01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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オーストリア・ビショフスホーフェンで行われた、ジャンプ週間最終戦の予選で、シモン・アマン(スイス)が不在の中、スロベニアのペーター・プレフツが優勝した。ジャンプ週間総合成績トップのトーマス・ディートハルト(オーストリア)は、アンデシュ・ヤコブセン(ノルウェー)を抑え2位になった。140.0mで147.5ポイントで今日の最長飛距離を出したプレフツは、明日のノックアウト戦で、予選を棄権した竹内択と対戦することになる。
ディートハルトは135.5mを飛んで、2.2ポイントの差で2位になった。これで21歳のディートハルトは月曜の最終戦ファーストラウンドで、ジャンプ週間総合の最強のライバル、シモン・アマン(スイス)と直接対決することになる。アマンはインスブルック大会同様、予選には出場しなかった。ヤコブセンは138.5mでリードしていたが、1451.1ポイントで3位になった。
144.5ポイントだったドイツのマリヌス・クラウスは大健闘の4位、その0.1ポイント差でオーストリアのシュテファン・クラフトが5位になった。6位のリヒャルト・フライターク(独)は143.6ポイントで、7位に着いたヴォルフガング・ロイツル(オーストリア)に0.9ポイント上回った。他のオーストリア勢もミヒャエル・ハイボックが8位(142.6ポイント)、ジャンプ週間総合3位のトーマス・モルゲンシュテルンが9位となり、開催国の強さを示した予選結果となった。
ポーランド・チームでは、ワールドカップ総合ランキング1位のカミル・ストッホが139.8ポイントで10位、ピオトル・ジッラが12位、ヤン・ジオブロが13位だった。スキーフライング元チャンピョンのロベルト・クラニエッツ(スロベニア)はますます好調で11位に着いた。アンダース・バルダルは今日はノルウェー勢の中でも3位で16位、アンダース・ファネメル(ノルウェー)はアンドレアス・ヴェリンガー(独)と同点の14位だった。
日本の葛西紀明と伊東大貴は、ミヒャエル・ノイマイアー(独)と共に、今回は20位になったインスブルック大会の勝者アンシ・コイブランタ(フィンランド)の前に着いた。グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)は25位だったが、31位になってしまったセヴェリン・フロインド(独)よりは、まだマシだった。。
1/6(月)のジャンプ週間最終戦は、ディートハルト対アマンの直接対決以外にも注目のノックアウト対決が目白押しだ。アンシ・コイブランタは、今不調のセヴェリン・フロインドとの対戦で光明が見えなくもない。あと一日で24歳の誕生日というグレゴア・シュリレンツァウアーは、アンドレアス・ヴァンク(独)との対決だ。8年前のジャンプ大会総合で同点優勝だったヤンネ・アホネン(フィンランド)とヤコブ・ヤンダ(チェコ)は今回はノックアウト戦で決戦だ。オーストリアの若手、クリストフ・シュタウダーは世界チャンピョンのカミル・ストッホと対峙することになり、グレゴア・デシュヴァンデン(スイス)はトーマス・モルゲンシュテルンとの戦いとなる。ドイツ対オーストリアの戦いとなる、リヒャルト・フライターク対17歳のシモン・グライダラーの決着はどうなるか。アンデシュ・ヤコブセンとオレマリウス・イングルバルドセンはノルウェー人同士の対戦となる。
ビショフスホーフェンのパウル・アウサーライトナージャンプ台で1/6(月)に行われる最終戦は16:00(日本時間の24:00)に始まり、18:30頃には第62回ジャンプ週間総合の優勝者が生まれているだろう。オーストリアのトーマス・ディートハルト、もしくはトーマス・モルゲンシュテルンか、スイスのシモン・アマンに決まるか、観客にとってもスリリングな白熱戦となるだろう。