01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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国際スキー連盟(FIS)スキーフライングワールドカップ・オーバーストドルフ大会(ドイツ)で、2月24日(土)に個人戦が開催され、スロベニア勢が1位・2位を独占した。
フライングを得意とするティミ・ザイツが優勝し、同チームのペーター・プレウツが2位に並んだ。3位はオーストリアのシュテファン・クラフトだった。
ザイツにとっては、ヒルサイズ235mのオーバーストドルフ・フライングヒルで通算3度目の勝利となった。
ティミ・ザイツは今季初優勝、ワールドカップ(W杯)通算4勝となった。ザイツはこの4勝の全てをフライング戦で挙げており、そのうちの3勝をオーバーストドルフで飾った。もう1勝はプラニツァ(スロベニア)で遂げた。
勝利後のインタビューでザイツは、「今日は本当に嬉しい。フライング世界選手権では3位に終わって少しがっかりしていたところだった。もちろん銅メダルも好成績だけど…でも今日はとても良い仕事ができて、すごく満足している。このオーバーストドルフ・フライングヒルが大好き」と、喜びを伝えた。
今日一番驚きの活躍を見せたのはザイツのチームメイト、ペーター・プレウツだった。
プレウツは4週間後の今季終了をもって引退することを表明しているが、今日は圧巻のフライトショーを見せて、勝者ザイツに僅差まで迫った。ペーター・プレウツにとっては2022年のプラニツァ戦以来の表彰台入りとなった。
W杯総合首位のシュテファン・クラフト(オーストリア)は今日の3位入賞で、W杯総合ランキング2位・3位に迫る小林陵侑とアンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)との貴重な点差を稼いだ。
クラフトは、「とても満足している。昨日はスタートが難しかったし、この大会は最初から苦戦した。今日のスロベニア勢は本当にすごく強かった。もう少しでミッヒー(ハイボック)と一緒に表彰台に上がれそうだったのに、それが叶わず残念。上位の二人はとにかく強かったから仕方がない。もう一回スロベニア勢と素晴らしいフライト合戦ができるから、明日の試合がもう本当に楽しみ」と、話した。
クラフトのチームメイトで親友のミヒャエル・ハイボックは4位となり、惜しくも表彰台入りを逃した。
W杯総合成績ではクラフトが計1,446ポイントで引き続き首位、2位の小林陵侑(今日は7位)は1,217ポイント、アンドレアス・ヴェリンガー(今日6位)が1,142ポイントで3位に続いている。
ヴェリンガーは、「今日の結果に満足している。昨日より良くなっているし、特に2本目は力みが取れていて良かった。ものすごくうまいジャンパーが沢山いて、信じられないぐらいのレベルの高さ。この接戦の中ではちょっとでもミスをしてしまった時点で、上位に残るのは無理」と説明した。
優勝を有力視されていたドーメン・プレウツ(スロベニア、ペーター・プレウツの弟)とヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)は今日は5位と8位となった。
ポーランドチームのトップだったカミル・ストッフは12位だった。
ドイツのフィリップ・ライムンド(23歳)は14位となり納得の結果を収めた。アメリカのエリック・ベルショー(18位)とイタリアのアレックス・インサム(20位)も好調だった。
オーバーストドルフ大会の個人第2戦は、25日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。
スキーフライング戦は今大会の後にも、3週間後のヴィケルスン大会(ノルウェー)と、そのまた1週間後のプラニツァ(スロベニア)での今季最終大会でも開催されることになっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。