01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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3月3日(日)、ワールドカップ・ラハティ大会(フィンランド)の最終戦、男子個人第2戦が開催され、オーストリアのヤン・ホアルが優勝した。
難しい風が吹いて、何度も中断を余儀なくされた今日の試合でヤン・ホアルは、スロベニアのペーター・プレウツを2位に、ポーランドのアレクサンダー・ツニショルを3位に抑えて勝利を飾った。
ヒルサイズ130mのラハティ・ラージヒル戦の決勝で、今週末一番強かったヤン・ホアルが勝つべくして勝った。
ビショフスホーフェン出身のホアル(25歳)は、3月1日(金)に開催された個人第1戦で最長ジャンプを決めたが、惜しくも着地時に地面に触れてしまったために表彰台入りを逃していた。2日(土)の団体戦ではオーストリアチームの中で秀でたパフォーマンスを見せ、今日の個人戦で優勝を飾りラハティ大会を締めくくった。
ホアルにとっては2021年のヴィスワ戦、そして今季のインスブルック戦に続くW杯(ワールドカップ)通算3勝目となった。
試合後のインタビューにホアルは、「今日は難しい試合だった。風が強くて、何人かは風の餌食になっていた。ジャンプ自体がうまくいったのもあるけど、こういう日にはどうしても必要になる運が今日は僕の味方についてくれた。初日の金曜からどんどん良い流れに乗って向上していくことができた。そうなるとますます楽になっていくもの。良い自信つけた状態で、次のオスロへ向かうことができる。RAW AIRを今から本当に楽しみにしている」と、答えた。
スロベニアのペーター・プレウツは2位入賞を決め、ラハティで初の表彰台入りを果たした。
プレウツは、「ようやくここラハティで表彰台に上がることができた。僕は今までで多分24回ラハティのW杯に参戦したと思うけど、一度も表彰台入りできていなかった。これで僕にとって素晴らしい大会になった。選手としてここラハティにいられるのは、これが最後だからね」と、話した。ペーター・プレウツは今季終了をもって引退することを表明している。
アレクサンダー・ツニショルが3位になったことで、ポーランドはやっと今シーズン初の表彰台入りを遂げた。
30歳のアレクサンダー・ツニショルにとっては自己初の表彰台入りだった。今季のツニショルは何度も惜しいところで表彰台を逃していた。
ツニショルは、「僕が表彰台に上がるのがどんな日になるかさえ想像したことがなかった。ようやくこの日が来るまで、根気よく待っていた。ちょうど昨日ピオトル(ジワ)と、ラハティは僕らにとって幸運の地だから、僕の最初の表彰台がラハティだったら、と話していたところだった。そしてそれが叶った!」と、喜んだ。
今日の4位はノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファング、5位が小林陵侑、オーストリアのマヌエル・フェットナーが6位、7位にドイツのアンドレアス・ヴェリンガーが続いた。オーストリアのシュテファン・クラフトは8位、ドイツのピウス・パシュケが9位、そしてオーストリアのミヒャエル・ハイボックがトップテンを締めくくった。
アメリカの若手二人エリック・ベルショー(ロバート・ヨハンソンと同点で15位)とテイト・フランツ(ヴラディミール・ゾグラフスキと同点で18位)は、今回も好成績を収めた。
そして葛西紀明も当然のごとく素晴らしいかった。予選を通過した葛西は、ファイナルラウンドへの出場権も得て最終的に28位となった。W杯ポイント4点を獲得して、ベテラン葛西はRAW AIRノルウェーツアーとヴィケルスンのスキーフライング戦への出場が確実になった。本当にスゴイことだ。
今日、日本チームからは他に二階堂蓮が25位に入った。小林潤志郎は32位で惜しくも2本目に進めず、竹内択は49位に終わった。
W杯総合得点では、シュテファン・クラフトが合計1,578ポイントで引き続き首位、2位は小林陵侑(1,382ポイント)、3位はアンドレアス・ヴェリンガー(1,294ポイント)となっている。
W杯の試合は来週末のオスロ大会へと続くことになっており、3月9日(土)のオスロ戦をもってRAW AIRノルウェーツアーの開幕となる。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は-8時間です。