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W杯ヴィケルスン予選でプレウツが1位、葛西も200mの飛翔で本戦へ

作成: 15.03.2024 19:35 / hn

スキーフライングワールドカップ・ヴィケルスン大会(ノルウェー)で3月15日(金)に予選が行われ、スロベニアのペーター・プレウツが1位になった。

プレウツは235.5mの飛翔で、優勝候補のシュテファン・クラフト(オーストリア)を2位に抑えた。3位はオーストリアのダニエル・フーバーだった。

小林陵侑は4位に続いた。

モンスターバッケンを舞台にするスキーフライング・ヴィケルスン大会の初日は、雨と霧に見舞われたものの素晴らしい開幕となった。

世界最大のフライングヒル(ヒルレコード:253.5m)では今日、風の状態も良く、上々の公式練習2ラウンドと、ハイレベルな予選が開催された。


そして最後にはペーター・プレウツが、5年以上ぶりの予選1位に輝いた。

プレウツは、「はっきりは分からないけど、僕が最後に予選1位になったのは多分5年以上前のことだと思う」と喜び、予選首位に贈られる5千スイスフラン(約84万円)の賞金を手にした。

シーズンファイナルとなる来週のプラニツァ大会(スロベニア)をもって引退することを決めている31歳のペーター・プレウツだが、引退を直前にして予選トップの快挙を祝った。


RAW AIRノルウェーツアー総合成績では、プレウツが今日の好成績で2つ順位を上げ、2位に浮上した。

 

RAW AIR総合 トップ5(ヴィケルスン予選後)

01位 S. クラフト 1566.8  0
02位 P. プレウツ 1518.0  2
03位 J. フォアファング 1504.5  0
04位 J. ホアル 1493.3  2
05位 M. ハイボック 1460.0  1
Peter Prevc

 

今日の予選で日本の小林陵侑は4位、同点で5位だったアレクサンダー・ツニショル(ポーランド)とヨハン=アンドレ・フォアファング、そして6位に入ったフィンランドのニコ・キュトサホも好成績を収めた。


ウクライナのイェウヘン・マルシアクは223mのジャンプで12位となり、ウクライナの新記録を立てた。
ドイツ勢の今日のトップは10位のアンドレアス・ヴェリンガーで、ピウス・パシュケが11位に続いた。


葛西紀明 200mの飛翔
51歳の葛西紀明は、200mのジャンプを飛んで本戦進出を決め、歴史に名を刻んだ。

葛西は土曜(3月16日)の試合で、ワールドカップポイント獲得を目指して闘うことになる。

 

男子ヴィケルスン第1戦は16日(土)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は-8時間です。

 

ギャラリー

Vikersund Friday
16.03.2024 01:02
Vikersund men competition 2
19.03.2024 00:29

統計

最長不倒
247.5m
Huber, Daniel (AUT)
最短ジャンプ
113.0m
Geiger, Karl (GER)
平均飛距離
205.7m
K点越えジャンプ
69.2%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
5
Österreich
Slowenien
Kraft, Stefan
13.03.24
Trondheim
Österreich
13.03.24
Kraft, Stefan (AUT) Trondheim