01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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シーズン初日からジャンプファンには見逃せない一日になった。ミックス戦の記念すべきW杯デビュー戦が今日リラハンメルのノーマルヒルで行われた。男女2名ずつのチームで争われるこのあたらし方式は夏にすでに試行済みて選手、観客の観点両方から成功を収めている。
男子個人予選中から天候に恵まれない一日だと言うことはすでに予感されていた。強い雨と突風のため、ヴァルディフィエメ世界選手権のテストイベントという意味も含めて、この競技を行うにはとても良い公平な条件とは言えない状況であった。
そういった条件下でのこのスリルある試合でノルウェーチームがその勝利を飾る。マーレン・ルンドビー、トム・ヒルデ、アネッテ・サーゲン、アンダース・バルダルという4名のチームは地元観衆の前でベストジャンプをみせ983.1ポイント、2位の日本に17.1ポイント差をつけた。アネッテ・サーゲンが着地時にバランスをくずし転倒したことにより一時その勝利が危ぶまれた。しかしアンダース・バルダルのすばらしい2本目ジャンプで優勝を手にした。「地元海佐の開幕戦で優勝できて自分たちにとっては完璧というべき一日になった。チームメンバー全員がハイレベルなジャンプ、つまり8本のいいジャンプを揃えることが出来た」とトム・ヒルデは優勝を決めた後にコメントした。
日本選手(伊藤有希、渡瀬雄太、高梨沙羅、竹内択)は今シーズントップ争いに間違いなく入ってくることを証明した。レベルの高い安定したジャンプで結果は966ポイントで2位。高梨沙羅は「条件が本当に難しかったが2本揃えることが出来て満足している。2位になれて本当に嬉しいし、土曜日の個人戦が楽しみ」と話した。
イタリアがセンセーショナルな3位入賞
イタリアにとっては素晴らしい日になった。エレナ・ルンガルディア、アンドレア・モラッシ、エヴェリン・インサム、セバスティアン・コロレドで挑んだイタリアチームは899ポイントで3位。イタリアチームの目標はヴァルディフィエメ世界選手権でのメダル獲得であるだけに、素晴らしいシーズン開幕となった。エヴァリン・インサムが101.5m/102.5mという素晴らしい2本のジャンプを見せたが、セバスティアン・コロレドで冷や汗をかくことになる。彼の転倒にも関わらず3位を守りぬいた。エレナ・ルンガルディアは「今回の結果は信じられない。悪条件にも関わらずみんないいシーズンスタートを切ることができたと思う。このまま行ければ、素晴らしいシーズンになる。」と3位入賞に喜んだ。
ドイツ(ウルリケ・グレッスラー、リヒャルド・フライタク、カリーナ・フォグト、セヴェリン・フロインド)は表彰台を逃して4位。フライタクとフロインドの調子がいいのは一目瞭然だが、女子選手2人とも男子に会わせることが出来なかった。アメリカチームは女子の強豪、サラ・ヘンドリックソンとリンジー・ヴァンの2名で望んだ。アンダース・ジョンソン、ピーター・フレネットの2人は条件が難しくもあったが、いいジャンプを見せている。
チェコチーム(ヴラデナ・プストコヴァ、ローマン・コウデルカ、ミヒャエラ・ドレシャロヴァ、ルーカス・フラヴァ)は6位。ルーカス・フラヴァは昼間行われた男子個人予選の勝者であり、チームのベストジャンパーであった。7位はスロベニア。マヤ・ヴティッチ、マティヤス・プンガルター、エヴァ・ロガー、ペーター・プレヴィッチも調子は悪くないが、トップ争いには食い込めなかった。スイス(ビニア・ウィンドミュラー、グレゴア・デシュヴァンデン、サブリナ・ウィンドミュラー、シモン・アマン)が8位で特に男子2人は好調のようだ。
コフラーは失格
大番狂わせはオーストリアチームがファイナルに進出できなかったことである。アンドレアス・コフラーがスーツサイズで失格。それにより1本目終了時に最有力候補が戦線から脱落。同様にカナダもマチュー・ロウリーの失格により夏のような成績を出すには至らなかった。
フランス(ジュリア・クレア、ローマン・ラミー・シャプイ、コリン・マテル、エマニュエル・シェダール)は9位に終わり、ファイナルには進出できなかったが女子選手の能力の高さは印象に残る。ペッカ・ニエミラ率いるフィンランドチームは10位。アナスターシャ・グラディシェヴァ、アントン・カリニチェンコ、イリナ・アヴァクモヴァ、ドミトリー・ヴァジリエフのロシアチームも好調とは言いがたく2本目のジャンプを見せることは出来なかった。