We use cookies to give you the best possible user experience and to integrate social media. プライバシーポリシー

オーバーストドルフ個人第1戦 スロベニア勢が1位・2位

作成: 24.02.2024 19:01 / hn

国際スキー連盟(FIS)スキーフライングワールドカップ・オーバーストドルフ大会(ドイツ)で、2月24日(土)に個人戦が開催され、スロベニア勢が1位・2位を独占した。
フライングを得意とするティミ・ザイツが優勝し、同チームのペーター・プレウツが2位に並んだ。3位はオーストリアのシュテファン・クラフトだった。
ザイツにとっては、ヒルサイズ235mのオーバーストドルフ・フライングヒルで通算3度目の勝利となった。

ティミ・ザイツは今季初優勝、ワールドカップ(W杯)通算4勝となった。ザイツはこの4勝の全てをフライング戦で挙げており、そのうちの3勝をオーバーストドルフで飾った。もう1勝はプラニツァ(スロベニア)で遂げた。

勝利後のインタビューでザイツは、「今日は本当に嬉しい。フライング世界選手権では3位に終わって少しがっかりしていたところだった。もちろん銅メダルも好成績だけど…でも今日はとても良い仕事ができて、すごく満足している。このオーバーストドルフ・フライングヒルが大好き」と、喜びを伝えた。

今日一番驚きの活躍を見せたのはザイツのチームメイト、ペーター・プレウツだった。

プレウツは4週間後の今季終了をもって引退することを表明しているが、今日は圧巻のフライトショーを見せて、勝者ザイツに僅差まで迫った。ペーター・プレウツにとっては2022年のプラニツァ戦以来の表彰台入りとなった。

 

W杯総合首位のシュテファン・クラフト(オーストリア)は今日の3位入賞で、W杯総合ランキング2位・3位に迫る小林陵侑アンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)との貴重な点差を稼いだ。


クラフトは、「とても満足している。昨日はスタートが難しかったし、この大会は最初から苦戦した。今日のスロベニア勢は本当にすごく強かった。もう少しでミッヒー(ハイボック)と一緒に表彰台に上がれそうだったのに、それが叶わず残念。上位の二人はとにかく強かったから仕方がない。もう一回スロベニア勢と素晴らしいフライト合戦ができるから、明日の試合がもう本当に楽しみ」と、話した。

クラフトのチームメイトで親友のミヒャエル・ハイボックは4位となり、惜しくも表彰台入りを逃した。

W杯総合成績ではクラフトが計1,446ポイントで引き続き首位、2位の小林陵侑(今日は7位)は1,217ポイント、アンドレアス・ヴェリンガー(今日6位)が1,142ポイントで3位に続いている。

Andreas Wellinger

 

ヴェリンガーは、「今日の結果に満足している。昨日より良くなっているし、特に2本目は力みが取れていて良かった。ものすごくうまいジャンパーが沢山いて、信じられないぐらいのレベルの高さ。この接戦の中ではちょっとでもミスをしてしまった時点で、上位に残るのは無理」と説明した。

優勝を有力視されていたドーメン・プレウツ(スロベニア、ペーター・プレウツの弟)とヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)は今日は5位と8位となった。

Peter Prevc

 

ポーランドチームのトップだったカミル・ストッフは12位だった。

ドイツのフィリップ・ライムンド(23歳)は14位となり納得の結果を収めた。アメリカのエリック・ベルショー(18位)とイタリアのアレックス・インサム(20位)も好調だった。

Stefan Kraft

 

全リザルト


オーバーストドルフ大会の個人第2戦は、25日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。


スキーフライング戦は今大会の後にも、3週間後のヴィケルスン大会(ノルウェー)と、そのまた1週間後のプラニツァ(スロベニア)での今季最終大会でも開催されることになっている。

Timi Zajc

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。

 

ギャラリー

統計

最長不倒
232.0m
Prevc, Peter (SLO)
最短ジャンプ
170.0m
Imhof, Remo (SUI)
平均飛距離
206.2m
K点越えジャンプ
75.0%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
6
Österreich
Zajc, Timi
02.04.23
Planica
Slowenien
23.02.24
Oberstdorf