01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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3月23日(土)にスキーフライング・ワールドカップ・プラニツァ大会(スロベニア)で団体戦が開催され、ダニエル・フーバーが傑出した強さでオーストリアチームを優勝に導いた。
1ラウンドしかできなかった今日の団体戦で、オーストリアチーム(ダニエル・チョフェーニック、ミヒャエル・ハイボック、シュテファン・クラフト、ダニエル・チョフェーニック)が勝利を祝った。
2位はスロベニアチーム(ロヴロ・コス、ドーメン・プレウツ、ティミ・ザイツ、ペーター・プレウツ)、3位はノルウェー(ロバート・ヨハンソン、ベンヤミン・オストヴォルト、マリウス・リンヴィク、ヨハン=アンドレ・フォアファング)だった。
日本チームは4位だった。
ヒルサイズ240mのプラニツァ・フライングヒルでは1回目が終わった後の休憩中に風が強くなり、審判団は2回目の開催を断念する決断を余儀なくされた。
2024年ワールドカップ(W杯)男子プラニツァ大会の2日目には、2万人を超える観客が集まった。
今日圧倒的な強さを見せたのはオーストリアのダニエル・フーバーだった。31歳のフーバーは、今日の最長不倒となった244mの飛翔を決めて、オーストリア・カルテットを勝利に導いた。
フーバーは、「今日もとても楽しかった。途中は敏感でいることがとても大事だけど、圧力を感じたら全力をかけて良い。そういう微調整が難しいけど、今のところ、それがとても上手くいっている」とORF(オーストリア国営放送)のインタビューで説明した。
22日(金)に開催されたプラニツァ個人第1戦では、優勝した開催国スロベニアのスーパースターペーター・プレウツに続く、2位入賞をフーバーは果たしていた。
トップ3カ国に続いて、日本チーム(小林潤志郎、葛西紀明、二階堂蓮、小林陵侑)が4位につけた。
ポーランドが5位、ドイツが6位、7位がアメリカ、8位はイタリアだった。
ドイツチームは、シーズン終幕を目前にして、少し力尽きた感がある。ヘッドコーチのシュテファン・ホルンガッハーが率いるドイツチームで今日一番良かった選手は、前日の個人戦同様ピウス・パシュケだった。
イタリアのジョヴァンニ・ブレサドラと、世界選手権2冠のティミ・ザイツ(スロベニア)が転倒し、会場は重いムードとなった。
ブレサドラは応急の診断によると膝に負傷したとのことで、ザイツは242.5mの大飛翔の後の転倒で表彰式には腕をアームリリングで吊って参加した。
24日(日)に行われる今季最後の試合には、二人とも参戦できない。
日曜の最終戦では、スキージャンプW杯総合優勝をすでに決めているシュテファン・クラフトとペーター・プレウツがスキーフライング・ワールドカップ総合優勝を巡って対決することになる。
クラフトは今のところプラニツァのフライングヒルに合わせ切れず苦戦しており、今日の団体戦ではオーストリアチーム4人のうち最短ジャンプだった。
それに対しペーター・プレウツは、スロベニア代表の4人のうち最高得点をマークしてチームに貢献した。
明日の最終戦を残すばかりの現時点で、スキーフライングW杯総合暫定首位のクラフトと、2位に続くプレウツとの差は34点となっている。
今シーズン最後の試合となる、プラニツァ個人第2戦は、24日(日)9:30(日本時間17:30)から開催される予定だ。
※注)基本的は表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。