。
W杯総合成績では、カミル・シュトッホが、2位のペーター・プレフツに103ポイント差で、首位に立っている。更に141ポイント差で3位のセヴェリン・フロインドは、論理的には可能だが、実質的にはW杯総合優勝のチャンスはもう無いと言えるだろう。
W杯北欧シリーズは、3/7(金)のトロンハイム戦へと続き、3/9(日)にはオスロでの試合に行き着くことになっている。