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W杯ラハティ大会・注目データ

作成: 27.02.2014 12:28 / cy

葛西はヨーロッパの選手以外で初の50回目の表彰台となるか?

 

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葛西紀明は2/27(水)に行われたファールン大会で3位に入賞し、これでW杯個人戦49回目の表彰台となった。ラハティ大会(フィンランド)で予定されている2/28(金)と3/2(日)の個人戦で、葛西は50回目の表彰台に立てるかもしれない。

 

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もし葛西がこれを達成できれば、W杯表彰台に50回上がる12人目のジャンパーとなり、ヨーロッパ以外の選手では初の快挙となる。

 

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これまでに50回の表彰台をあげているのは、オーストリア(5人)、フィンランド(2人)、ドイツ(2人)、ポーランド(1人)、スイス(1人)の5ヶ国の選手だけだった。

 

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現役選手の中で、W杯の表彰台50回を達成しているのは、ヤンネ・アホネン(フィンランド、108)、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア、85)、トーマス・モルゲンシュテルン(オーストリア、76)、シモン・アマン(スイス、73)の4人で、葛西は5番目になれるかもしれない。

 

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もし2/28(金)に葛西が3位までに入り、50回目の表彰台となれば、同じ場所で果たした最初の表彰台からちょうど22年目となる。1992年の2/28に、当時19歳だった葛西はラハティのノーマルヒルで3位になった(1位はトニ・ニエミネン、2位はエルンスト・ヴェットーリ)。

 

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葛西が最初のW杯表彰台を達成した時に、現在のライバルの中でペーター・プレフツ(スロベニア)とアンドレアス・ヴェリンガー(独)はまだ生まれていなかったし、トーマス・ディートハルト(オーストリア)は生まれて3日目だった。

 

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葛西が金曜と日曜の両試合で表彰台に立つことができれば、アンドレアス・フェルダー(オーストリア)と並ぶ51回目の表彰台となり、このランキングで11位になることができる。

 

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日本チームがワールドカップで果たした表彰台201回のうち、約4分の1の49回を葛西が取っている。

 

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今季、葛西はワールドカップ個人戦で5回表彰台に上がっている。今回のラハティ大会で6回目を果たせば、今季は葛西にとって、1992/93年と並ぶ過去2番目に良いシーズンとなる。1998/99年のシーズンでは表彰台に14回上がった。

 

 

フィンランドはラハティで8年ぶりの表彰台を狙う

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フィンランド選手がラハティでのホームゲームで表彰台に上がったのは、2006年に優勝したヤンネ・ハッポネンが最後だ。

 

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それ以降では、フィンランド勢のラハティ大会最高成績はノーマルヒル4位(2009年のハッリ・オッリと2012年のアンシ・コイブランタ)だ。

 

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2/26に行われたファールン大会に参戦した3人のフィンランド選手のうち、アホネンとコイブランタはファイナル進出を逃してしまったが、ラウリ・アシカイネンは9位で、W杯自己最高成績となった(これまでの最高は16位だった)。

 

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過去4回のラハティ大会団体戦でフィンランドは3回8位、1回6位になっている。ラハティでフィンランド勢が団体戦で優勝を飾ったのは2002年が最後だ。

 

 

プレフツが再びW杯総合トップ

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プレフツは、ファールン大会で2位だったことにより、カミル・シュトッホ(ポーランド)を追い越し、今季もあと3週間を残すところとなった今、17ポイント差でW杯総合ランキング首位に立った

 

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プレフツがW杯総合優勝を果たすことになれば、スロベニアで2人目の快挙となる。プリモジュ・ペテルカ(スロベニア)がこのタイトルを1996/97年と1997/98年のシーズンで獲得している。

 

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スロベニアの選手がW杯総合トップ3までに入って終わったシーズンは、ペテルカのこの2回の優勝の時以外には皆無だったが、プレフツは今季、この課題をほとんど達成したようなものだ。

 

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シュトッホは、W杯総合優勝を果たす2番目のポーランド選手になれるかもしれない。これまでに達成したのはアダム・マリシュで、このタイトルを4回取っている(2000/01年、2001/02年、 2002/03年、2006/07年)。

 

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葛西は、今のところW杯総合でプレフツに182点差で3位についている。これまで日本人がW杯総合優勝を果たしたことは無く、葛西にとってもプレフツとシュトッホを追い越すのは至難の技だ。

 

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葛西は1992/93年と1998/99年にそれぞれW杯総合3位になったことがある。もし葛西が今季でその記録を更新すれば、W杯総合で3回以上3位についた3番目のジャンパーとなれる。アホネンとフェルダーが総合3位を4回取っている。

 

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シュリレンツァウアーはファールン大会でW杯総合5位に落ちてしまった。彼のこれまでのキャリアで、完全参加のW杯シーズンで総合4位より悪い成績で終わったことは無い。2010/11年は9位になったが、その時は怪我のため一部を欠場しなくてはだった。

 

 

スロベニアは団体戦4連勝を飾れるか?

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スロベニアは、ソチ五輪の団体戦ではメダルを逃したものの、W杯では2013年3月から団体戦で3連勝している。

 

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3/1(土)の団体戦でスロベニアが優勝すれば、史上2回目の団体戦4連勝以上となる。

 

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これまでそれを達成しているのは、オーストリアだけで、2010年11月から2011年11月にかけて6連勝した。

 

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スロベニアは、今回の連勝となるまでに、W杯団体戦で3回しか優勝したことがなかった。

 

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これまで6回団体優勝しているスロベニアとドイツ(ソチ五輪で団体戦金メダル)が、W杯優勝数ランキングで4位の座を争っている。W杯団体戦総合1位のオーストリアは25回、2位フィンランドは15回、3位ノルウェーは12回優勝している。

 

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