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W杯ヴィスワ男子第2戦 プレウツ連勝、小林陵侑 僅差で2位

作成: 07.12.2025 15:19 / hn

12月7日(日)、国際スキー連盟(FIS)スキージャンプワールドカップ・ヴィスワ大会(ポーランド)で男子個人第2戦が行われ、前日の第1戦でアダム・マリッシュ・ジャンプ台での初優勝を遂げたスロベニアのドーメン・プレウツが連勝を飾った。

僅差で小林陵侑が2位となり、3位はドイツのフィリップ・ライムンドだった。

今日の勝利でプレウツがワールドカップ総合首位に浮上した。

ドーメン・プレウツ(スロベニア)は、「一つの大会で2連勝できるなんて、素晴らしい結果になった。本当のところ、このジャンプ台にはかなり苦戦した覚えしか無かったから、自分でも正直驚いている」と、試合後のインタビューに答えた。


この連勝で26歳のプレウツは、チームメイトのアンツェ・ラニセク(今日は8位)からワールドカップ(W杯)総合首位の座を奪った。

現時点で首位のプレウツは470ポイント、2位のラニセクが438ポイントをマークしている。

総合3位の小林陵侑は406ポイント、4位のフィリップ・ライムンド(ドイツ)は314ポイントとなっている。

Domen Prevc

 

プレウツは、「(W杯総合首位の選手が着用する)黄色のリーダーズビブは僕にとってある種のプレッシャーでもあるし、責任も感じる。次がクリンゲンタール大会という今、黄色いゼッケンを手にしたというのはとても良いタイミング。クリンゲンタールのジャンプ台の角度と飛行カーブが僕のジャンプスタイルに合っているから、この台がとても好き。来週末の試合を楽しみにしてる」と、さらなる意欲を見せた。

 

プレウツにわずか0.9点差で日本の小林陵侑が2位になった。

二階堂蓮は、3位のライムンドにわずか3.4点差で4位となり、惜しくも表彰台入りを逃した。

Ryoyu Kobayashi

 

引き続き好調のライムンドとホフマン
ドイツのフィリップ・ライムンドは、前日の第1戦で2位、今日は3位となり、連日で表彰台入りを果たした。

同じくドイツのフェリックス・ホフマンは、スロベニアのアンツェ・ラニセクと同点で8位だった。

好成績のポーランド勢
開催国 ポーランドからは、カスペル・トマシアクが5位、ピオトル・ジーワが7位、マチェイ・コットが14位となり、好成績を収めた。

自国の観客を前に、ポーランド人選手たちは往年の強さを取り戻しつつある。

遅れをとったオーストリア
上位常連のオーストリアチームだが、今日のトップはダニエル・チョフェーニックで13位に留まった。マヌエル・フェットナーが18位、ヨナス・シュスターは20位だった。


ガイガーとヴェリンガーは苦難の時
今シーズンに入って7試合目の男子個人戦だったが、ドイツのカール・ガイガーアンドレス・ヴェリンガーは、未だに本領を発揮でないでいる。

カール・ガイガーは、予選のジャンプで113.5mと伸びず54位となり本戦に進めず、アンドレス・ヴェリンガーは幸運にも本戦には出られたものの1本目で47位となり、上位30名には遠く及ばず、2本目に進めなかった。

Domen Prevc

 


来週末(12月13・14日)にはクリンゲンタール大会(ドイツ)が開催され、男女ともに個人戦が2試合予定されている。

 


FIS スキージャンプW杯ヴィスワ男子第2戦:リザルト(2025年12月7日)

順位 ビブ 名前 飛距離 1 飛距離 2 合計
1. 68 Prevc, Domen 137.0 132.0 282.3
2. 67 小林陵侑 130.5 129.5 281.4
3. 65 Raimund, Philipp 131.5 129.0 276.8
4. 61 二階堂蓮 133.0 130.5 273.4
5. 52 Tomasiak, Kacper 129.5 125.0 270.3
6. 60 Zografski, Vladimir 129.5 130.0 268.7
7. 43 Zyla, Piotr 129.5 125.0 268.4
8. 69 Lanisek, Anze 123.5 125.0 265.9
8. 62 Hoffmann, Felix 128.5 126.0 265.9
10. 58 Foubert, Valentin 130.0 128.0 264.5
11. 55 中村直幹 124.0 123.5 262.4
12. 51 Paschke, Pius 123.0 127.0 259.2
13. 66 Tschofenig, Daniel 123.0 126.5 258.2
14. 4 Kot, Maciej 127.5 124.0 258.1
15. 47 Kytosaho, Niko 129.0 124.5 257.1
16. 39 Forfang, Johann Andre 126.0 128.5 255.4
17. 57 Lindvik, Marius 127.0 126.0 253.0
18. 59 Fettner, Manuel 129.5 121.5 250.8
19. 42 Granerud, Halvor Egner 126.5 121.5 249.6
20. 31 Schuster, Jonas 122.5 125.0 248.2
21. 63 Hoerl, Jan 127.5 123.5 248.0
22. 44 Colby, Jason 122.5 122.0 246.8
23. 36 佐藤幸椰 120.0 123.0 246.3
24. 53 Deschwanden, Gregor 122.5 123.5 245.6
25. 29 Wasek, Pawel 119.5 123.0 245.5
26. 45 Aalto, Antti 122.0 123.0 244.1
27. 50 Stoch, Kamil 120.5 120.5 243.1
28. 49 Aigro, Artti 120.5 121.0 241.2
29. 32 内藤智文 121.5 118.5 237.5
30. 23 Kalinichenko, Vitaliy 127.5 113.5 223.8
31. 56 Zajc, Timi 119.5   118.7
32. 64 Embacher, Stephan 123.5   118.5
33. 19 Hauswirth, Sandro 121.5   118.1
34. 25 Frantz, Tate 120.0   117.9
35. 37 Oestvold, Benjamin 121.0   117.2
36. 46 Ortner, Maximilian 120.5   116.3
37. 27 Mizernykh, Ilya 117.0   116.2
38. 18 Trunz, Felix 123.5   115.3
39. 17 Zniszczol, Aleksander 123.0   115.1
40. 6 Belshaw, Erik 122.5   114.9
41. 24 Koudelka, Roman 119.5   114.1
42. 26 Ammann, Simon 116.0   112.3
42. 22 Vassilyev, Danil 124.0   112.3
44. 12 Boyd-Clowes, Mackenzie 122.0   112.2
45. 30 Bickner, Kevin 115.0   110.3
46. 3 Joniak, Klemens 119.0   109.6
47. 48 Wellinger, Andreas 115.0   107.8
48. 35 Bresadola, Giovanni 115.0   107.5
49. 20 Bedir, Muhammed Ali 114.0   98.8
DSQ. 33 Insam, Alex     0.0

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

ギャラリー

Wisla Freitag Quali Männer
06.12.2025 06:05
Wisla Samstag Männer
07.12.2025 00:18

統計

最長不倒
137.0m
Prevc, Domen (SLO)
最短ジャンプ
113.5m
Kalinichenko, Vitaliy (UKR)
平均飛距離
123.1m
K点越えジャンプ
84.8%
ネーション数
18
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
5
Polen
Japan
Prevc, Domen
06.12.25
Wisla
Slowenien
06.12.25
Prevc, Domen (SLO) Wisla